【NPB】今季の新潟県内での試合は1軍1試合、ファーム2試合

NPB日本野球機構は29日、ウェスタンリーグ公式戦の日程を発表した。7月26、27日に三条パール金属スタジアム(現・三條機械スタジアム)で阪神-中日の2連戦がおこなわれる。これで2014年シーズンに新潟県内でおこなわれるNPB公式戦は、1軍が8月5日にハードオフ・エコスタジアムでセリーグのDeNA-巨人戦、ファームが7月26、27日にウェスタン阪神-中日戦がおこなわれる。

(文/岡田浩人)


【NPB】楽天新入団発表会 相沢晋投手「目標は一軍定着」

楽天は9日、仙台市のホテルで「新入団選手発表会」を開いた。ドラフト8巡目指名で入団した巻高校出身の相沢晋投手(日本製紙石巻)は「右打者の内角へ投げ込むシュートを見てもらいたい」と持ち味をPR。背番号は62に決まった。会見後の取材では「目標は一軍定着」と意欲を語った。

真新しい楽天のユニフォームに袖を通した相沢晋投手 背番号は62に決まった

入団会見には星野仙一監督のほか、ドラフト1位の松井裕樹投手(桐光学園)など新人9選手が出席した。星野監督は新人選手について「楽天は特に投手にはチャンスがある。チームを背負って羽ばたいてくれるのでは」と期待を寄せた。

仙台市内のホテルでおこなわれた新入団選手発表会

代表による質問では、プロになった気持ち、目標とする選手、見てもらいたい自分の持ち味の3問が聞かれた。相沢投手は「わくわくが大きな希望に変わりました。(石巻からの指名選手なので)地元を盛り上げていきたい。目標は美馬(学)投手。体は小さいが全身を使って投げ込みたい。持ち味は右打者の内角へのシュート。中田翔選手(日本ハム)やイ・デホ選手の内角にどんどん投げ込んでいきたい」と落ち着いた口調で決意を話した。

落ち着いた表情で質問に答える相沢晋投手

発表会後の取材で相沢投手は62番に決まった背番号について「目標にしている美馬さん(背番号31)のちょうど倍。自分はまだ半人前なので美馬さんに追い付けるよう頑張りたい」と話し、同学年の広島・今井啓介投手と同じ数字であることを聞かれると「決まった時に今井投手と同じだと思いました。2人で新潟の野球を盛り上げていけたら」と笑顔を見せた。

ユニフォーム姿での写真撮影 後列左端が相沢晋投手
両親と父親の茂さん、母親の鈴江さんと記念撮影

相沢投手の担当スカウトの上岡良一スカウトは「リーダーシップが素晴らしく人間的な魅力、投手としての投球技術を高く評価しました。一軍でどんどん登板して投げて欲しい」と期待を込めた。

相沢投手は1年目の目標として「開幕一軍は当たり前と思っている。一軍に定着して自分の投球スタイルをどんどんアピールしていけたら」と意欲をみせ、1月の新人合同自主トレ、2月のキャンプでのアピールを誓った。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【NPB】加藤健、今井啓介の2選手とOBが少年野球教室

新潟県出身のNPBプロ野球選手の巨人・加藤健選手(31歳・新発田農高出身)、広島・今井啓介投手(26歳・中越高出身)の2人と、OBである本間忠さん(36歳・元ヤクルト)と横山龍之介さん(25歳・元阪神)による小学生野球教室「ベースボールクリニック2013」(主催・新潟野球ドットコム)が8日、新潟市中央区のハードオフ・エコスタジアムでおこなわれた。県内13チームの小学生約250人がプロの指導を受けた。

左から加藤健選手、今井啓介投手、本間忠さん、横山龍之介さんの講師4人

新潟県出身のプロ野球選手が球団の枠を超えて野球教室をおこなうのは去年に続き2度目。12月の新潟では珍しい晴天が広がったため、主に屋外グラウンドでおこなわれた。投手組と野手組に分かれて、投手は今井投手と横山さんが指導、野手は加藤選手と本間さんが指導をおこなった。およそ1時間半の教室ではキャッチボールの後、野手組はティー打撃、投手組は捕手を相手に投球をおこない、加藤選手や今井投手が子どもたちに声をかけるなどしてフォームの指導をおこなった。

巨人・加藤健選手がバッティングの実演をすると子どもたちから歓声が上がった

広島・今井啓介投手は1人1人に声をかけながら投球指導した

元阪神・横山龍之介さんも身振りを交えて指導した

加藤選手は「新潟の子どもたちの役に立てればと思っていたのでこういう機会は嬉しい」と話し、今井投手は「こういう野球教室から高校野球、甲子園、そしてプロに入る子どもが出てくれば最高です」と感想を話した。

昨年限りで現役を引退し現在は胎内市役所の臨時職員を務めている横山さんは「これくらいの規模でやる地元での野球教室は初めて。プロで教わった質の高い練習方法などを伝えていけたら」と今後も地元での野球指導に意欲を見せた。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【NPB】巨人・高橋洸選手 来季は育成契約に

読売巨人軍は4日、高橋洸選手(日本文理高出身)を自由契約にすると発表した。来季は育成選手契約となる。

高橋選手は日本文理高出身で、2009年夏の甲子園では1年生ながら控え投手としてベンチ入りし新潟県勢初の準優勝。3年時の2011年には春夏連続で甲子園に出場し、夏は4番打者として活躍。その年の秋のドラフト会議で巨人が5位指名し入団。2年目の今季はイースタン戦で経験を積み、9月27日のロッテ戦では延長10回裏にサヨナラヒットを放っている。来季は育成契約から再び支配下登録を目指す。

(取材・文/岡田浩人)


【NPB】26日から日本シリーズ開幕 巨人・加藤健捕手が出場資格40選手入り

NPB日本野球機構は24日、巨人と楽天が対戦する日本シリーズの出場資格を持つ各40選手を発表した。新潟県関係では巨人・加藤健捕手(32・新発田農高出身)が出場資格選手入りしている。40選手の中から25人がベンチ入りする。日本シリーズは26日(土)18:30からKスタ宮城で第1戦がおこなわれ、シリーズが開幕する。

巨人・加藤健捕手(新発田農高出身)

(文/岡田浩人)