【NPB】DeNA職員となった飯塚悟史さん 新潟の高校生、後輩プロ野球選手にエール送る

昨季限りで現役を引退したDeNA元投手で上越市出身の飯塚悟史さん(25歳・日本文理高)が13、14日の両日、NPB(日本野球機構)が主催したイベントの講師を務めるため新潟市のハードオフ・エコスタジアムを訪れた。飯塚さんは今年1月からDeNA野球振興部の職員として働き、各地で普及活動を行っている。引退した後に「たくさんの人たちから応援していただいたことを改めて実感した」とファンの応援の声に感謝の言葉を述べた飯塚さん。新潟県出身の後輩プロ野球選手たちが活躍していることに触れ、「上の舞台でプレーする選手が増えることで新潟の野球が活発になる」とエールを送った。

久しぶりに思い出の地であるハードオフ・エコスタジアムを訪れた飯塚悟史さん

Q球団職員となって初めての新潟でのお仕事でした。
飯塚さん(以下飯塚)「ずっと野球をやってきた中で、地元の新潟にこうやって野球を通した仕事で戻ってくることができたことはすごくうれしいことです。何より野球人口が減っていることが気になっています。その一方で、野球が小中学校の体育の授業で教えられていることはうれしいことで、これが起点になって野球人口を増やすきっかけになれば。その活動に関わることができるのはやりがいがあると思っています」

Q引退後、普段はどういうお仕事をしているのですか?
飯塚「ベイスターズの『野球振興部』という部署で働いていて、平日は神奈川県内のベイスターズのスクールのコーチとして子どもたちに教えています。チームに入っている子もいれば、チームに入っていなくて習い事として来ている子もいて、スクール生は幅広いのですが、一番は『楽しく』をモットーにやっています。まだまだ試行錯誤しながらですが、子どもは好きなので『かわいいな』と思いながら教えています。そのほかには慣れないパソコン業務も…(笑)。イベントの企画など、日々勉強しながらやっています」

Q改めて昨年限りで現役引退を決めた理由を教えてください。
飯塚「一番は(トライアウトの後)ある程度期限は決めていたので、自分を必要としてもらえるならばやりたいと思っていましたが、そういうお声掛けをいただけなかったので『区切りかな』と思いました。完全に『やりきった』という気持ちで引退できたかと言われれば、正直そうではなかったのですが、必要としてもらえる場所でやりたいという思いが叶わなかったのが決断の理由です。同時に、球団から子どもたちに関わる仕事の話をいただいたので、次は子どもたちに野球というスポーツの楽しさを教えて、夢を与えられる存在になれたらなと思いました」

14日は未就学児を対象とした野球体験イベントで子どもたちと触れ合った

Q引退発表から少し時間は経ちましたが、改めて新潟のファンの皆さんに伝えたいことは?
飯塚「とにかくたくさんの方から応援していただき、期待していただいていることはすごく感じていましたし、なんとかそれに応えたいという思いでやってきました。引退した今、改めて応援していただいた皆さんと距離が近くなって、いろいろと話す機会が増えた時に、自分の知らなかったパワーで応援してもらっていたことを改めて実感して、『こんなに応援してもらっていたんだ』とすごく感じました。もっと頑張れればとも思いましたし、逆に野球に携わる仕事をさせてもらっているので、いろんな形ではありますが、野球界にも地元にも貢献できたらいいなと思っています。今回、NPBのイベントを新潟でやるとなった時に、球団から『新潟だから頼むよ』と送り出され、うれしかったですし、地元っていいなと改めて感じました」

Q飯塚さんの志を継ぐ、楽しみな高校生や、後輩のプロ野球選手たちが頑張っています。彼らにエールの言葉があればお願いします。
飯塚「(照れながら)僕をリスペクトしてくれている選手もいると聞きましたが、僕よりももっともっと上を目指して頑張ってほしいですし、甲子園で新潟から全国制覇する高校が出てほしいと思います。今は新潟県出身のプロ野球選手たちがどんどん出ていますし、プロ野球に限らず、野球を続けて上の舞台でプレーする選手が増えることで新潟の野球が活発になるのかなと思いますので、たくさんの選手に上を目指して野球を続けてほしいと思っています」

(取材・撮影・文/岡田浩人)


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