【中学硬式】新潟西シニアがベスト16進出 シニア全国選抜大会

中学硬式の日本リトルシニア全国選抜野球大会の2回戦が27日、大阪府でおこなわれ、新潟西シニア(信越連盟)が函館港西シニア(北海道連盟)を6対3でくだし、ベスト16進出を決めた。新潟西シニアは28日に3回戦で荒川シニア(関東連盟)と対戦する。

◎2回戦の結果◎
新潟西 120 020 1=6
函館港 201 000 0=3

 ベスト16進出を決めた新潟西シニア

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【ルートインBCL】新潟がオープン戦初敗北 富山に敗れる

ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは27日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで富山GRNサンダーバーズとオープン戦をおこない、1対3で敗れた。新潟はオープン戦初敗北で2勝1敗1分。次戦は3月30日(月)13時からハードオフ・エコスタジアムで群馬ダイヤモンドペガサスと対戦する。

9回裏、新潟の3番・纐纈(こうけつ)隼基選手 4回には右中間に三塁打を放った

◎オープン戦の結果◎
富山 110 100 000 =3
新潟 000 000 010 =1
(バッテリー)
富山:元気、板谷、藪上-佐伯、橋本
新潟:渡辺(貴)、間曽、チェンバー-沢田
(本塁打)
富山:柿本(2回・ソロ)


新潟・チェンバー投手 4回を投げ被安打1、無失点の好投


試合終了後、観客と記念写真を撮る赤堀元之監督

◆新潟・赤堀元之監督の話◆
「投手の先頭の四球は失点の確率が高くなるので気をつけようと言った。間曽はまだまだ6分くらい。チェンバーはしっかりと投げることができている。(左手首を故障した桑田は)大丈夫と言っていたが週明けのオープン戦に備えて無理をさせなかった。先発の渡辺(貴)はまだ投球が安定せず、変化球も外れる球があるので修正していかなければ。(攻撃は)0点に終わらず、8回に2死から野呂が四球で出て、稲葉のランエンドヒットの適時打で1点取れたのはよかった。攻撃はバントで1死与えるよりも、打って走者を進めたいという考えがある。バントをしないということではないが。(母校の静岡高校がセンバツベスト8進出で)50年ぶりでしょ?よかったです。(笑顔で)楽しみにしています」

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【ルートインBCL】新潟が富山と引き分け オープン戦

ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは26日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで富山GRNサンダーバーズとオープン戦をおこない、2対2で引き分けた。新潟のオープン戦成績は2勝1分。新潟の次のオープン戦は27日(金)13時からハードオフ・エコスタジアムで富山と対戦する。

先発した新潟の田村勇磨投手(日本文理高出身) 5回無失点の投球

◎オープン戦の結果
富山 000 000 020 =2
新潟 000 010 010 =2
(バッテリー)
富山:秦、佐藤、板谷、小柳、竹林-佐伯、橋爪
新潟:田村、前川、山口、高井、雨宮-仲村、沢田


6回表に登板した新人の前川哲投手(新潟産大附高出身) 最速142キロを計測

◎戦評◎
新潟は5回、投手ゴロ悪送球の間に1点を入れ先制した。
8回表、新潟はこの回から登板した新人の高井が走者2人を置いて、富山の岡野に右越えの2点適時三塁打を打たれ逆転を許した。
新潟は8回裏、走者を置いて遊ゴロ失策で同点に追い付いた。

◇新潟・赤堀元之監督の話◇
「投手はみんなよかった。田村の予定は4回までだったが球数が少ないので5回も投げてもらった。思ったよりはスピード感があった。変化球がまだ緩い感じだがしっかり腕が振れるよう修正できればもっとよくなると思う。(初登板の)前川も高井もしっかり置きにいかず腕を振って投げていたのでよかった。しっかり放れたのがよかったし、いいボールもあった。これからもっと投げていけば球速も出ると思う。打線はきょうはつながりが悪かったが、スイングはしっかりしてくれている。後は変化球の対応をしっかりしてくれれば。(ケガ人は)桑田は群馬のオープン戦で痛めた左手首が試合中に傷んだ。あすは様子を見てになる」

◇5回を投げ無失点だった新潟・田村勇磨投手の話◇
「直球がよかった。相手は去年のチェンジアップが意識があったと思う。直球でもカウントが稼げてよかった。ボールが高かった。課題は監督にも指摘されたスライダーの腕の振り。自分では意識していたが、もっと腕を振っていきたい。(開幕へ向けて)体のキレを出していきたい。昨年はよかったのでそれに恥じない成績を残したい。1、2年目の経験をいかして3年目に全てを出し切りたい」

◇初登板の新潟・前川哲投手の話◇
「マウンドに立ったら緊張した。(142キロが出たが)最初の打者としてはよかった。四球だったのでもう少しワインドアップで投げたかった。きょうは高校時代には投げていなかったツーシームを試した。130キロ台のボールはツーシーム。きょうはいいコースに投げることができ、芯を外して遊ゴロを2つ打たせてとることができた。セットポジションからでも球速が落ちないようにしたい。中継ぎでの積み重ねが監督の目に留まって先発へ、という感じになるよう、シーズン中の先発入りを目指して頑張りたい」

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【中学硬式】新発田シニア 前年優勝の武蔵府中に惜敗 シニア全国選抜大会

中学硬式の日本リトルシニア全国選抜野球大会の1回戦が26日、大阪府でおこなわれ、新発田シニア(信越連盟)が前年優勝の武蔵府中シニア(関東連盟)と対戦し、10対14で惜敗した。新発田は初回2死から失策で失点すると、2回までに7点をリードされる苦しい展開だったが、3回に5点、4回に5点を返し同点とした。しかし終盤も守備のミスがあり、突き放された。

