【BCL】新潟の開幕投手は2年目の中西 開幕前イベントで発表

ルートインBCリーグは開幕(9日)を1週間後に控えた2日、長野県中野市で開幕前ファンイベント「プレーボールカンファレンス」を開催した。新潟アルビレックスBCの赤堀元之監督は開幕投手に入団2年目の中西啓太投手(23・帝塚山大)を指名した。

開幕投手に決まった中西啓太投手(写真は24日のオープン戦)

中西投手は昨季の前期途中から先発ローテション入りし、21試合に登板し8勝2敗、防御率1.60で最優秀防御率に輝いた。赤堀監督は「NPBに行ってほしい選手。1年間、先発としてローテーションを守ってくれると期待を込めている」と指名の理由を説明した。開幕戦の相手である群馬ダイヤモンドペガサスの開幕投手は元DeNAの伊藤拓郎投手(23・帝京高)と発表された。

イベントで開幕投手を発表する新潟の赤堀元之監督(中央)

赤堀監督は開幕を控えたチームの現状について、「オープン戦の勝敗は気にしていないが、今はまだ思っていたチーム状態ではない」と話し、渋い表情を見せたが、「連覇できるように頑張りたい」と意気込みを話した。BCリーグの開幕は4月9日(土)で新潟は新潟市のハードオフ・エコスタジアムで13時から群馬と対戦する。


◎BCリーグがアシックスと提携◎

ルートインBCリーグは2016年シーズンからアシックスジャパン株式会社と3年間のオフィシャルパートナーシップ契約を結んだ。2日のプレーボールカンファレンス前にBCリーグの村山哲二代表とアシックスジャパンの西前学社長が調印式をおこなった。今後はアシックスが選手用のユニフォームなどの用具提供をおこなうほか、選手の力を測定し数値化することで、。また共同でのライセンスビジネスを拡大する方針。

パートナーシップ契約を結んだBCリーグ・村山代表とアシックスジャパン・西前社長(右)

調印式後の記者会見で村山代表は「10年目を迎えるBCリーグが次の10年に向けてどう活動していったらいいかを考えてきた中、『地域に根づくサポートを一緒にやっていきたい』という両者の意思が一致した」と話し、西前社長は「新しい野球の形をBCリーグと共同して推進したい」と決意を示した。今後はアシックスが持つスイングスピードの計測などの技術を、BCリーグの試合会場で提供する予定。「成長を数値で体感することで子どもたちに野球の楽しさを伝えたい」(アシックス)としている。

(取材・文/岡田浩人)


【球春到来インタビュー】日本文理OBの栗山賢 「153キロ出しNPBへ」

三条市出身で日本文理高校時代に3度の甲子園出場(06年春夏、07年春)を果たした栗山賢投手(26・福島ホープス所属)が28日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムでおこなわれたルートインBCリーグのオープン戦で、久々に地元・新潟のマウンドに上がった。「3月上旬に腰を痛め、あまり投げ込みができていない」と不安を口にしていたが、今季初めて登板した実戦マウンドで1回を投げ、被安打1、奪三振1、無失点と上々の出来だった。試合後、栗山投手に話を聞いた。

新潟とのオープン戦に登板した栗山賢投手

― 久々の実戦マウンドは?
「すごく緊張したが、全球種でストライクを取ることができるように投げた。直球は少し浮いていたが打者も振ってきたので、いいボールが行っている手応えがあった。(球場表示は139キロだったが)指先のかかりもよかった」
― BCリーグで6年目のシーズン(群馬4年、福島2年目)を迎える
「一時期は野球をやめようとも思ったが、年齢を重ねるにつれて段々よくなっている。衰えたらやめようと思っていたが、衰えを感じないのでやめることができない(笑)。毎年、自分が成長しているのがわかる」

「年々成長している」と語る栗山投手

― 去年は直球の最速が149キロを計測した
「自己最速だった。自分なりに肉体改造のやり方をインターネットなどで調べて、野球以外に他のアスリートのトレーニングに興味を持った。ハンマー投げの室伏広治選手はパワーもあるが足も速いし、ボールを投げても速い。室伏選手を参考に、筋肉が大きいだけでなく、その筋肉をいかにうまく使うことができるかを考えながらトレーニングをした結果が149キロだった。野球の動きにつながるように考えながら、筋肉をつけながら、なおかつ速く動くことができるアメフトの練習などを自分で調べてやってきた」
― 高校時代は決して練習好きではなかった印象があるが
「今は練習が大好き(笑)。まだまだやり足りない。グローブを持っている時間は少ないが、体を鍛えるトレーニングはしっかりやっている。(社会人時代に右肩を痛めたこともあったが)ケガをしていた頃はグラウンドにも行きたくなかった。今は練習大好きで、自分を鍛えている感覚が好き」
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日本文理高校時代の栗山投手

