【BCL】新潟が信濃にサヨナラ勝ち 次戦にもマジック点灯

BCリーグの新潟アルビレックスBCは18日、三條機械スタジアムで信濃グランセローズと対戦し、2-1で9回サヨナラ勝ちした。これで上信越地区首位・新潟と2位・信濃とのゲーム差は4.5となり、次戦21日にも新潟に後期優勝マジックが点灯する。

<試合結果>
信濃 010 000 000  1
新潟 100 000 001× 2

新潟は1回、デニングの右線適時二塁打で1点を先制。2回に同点に追い付かれたものの、その後は新潟の先発寺田が要所を締めた。


9回119球を投げ1失点で完投、13勝目を挙げた寺田哲也投手

1-1の同点で迎えた9回裏、新潟は先頭の平野が左前安打で出塁。犠打と死球で1死1、2塁のチャンスに、選手兼任コーチで8番の青木が中越えサヨナラ適時打を放った。




9回裏、1死1、2塁から中越えサヨナラ適時打を放った青木智史選手兼任コーチ

新潟はこれで後期成績が16勝3敗1分となり、2位信濃とのゲーム差は4.5に広がった。新潟は次戦21日18:00から新潟市西区のみどりと森の運動公園で信濃と対戦、新潟が勝つか引き分けるかで後期優勝マジックが点灯する。

<ギャオス内藤監督、青木智史兼任コーチ、寺田哲也投手のインタビュー動画>

(取材・撮影・文/岡田浩人)

 


【BCL】新潟が日ハム2軍に勝利 斎藤佑樹をKO

新潟アルビレックスBCは14日、千葉県鎌ケ谷市で北海道日本ハム(ファーム)と交流戦をおこない、8-7で勝利した。

新潟は初回、日ハム先発の斎藤佑樹の立ち上がりをとらえ、4連打を含む5安打で3得点。5回にも4本の安打と相手のエラー、暴投で4点を追加し、斎藤佑をKOした。8回には押し出しで1点を追加した。

新潟の先発は寺田で2回を投げ無失点。左腕・佐藤が3回を無失点で抑えた。4回から登板した阿部(中越高出身)が5回に3失点、間曽が6回に1失点と追い上げられた。4点リードで迎えた最終回は、田村(日本文理高出身)が日ハム石川に3点本塁打を浴びて1点差に詰め寄られたが、最後は左腕・山口が満塁のピンチを切り抜け、逃げ切った。

(文/岡田浩人)


【女子野球】女の子同士で対決・・・BBガールズ交流戦

女子野球の普及活動を進めているBBガールズ普及委員会(頓所理加代表)は11日、新潟市中央区で女子児童だけによる交流戦「フレンドシップマッチ」を開催した。ことしで6回目となる。新潟県内から47人、東京都内から1人の計48人が参加した。

普段は学童野球チームなどに所属し、男子と一緒に野球をしている女子がほとんど。4チームに分かれて、チーム練習をした後、トーナメント戦で試合を楽しんだ。

普段は男子に混じっていて、守備や打席に立つといった試合経験が少ないため、最初はなかなか思うようにプレーできない選手もいたが、試合に慣れてくると徐々に大きな声が出てきた。1つ1つのアウトを取ったり、得点を取ったりして、喜び合う姿が見られた。

今夏の高校野球・新潟大会の開会式で、入場行進の先導役を務めた巻総合高校3年の松本里緒さんが初めて監督役として参加。「チーム全員で友達になって帰ろう、と言いました。監督に何でも言えるようコミュニケーションを大事にしました。自分が小学生の時はこういう機会がなかったので、今の女の子は恵まれていると思います。ぜひ野球を続けてほしい」と女子野球の“先輩”としてエールを送った。

巻総合3年・松本里緒さん(右から3人目)が“監督”として参加

トーナメント戦では「スイートデビルズ」が優勝。ピッチャーを務めた三条市立一ノ木戸小学校6年・関桃子さん(11)がMVPに輝いた。普段はセカンドを守ることが多いという関さんは「いいところにボールが行きました。打たせて取ることが自分の持ち味。MVPはびっくりしたけど、自信になりました。女の子だけで野球ができて楽しかったです。中学に行っても野球を続けたいと思います」と嬉しそうに話した。

MVPに輝いた関桃子さんの投球フォーム

MVPの表彰を受ける関桃子さん

BBガールズ普及委員会の頓所理加代表は「6年間続けてきて女子野球のすそ野が拡大できていると感じます。特に昔に比べると試合中に女の子たちの声がよく出ていて、各チームで指導されていると思います」と普及活動に一定の手応えを感じていた。ことし秋も関東で開催される「IBA学童女子選抜大会」に出場予定で、同委員会では新潟代表の選考会を9月22日に新潟市で実施する予定で参加者を募っている。