◎26日の1回戦の結果◎
新発田 005 500 =10
武府中 433 13× =14 (※6回終了、時間切れ)

27日は2回戦で新潟西シニアが函館港西シニア(北海道連盟)と対戦する。

(取材・文/岡田浩人)


【ルートインBCL】新潟で今季初オープン戦 新潟が福島に快勝

ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは25日、今季初の地元でのオープン戦を新潟市・ハードオフ・エコスタジアムでおこない、8対0で福島ホープスに勝利した。新潟は4番・平野の3点本塁打で先制し、その後追加点を重ねた。投げては4投手が福島打線を無安打無得点に抑えた。新潟は23日の群馬戦(17対10)に続きオープン戦2連勝。新潟の次のオープン戦は26日(木)13時からハードオフ・エコスタジアムで富山GRNサンダーバーズと対戦する。

4回裏、新潟の4番・平野進也が先制の3点本塁打を放つ

◎オープン戦◎
福島 000 000 000 =0
新潟 000 332 000 =8 (※特別ルールで9回裏を実施)
(バッテリー)
福島:隆史、相澤、トーマス、大井-志衣磨、平泉、笹平
新潟:渡辺(雄)、中西、渡辺(貴)、塚田-平野、沢田
(本塁打)
新潟:平野(4回・3点)

◎戦評◎
新潟が地元での今季初のオープン戦で、開幕戦の相手・福島に大勝した。
新潟は4回、ヒットで出た走者2人を置いて4番・平野が左中間に3点本塁打を放ち先制。5回には2番・野呂、3番・桑田の連続適時打、4番・平野の野手選択で3点を追加した。6回には4番・平野の2点適時打で2点を入れ、ダメを押した。

新潟の投手陣は先発の2年目左腕・渡辺雄(中越高-青山学院大出)が4回を無安打無失点。その後、新人の中西、渡辺貴、新人の塚田と4人の投手リレーで福島打線を無安打無得点に抑えた。

新潟の赤堀元之監督(右)


福島の岩村明憲選手兼任監督(中央)

◇新潟・赤堀元之監督の話◇
「集中して点を取れたのはよかった。足も絡めたし、本塁打も出た。いい形で点が取れた。投手陣も渡辺(雄)はしっかり投げられている。真っ直ぐも変化球も制球がよかった。ただ、まだこれからでもっとよくなるはず。中西も力むと抜けるボールあったが、いい形で投げられているので修正してほしい。渡辺(貴)はまだまだ本来の投球ではない。塚田ももっと球速が出るはず。次の登板まで課題として取り組んでほしい。(福島は開幕戦の相手だが)しっかり抑えられたのはよかった。しかし向こうもしっかり対策してくるはずで、きょうの試合結果でどうこうと意識することはない」


5回裏、新潟・桑田真樹選手が適時打を放ち追加点 桑田選手は3安打

◇3安打の桑田真樹選手の話◇
「詰まった打球が多かったのでもっとしっかり打ちたい。(初安打は)インコースを詰まりながらで中前だったが、ゴロで三遊間か一二塁間だったらベストだった。2安打目(5回裏の左前適時打)は狙い通りで、外の高めにバットを合わせることができた。(結果が出たが)始まったばかりなので、また明日も打てるように頑張りたい」


先発した新潟・渡辺雄大投手 4回を投げ無安打・無失点の投球

◇先発した渡辺雄大投手の話◇
「寒かったので球速より制球、変化球とのコンビネーションを意識した。そういう面ではよかった。(収穫は)右打者にも内角のスライダーが決まっていたので、相手のタイミングをずらすことができた。(先発)上にアピールする意味でも経験を積む意味でも先発をやりたいと思っているので、残りのオープン戦でも監督にアピールしたい」


2番手で登板し2回を投げ無安打・無失点の中西啓太投手(帝塚山大出身)

◇2番手で登板した中西啓太投手の話◇
「キャンプ中のシート打撃があまりよくなかったので、この場でしっかり自分の投球をアピールしようと思っていた。持ち味の制球をしっかりしようというテーマで投げた。(自己採点は)50点。制球にばらつきがあったり、抜ける球も目立ったので、シーズン入るまでに修正したい。(先発した)雄大さんがいい投球をしたので、しっかり抑えたかった。(整備が入る5回終了を挟んだが)そこが自分の課題だったので、きょうはよかった。(139キロが出たが)NPBに行くためにはこの時期にこの球速が出たのはいい目安だが、そこばかり目指すと自分のスタイルが崩れてしまう。いろんな人たちの助言を採り入れて成長できれば」


3番手で登板し1回を無安打・1四球・無失点だった渡辺貴洋投手

◇3番手で登板した渡辺貴洋投手の話◇
「キャンプで課題を持ってやってきたが、100%できているわけではないが、悪いなりに打たせてとることができたのは収穫。(四球後の併殺は)低めで狙い通り。(制球がばらついたが)リリースポイントについて監督と話しをしていて、これから克服できるように練習していきたい。前の2人がいい投球をしたので緊張した。0で抑えたいと思った。どんな使われ方でも自分のパフォーマンスができる準備をしっかりしたい。(今季から投手と野手の二刀流挑戦で)あしたは野手で出られるよう頑張ります」


8、9回を無安打・無失点投球の塚田晃平投手(元広島育成) 両親は糸魚川市出身

◇4番手で試合を締めた塚田晃平投手の話◇
「自己採点は1つ1つのボールはまだ50~60点。相手が打ち損じていたので抑えられたが、制球しきれない部分があった。チームの流れを乗せるためにもノーノーでいきたいと思った。(両親の地元である新潟での初登板で)まだオープン戦だが、これから新潟の野球界に貢献できれば。頑張っていきたい」

(取材・撮影・文/岡田浩人)