― 高校時代はしなやかなイメージだった
「線が細かった。あのしなやかさが今は欲しい。今のパワーと高校時代のしなやかさを組み合わせたら究極のものになるのかなと思う。まだ満足はしていない」
― 一昨年に結婚、長男の凛太郎くん(1歳)が誕生した
「子どもや家族ができてやる気が増した。すごく励みになっている」
― 今季の目標は
「数字の目標は153キロを出して、NPBに行きたい。そこだけ。年齢がネック(今年9月で27歳)だが、1歳上の大竹(秀義)さんが去年巨人(育成)に行った。去年は直球で空振りが取れたり、ファウルが取れた。変化球で空振りを取ることはできるが、かわして空振りを取って抑えてもNPBへのアピールにならない。直球で抑えたい」

1回を無失点に抑え笑顔でナインに迎えられる栗山賢投手(中央)

<関連記事> 2013年4月掲載
「新潟の高校野球史を変えた男の開幕…群馬・栗山賢投手」
https://www.niigatayakyu.com/archives/360

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【BCL】新潟打線沈黙 福島に敗れる オープン戦

ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは28日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで福島ホープスとオープン戦をおこない、2対5で敗れた。新潟のBCリーグのチームとのオープン戦成績は2敗。次のオープン戦は29日13時からエコスタで開幕戦の相手・群馬ダイヤモンドペガサスと戦う。

◎28日のオープン戦の結果◎
新潟2-5福島
福島 100 103 000 =5
新潟 100 000 010 =2

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【BCL】新潟が東北大に勝利 今季初のオープン戦

ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは19日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで東北大学を相手に今季初のオープン戦をおこない、3対2で勝利した。

先発した新潟の2年目・前川哲投手(新潟産大附高出身) 3回1失点の内容だった

◎19日のオープン戦の結果◎
新潟アルビレックスBC 3-2 東北大
東北大学 100 000 100 =2
BC新潟 000 001 200 =3
※特別ルールにより9回裏も実施
(バッテリー)
BC新潟:前川、田畑、斉藤、小林、髙井-前田、本間、宮沢

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【BCL】日本一を「一丸」で奪還 新潟アルビレックスBCが全体練習スタート

ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは15日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで全体練習をスタートさせた。2年目の指揮を執る赤堀元之監督(45)のもと、昨季に続くリーグ優勝と4年ぶりの日本一奪還を目指す。11月と2月のトライアウトとドラフトを経て獲得した11人の新人選手と2人の練習生、そして新入団の外国人選手1人の新たな顔ぶれを加えたキャンプインとなった。

練習前に選手に気合いを入れる赤堀元之監督(右) 左隣が雨宮敬新主将


ランニングで全体練習がスタートした

2年連続のリーグ制覇を目指す新潟だが、正捕手の育成が喫緊の課題となる。昨季まで5年間、正捕手を務めた平野進也捕手(兼任コーチ)が1月に現役引退を発表した。11月のトライアウトで前田将司捕手(履正社-帝塚山大卒)と宮沢直人捕手(日体大-千葉熱血メイキング)の2捕手を獲得。2月のトライアウトを経て本間貴大捕手(新潟県央工高-新津クラブ)と練習生契約を結んだ。当面は19日から始まるオープン戦で前田、宮沢の両捕手を中心に実戦を経験させながら適性を見極める方針。

新潟の新しい捕手陣 右から前田将司、宮沢直人、本間貴大の3捕手

全体練習の開始にあたって今季から主将となる雨宮敬投手は「半分以上が新人選手になるが、みんな野球が好きだという気持ちがある選手ばかり。いいチームが作れると思う。去年はあと一歩で日本一を逃した。悔しい思いを持っている選手もいるし、そういうプレッシャーを知らない選手もいる。そういうことを一緒に味わいたい。一丸となって日本一を獲りに行く」と決意を示した。


◎球団創設10年目で新ユニフォーム製作 今季スローガンは「一丸」◎

新潟アルビレックスBCは15日、今季から新たにリーグと契約したアシックス・ジャパン社製の新ユニフォームをお披露目した。球団はチーム創設10年目を記念したロゴを製作し、ユニフォームの右肩部分に配置した。4月9日の開幕戦で全選手が着用するほか、今季は土曜日を中心に公式戦の3分の1をこの新ユニフォームで戦う予定。チームカラーのオレンジと白鳥の羽が大きく広がるイメージの袖口がデザインの特徴。稲葉大樹兼任コーチは「軽くて動きやすい。サポーターの皆さんにもユニフォームも楽しんでいただきたい」と感想を話した。

新ユニフォームを披露する赤堀監督と稲葉大樹兼任コーチ(右)

また、今季のチームスローガンが「一丸」となったと発表された。言葉を決めた赤堀監督は「地域、サポーター、後援会、スポンサー、フロントと一丸となって戦っていきたいという意味。若い選手も多く入ったので、一丸となって、チーム1つになって戦いたい」と言葉に込めた思いを説明した。

今季のチームスローガン「一丸」を手に説明する赤堀監督

10年目となるBCリーグの開幕は4月9日(土)で、新潟はハードオフ・エコスタジアムで13時から群馬ダイヤモンドペガサスと戦う。開幕戦のスペシャルゲストとしてNGT48のメンバー13人が登場する予定で、選抜メンバーの1人で胎内市出身の長谷川玲奈さん(15)が始球式をおこなう。

(取材・撮影・文/岡田浩人)