楽しい1日を過ごした女子野球選手たち

(取材・撮影・文/岡田浩人)

 


【高校野球】日本文理 大阪桐蔭に敗れ初戦突破ならず

第95回全国高校野球選手権大会が8日、阪神甲子園球場で開幕。新潟代表の日本文理は初日の第2試合で、大阪代表の大阪桐蔭と対戦し、2-10で敗れ、初戦突破はならなかった。

<1回戦>
日本文理010000001 2
大阪桐蔭23013100× 10

文)大谷内⑩→菅野⑰→小太刀⑪→飯塚①
桐)葛川①→高西⑪

本塁打(桐)森友2、近田 (文)渡辺大

◆日本文理・大井道夫監督の話◆
「想像していたより大阪桐蔭のバッティングが良く、2回までにつかまってしまった。先発の大谷内は調子を上げてきていたので、5回まで3失点くらいで抑えてくれればと思ったが・・・。(2本塁打を打たれた森友哉選手には)どんどん勝負しろと言ったが、少し余計な点を与えてしまった。こちらも良い当たりがあったが正面を突いてしまった。ただ最後まで諦めず、9回に何とか塁に出ようという意識が選手たちに見えた。3年生にはよく頑張ったと言いたい」

◆日本文理・太田成己主将の話◆
「(涙で目を真っ赤にしながら)チャンスが続かなかった。いい当たりもあったが正面をついて、攻撃が仕切り直しが続いてしまった。(最終回に得点し)チームの良さである粘り強さは発揮できたと思う。(試合終了をネクストバッターズサークルで迎え)自分に回って来てほしかった。最終回はみんながいい雰囲気で、打てる気しかしなかった」

◆先発した日本文理・大谷内睦規投手の話◆
「先発は昨日の練習前に言い渡された。調子も悪くなく、気持ちで負けないよう投げたが、気持ちだけでは抑えられなかったのも事実。(大阪桐蔭は)ちょっとでも甘いと見逃さず打ってきた。インコースを突いたがカットされてしまった。3年生がチームを引っ張るということは貫けた。1、2年生は力があるので、また甲子園に帰ってきてほしい」

◆日本文理・飯塚悟史投手の話◆
「(点差が開いた中での登板だったが)これ以上取られたら突き放されるという中だったので1点もやるつもりはなかった。落ち着いて投げることはできた。試合で負けて悔しいが、2年生でこういう舞台で投げることができ、自分の力になると思う。3年生の力で甲子園といういい舞台を経験させてもらったので、来年また戻ってきて成長した姿を見せたい」

◆先発オーダー◆

<先攻・日本文理>
1竹石 稜⑦ 中
2渡辺龍平⑮ 左
3飯塚悟史① 一
4小黒一輝⑨ 右
5渡辺大雅④ 二
6白石貴誉⑥ 遊
7池田貴将⑤ 三
8鎌倉 航② 捕
9大谷内睦規⑩ 投
(控)
太田成己③ 星兼太⑧ 小太刀緒飛⑪ 横山将太⑫ 小林将也⑬
黒臺騎士⑭ 岩野佑貴⑯ 菅野孝涼⑰ 羽倉康次⑱

<後攻・大阪桐蔭>
1峯本 匠④ 左
2高木俊希⑧ 中
3森 友哉② 捕
4近田拓矢③ 一
5笠松悠哉⑤ 三
6香月一也⑭ 二
7福森大翔⑦ 右
8水谷友生也⑥ 遊
9葛川知哉① 投
(控)
田村斗紀⑨ 網本光佑⑩ 高西涼太⑪ 久米健夫⑫ 辻田大樹⑬
森晋之介⑮ 福島孝輔⑯ 福田光輝⑰ 横井佑子弥⑱

 


【中学軟式】北信越大会 県勢2校敗れ全国大会出場ならず

北信越中学総体の軟式野球大会が6日、石川県でおこなわれ、新潟代表の吉田中学校と五泉中学校が出場した。新潟1位の吉田中学校は初戦となる2回戦で福井1位の開成中学校と対戦し、0-1で敗れた。新潟2位の五泉中学校は1回戦で富山2位の上滝中学校を特別延長10回に3-2でサヨナラ勝ちしたが、2回戦で石川1位の鶴来中学校に0-1で敗れた。新潟県勢2校は初日で敗れ、2年ぶりとなる県勢の全国大会出場はならなかった。

<北信越大会の結果>
1回戦
五泉中3-2上滝中(特別延長10回サヨナラ)
2回戦
吉田中0-1開成中
五泉中0-1鶴来中

(文/岡田浩人)