【県野球界】富樫氏が新理事長に 新潟県野球協議会

新潟県野球協議会は14日、新潟市のホテルで理事会を開き、2021年度の役員人事を決定した。新潟県高野連の会長を務めた富樫信浩氏(60)が新理事長に就任する。富樫新理事長は取材に「野球界全体を考え、その発展のためにどうするか。少子化による(子どもの)野球離れなど課題はたくさんあるが、ひとつずつ応えたい」と決意を述べた。

新潟県野球協議会の新理事長に就任した富樫信浩氏(写真は去年4月) 続きを読む


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新潟野球ドットコム 岡田浩人


【早起き野球】50年選手を表彰 女性チームも参加 新潟市早起き野球大会が開幕

今年で50回目を迎えた「新潟市早起き野球大会」(主催:同大会実行委員会)が17日に開幕し、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで開会式がおこなわれた。今年は176チーム(約3500人)が参加。去年より9チーム少ないが、2位の熊本市(143チーム)を上回り日本一の規模を維持している。開会式では50年間連続で参加しているチームや選手が表彰された。また23年ぶりに女性だけで構成されたチームも参加している。

選手宣誓をおこなうPECKERSの尾関太一郎選手


176チームが参加 今年も日本一の規模を誇る大会となった

開会式には約360人が参加。大会名誉会長の篠田昭新潟市長が「50回目の大会で、今年は全て女性というチームにも参加をいただいた。この大会を新潟市のスポーツ文化を広げる大会にしていただきたい」と挨拶。選手宣誓でPECKERSの尾関太一郎選手が「50回の歴史を築いてきた先輩たちに負けないはつらつとしたプレーをおこないます」と誓った。

開会式では50回連続で出場している3人が始球式をおこなった

開会式では50回記念大会ということで50回連続で出場を続けている6つのチームと、3人の選手が表彰された。50回連続で出場しているのは久保田吉汎さん(濁川クラブ)、石井幸一さん(ウォッチーズ)、米山芳男さん(豆九クラブ)の3人で記念の始球式をおこなった。久保田吉汎さん(68)は「健康で続けることができたことが嬉しい。ずっと2位、3位が続いたが昨年の49回大会で優勝できたことが一番の思い出」と笑顔で語った。

女性だけで結成された「ヒロインズ」の選手たち

また今大会には女性だけで結成されたチーム「HEROINES(ヒロインズ)」が初参加する。女性だけの単独チームの参加は23年ぶり。3月に結成され、公募でメンバーを募集したところ19歳から50代まで幅広く、野球好きの女性が集まった。女性だけのチームは壮年の部への参加となり、29日に初戦がおこなわれる予定。

大会は信濃川、日本海の各グループの1~3部と、壮年の部1、2部にわかれて、新潟市内の各会場で7月26日までおこなわれる。

※HEROINESについては大会実行員会が「女性単独チームの出場は初」と発表していましたが、その後の実行委員会の調査で第15回、第25~27回に女性チームが出場していたことがわかりましたので一部記事を訂正いたしました。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


元阪神投手の横山龍之介さんが結婚

日本文理高校出身の元阪神タイガースの投手で、現在は胎内市役所生涯学習課職員の横山龍之介さん(26・新潟市秋葉区出身)が25日、新潟市内で挙式・結婚した。お相手は胎内市の歯科助手・水澤知絵さん。5月5日に入籍を済ませていて、25日は新潟市内の結婚式場で日本文理の大井道夫監督や高校時代のチームメイト、現在所属する胎内市役所野球部の同僚などが出席し、結婚式がおこなわれた。


新郎の横山龍之介さんと新婦の知絵さん

2人のなれそめは横山さんが阪神タイガースを退団・現役を引退し、胎内市役所の臨時職員として働き始めた昨春にさかのぼる。市役所野球部に入部することになった横山さんの歓迎会が催され、先輩投手の奥さんの双子の妹である知絵さんがその場に居合わせたことがきっかけ。野球の知識がなかった知絵さんは横山さんが元プロ野球選手とは知らなかったという。何度か会ううちに知絵さんは横山さんの誠実な人柄に魅かれたという。新潟市秋葉区出身の横山さんは知絵さんに初めて住む胎内市を案内されるうちに明るい人柄に魅かれ、交際がスタートしたという。
公式戦で登板する横山さん(ことし5月)

プロ野球選手を引退後、胎内市役所の野球部に所属する横山さんは今季から公式戦での登板が解禁となり、大会にも出場している。「軟式ボールにはまだ慣れない」と言うが、プロの世界で磨いた投球術を披露している。姉さん女房の知絵さんは精神的な面でも横山さんを支えている。2人は「明るい家庭を築きたい」と笑顔で話していた。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【還暦野球】4日開幕の還暦野球全国大会 新潟から2チームが参加

第30回全日本還暦軟式野球選手権大会が4日から兵庫県姫路市で開幕する。新潟県内からは新潟ライオンズと新潟エージレス野球クラブの2チームが参加。ことし末までに60歳となる選手で構成された全国64チームが日本一の座をかけて争う。


2年ぶり3度目の出場となる新潟ライオンズの選手たち

新潟県チャンピオンの新潟ライオンズは結成6年目の“若い”チームだが、全日本大会出場は3度目(2年ぶり)を数える。36人の部員の平均年齢は66.6歳。普段は新潟市を中心に練習をおこなっている。監督は元西鉄ライオンズ、広島カープで投手として活躍した三輪悟氏(69)で「投打のバランスがとれたチーム」と自チームを評する。「若い時に走るなどの基礎練習を積み重ねてきたことが大事。甲子園球児はいないが、こうやって年齢を重ねても野球をできるのは幸せなこと」と話す。初出場では1回戦を突破、2度目の出場では2回戦を突破した。小舟戸勝幸主将(69)は「全国優勝して三輪監督を胴上げするのが目標」と意気込む。

還暦野球のルールでは塁間は約2メートル短い25メートルで、投手板から本塁までも2メートル短い16.3メートル。ボールは中学生と同じB号を使用する。

3日には開会式がおこなわれた。4日は1回戦がおこなわれる。新潟ライオンズは群馬・高崎高陽クラブと、新潟エージレス野球クラブは東京・杉並スーパーシニアと対戦する。

(取材・撮影・文/岡田浩人)