【高校野球】新潟県大会4回戦 ベスト8出そろう

第128回北信越高校野球・新潟県大会は6日、4回戦8試合がおこなわれ、ベスト8が出そろった。悠久山球場の第1試合は日本文理が7-0で十日町に7回コールド勝ち、佐藤池球場の第1試合は村上桜ヶ丘が6-2で上越に勝ち、それぞれベスト8に進出した。準々決勝は11日(土)におこなわれる予定。

<佐藤池 村上桜ヶ丘6-2上越>
村上桜ヶ丘は1-2で迎えた5回、2本のヒットと四球で満塁とし、2番倉島拓也選手の打席で上越の捕手のパスボールで同点に追い付く。さらに倉島選手がレフト線への3ベースと悪送球の間に本塁へ生還。この回4点を挙げ逆転した。村上桜ヶ丘の先発・椎野新投手は9回を完投し、被安打6、13奪三振だった。

5回裏、村上桜ヶ丘・倉島拓也選手が三塁打を放つ

完投した村上桜ヶ丘の椎野新投手

村上桜ヶ丘・倉島拓也選手

5回に逆転の三塁村を放った村上桜ヶ丘の倉島拓也選手は「椎野が頑張って投げてくれていたので、少しでも楽にしたいと思い、絶対に打とうと思っていた。ストレートに絞って狙っていた」と喜んだ。次戦は昨秋に敗れた新潟明訓との対戦。「自分たちは挑戦者。一戦一戦勝ち上がっていくしかない」と気合いを入れていた。

 

◆試合結果◆
<悠久山球場>
日本文理7-0十日町(7回コールド)
巻2-0十日町総合
中越10-0佐渡(5回コールド)

<佐藤池球場>
村上桜ヶ丘6-2上越
新潟明訓3-0糸魚川
新発田中央7-1関根学園

<三條機械スタジアム>
新潟工9-2見附(7回コールド)
県央工4-1新潟南

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【BCL】新潟が連勝 新人・佐藤投手が3勝目

BCリーグの新潟アルビレックスBCは5日、三条機械スタジアムで福井ミラクルエレファンツと対戦し、5-1で勝利。2連勝で前期成績を7勝3敗とした。新潟は上信越地区の首位。

新潟は3回、荒井勇介選手のタイムリー2ベースで先制。7回には満塁のチャンスから福井の守備のミスで1点を追加。さらに野呂大樹選手の2点タイムリーヒットで5点をリードした。

先発の佐藤弘輝投手は7回を投げ被安打3、無失点。8回は間曽晃平投手が三者凡退に抑えた。9回は羽豆恭投手が1点を失ったものの後続を抑えた。勝利投手は佐藤投手で3勝目。

新潟の次戦は6日13:00から、群馬県高崎市城南球場で群馬ダイヤモンドペガサスと対戦する。

(文/岡田浩人)


【社会人野球】“選抜未勝利”の壁を破った長谷川徹選手

4日に閉幕したJABA選抜新潟大会に懐かしい顔があった。
山形・きらやか銀行の2番打者でショートを守る長谷川徹選手。24歳。
新潟市南区の出身。日本文理高校でキャプテンを務めた。
中央学院大学を卒業後、きらやか銀行に入社して3年目を迎えた。

「高校時代以来ですね、地元の新潟で公式戦に出るのは・・・」
そう言って笑顔を覗かせた。

日本文理高校ではキャプテンとしてチームをまとめ、2006年に春夏連続で甲子園に出場。特に春の選抜甲子園では1回戦の高崎商業戦で勝ち越しタイムリーヒットを放ち、全国で唯一「選抜未勝利県」だった新潟県に初勝利をもたらした。春2勝を挙げベスト8に進出。元阪神タイガースのピッチャー・横山龍之介さんは同期だ。

