【NPB】広島・今井啓介投手が実戦復帰 紅白戦に登板

3月に右手薬指を骨折した広島・今井啓介投手(中越高出身)が20日、紅白戦に登板した。2月におこなわれたWBC日本代表を相手にした壮行試合以来の実戦登板で、2回を投げ、被安打5、2失点という内容だった。今井投手は実戦復帰に安どした様子ながらも「変化球がまだコントロールできていない。制球がまだまだです」と課題をあげた。

広島は去年の新人王・野村祐輔投手が不調から二軍落ちし、前田健太投手が20日の巨人戦前に右腕の張りを訴えてリタイアするなど、投手陣が苦しい状況。今井投手は「早く一軍に上がってチームのために投げたいです」と意気込んだ。今後もファームでの実戦登板で調整する予定。

(取材・文/岡田浩人)


【BCL】新潟が逆転で信濃に連勝 乱打戦制す

BCリーグの新潟アルビレックスBCは20日、長野県上田市で信濃グランセローズと対戦し、12-9で逆転勝ち。信濃相手に連勝し、上信越地区の首位を守った。

試合は新潟の先発・寺田が2回裏に本塁打などで2失点、3回にも2失点しこの回途中で降板した。4点を追う新潟打線は5回表、福岡のタイムリー2ベースなどヒット6本を集め、打者11人の猛攻で6点を奪い逆転。しかし5回裏に寺田に代わってマウンドに上がった佐々木と猪俣(北越高出身)が信濃打線につかまり5失点し逆転された。

しかし新潟は8回表に福岡、荒井のタイムリー2ベースで4点を入れ逆転。9回にも2点を加えた新潟が乱打戦を制した。勝利投手は6回から2イニングを投げ無失点だった新人左腕の山口(前ロッテ)で初勝利。セーブは羽豆。

これで新潟の前期成績は3勝1敗で上信越地区首位。新潟の次戦は21日13:00から長岡市悠久山球場で福井と対戦する。

(文/岡田浩人)


【女子野球】開志学園女子野球部が初の練習試合

県内初の女子硬式野球部としてことし春活動をスタートさせた開志学園女子硬式野球部が20日、初の練習試合をおこなった。対戦相手は中学生の硬式野球チーム・新潟江南シニアで女子がピッチャーを務めた以外は全員男子選手のチームだった。

20130420開志練習試合①
20130420開志練習試合②
20130420開志練習試合③

開志学園の選手は、中学時代に男子と同じチームでプレーしていた選手がほとんどで、実戦経験が乏しいため、守備で基本的なミスが目立った。開志学園は最終回に1点を返したものの1-15で敗れた。若泉瀬菜選手は「みんな初めての試合で嬉しかったが、緊張やプレッシャーがあった。エラーした時の気持ちの面でまだ甘いところがあった」と反省した。
20130420開志練習試合④
試合後、反省点を述べ合う選手たち

冨岡雄太監督は「エラーしたり打てないことは仕方ないが、勝ちたいという気持ちだけは持って欲しい。1球に対する集中ができていなかった。試合をやらないとわからないこともある」と初めての実戦を振り返った。開志学園は21日も練習試合をおこなうほか、大型連休中には宮城県と山梨県へ遠征をおこなう予定。

(文/岡田浩人)