「高校時代の思い出は、やっぱり春の選抜甲子園に出たこと。そこまで春は新潟県が勝ったことがなかったので勝てて嬉しかったですね」

高校時代はショートから冷静に試合を分析し、どんな時でも落ち着いて見えた長谷川選手。選抜ベスト8後の2006年6月、鳥屋野球場に選抜優勝校・横浜高校を迎えた招待野球で、日本文理は最終回に同点に追い付き、なおも二死満塁で長谷川選手に打席が回った。選抜優勝校相手にサヨナラ勝ちのチャンスを迎え、鳥屋野球場を埋めた満員の観衆は興奮に包まれた。その中で打席に立つ長谷川選手だけが冷静にボールを見極めていたことが強く印象に残っている。

「懐かしいですね。結局あの打席は三振して試合終了(笑)。でも僕たちの代は甲子園でいい結果出せたので良かった。自分たちの時はとにかく甲子園に行きたいというのが強くて、がむしゃらに練習をしてました」

長谷川選手たちの活躍を見て、日本文理高校に進学を決めた当時の中学3年生が2009年夏の準優勝メンバーだ。その後の新潟県勢の躍進の礎となった。

「それまでは北信越大会でも勝てなかったので、自分たちの時に(2005年秋に)北信越大会で準優勝して選抜に行けたのは大きかった。その結果がその後、どんどん強くなっていった代につながっていったのかな」

高校卒業後は中央学院大学へ進学。4年時にはキャプテンを務め、大学野球選手権でベスト8に進出。ベストナインも3回獲得した。

現在は山形市内の支店で融資を担当している。シーズン中は午前中に練習、午後からスーツに着替えて仕事に向かう。「最初は仕事と野球で、生活のリズムに慣れないこともありました。もう3年目で慣れましたが」・・・その話し方に少し山形のイントネーションが混じる。

初めて参加したJABA選抜新潟大会では、3試合に出場し9打数3安打。持ち前のシュアな打撃、バランスの良い守備を見せた。チームは4日の3位決定戦に勝利。久しぶりに新潟の青空のもとで野球を楽しめた。
「山形へ行ってからは、なかなか自分のプレーを見せることができなかったので、親や親せきに自分の試合を見せることができて嬉しかったです」
高校、大学と全国の舞台で活躍した長谷川選手。社会人でも全国の大舞台でプレーすることを目指す。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【BCL】新潟が群馬に大勝 貯金を3に

BCリーグの新潟アルビレックスBCは4日、三條機械スタジアムで群馬ダイヤモンドペガサスと対戦し、16-1で大勝。前期成績を6勝3敗として貯金を3に伸ばした。新潟は上信越地区の首位。

新潟は2回、相手のエラーと死球、ヒットで1死満塁とし、押し出し四球で先制。9番野呂大樹選手がライト前にタイムリーヒット、2番荒井勇介選手の走者一掃タイムリー2ベースで、この回一挙に5得点。5回にはヒット5本、打者11人の猛攻で6得点を挙げ、試合を決めた。

投げては先発の阿部拳斗投手が5回を投げ被安打6で1失点、その後は田村勇磨、山口祥吾、東大介の3投手のリレーで群馬に得点を許さなかった。阿部投手は今シーズン初勝利。

新潟の次戦は5日13:00から三條機械スタジアムで福井ミラクルエレファンツと対戦する。

<試合後のギャオス内藤監督のインタビュー動画>

(文/岡田浩人)


【社会人野球】バイタルネットが10大会ぶり優勝 JABA選抜新潟大会

JABA新潟選抜大会は4日、決勝戦がおこなわれ、バイタルネットが愛知・東海理化を1-0で破り、10大会ぶり(11年ぶり)3度目の優勝を果たした。

バイタルネットは6回、納所選手のレフトオーバーのタイムリー2ベースで1点を挙げ、守っては宮内-河田-江村-田中大の4投手によるリレーで東海理化打線に得点を許さなかった。

バイタルネットは8日からJABA東北大会に出場。16日から始まる都市対抗野球1次予選に備える。

<優勝後の三富一彦監督インタビュー>

(取材・撮影・文/岡田浩人)