【BCL】内藤アルビ、オープン戦初戦は黒星スタート

新潟アルビレックスBCは26日、富山県立山町で富山サンダーバーズ相手にオープン戦をおこない、0対6で敗れた。ギャオス内藤新監督のもと、オープン戦初戦を白星で飾ることはできなかった。

先発の新加入・佐藤弘輝(日大国際関係学部出身)が2失点、2番手で登板した同じく新加入の山口祥吾(前千葉ロッテ)が2失点、3番手の2年目・東大介が2失点。8回に登板の2年目・羽豆恭と、9回に登板の2年目・ロバートは無失点だった。

打線は富山の3投手から散発の6安打で無得点だった。

新潟はあす13:00から新潟市中央区のハードオフエコスタジアムで群馬ダイヤモンドペガサスを相手にオープン戦2戦目をおこなう。

(文/岡田浩人)


【中学硬式】シニア全国選抜大会で新津五泉村松が初戦突破

中学硬式野球の“春のセンバツ”である第19回日本リトルシニア全国選抜大会の1回戦が大阪、奈良、兵庫でおこなわれ、新潟県から2チームが出場した。

信越2位代表のNGM(新津・五泉・村松)シニアは2対1で関西代表・大和高田シニア(奈良)を7回サヨナラ勝ちでくだし、初戦を突破した。

信越4位代表の新潟西シニアは0対9で東海代表の愛知西シニア(愛知)に5回コールドで敗れ初戦突破はならなかった。

初戦を突破したNGMシニアは、2回戦で関東代表の新宿シニア(東京)とあす13:00から対戦する。

(文/岡田浩人)


【女子野球】開志学園女子硬式野球部が初練習

新潟県内初の高校女子野球部となる開志学園女子硬式野球部が24日、新潟市江南区のグランドで初練習をおこなった。4月に入学する新1年生17人のうち、16人が初練習に参加し汗を流した。
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春の陽射し、やや肌寒い風が吹く中、県内初の女子硬式野球部がスタートした。練習開始前には冨岡雄太監督が「大きな声で挨拶、そして指示には大きな声で返事をすること。それができなければダメ」と練習に当たっての心構えを示すと選手たちは大きな声で「ハイッ」と返事。その後、「行くぞ!」の大きな掛け声でグランドに飛び出すと、ランニング、キャッチボール、トスバッティングで硬式球の感触を確かめた。
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既に中学時代に硬式球を扱っていた選手もいる一方、軟式用グローブで練習に臨んだ選手もいたが、ボールの違いに戸惑う様子は見られなかった。内外野ノックでは冨岡監督の速い打球に何とかくらいつこうという姿勢を見せていた。1期生の部員は全部で17人で、そのうち県内出身者が5人、県外出身者が12人。初めて一緒にプレーする仲間と声を掛け合いながら約2時間の練習を終えた。新潟市北区出身の頓所葉月さん(15)は「軟式球と違って硬式球は飛ばないので筋力をつけなければと感じた。初めてだけどいいチームワークでできて楽しかった」と笑顔を見せた。
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冨岡雄太監督は「自主練習をしてきた選手もいて、最初にしてはみんな良い動きだった。礼儀や挨拶をしっかりして人間的に成長させたい。目標は全国大会での優勝」と話した。今後はグランドでの練習を中心にチームのレベルアップを図り、県外遠征での練習試合を経て、8月に予定される最初の公式戦での勝利を目指す。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【女子野球】開志学園女子硬式野球部の1期生が入寮

新潟県内初の高校女子硬式野球部として、この春から本格的に活動をスタートする開志学園女子硬式野球部の1期生となる女子部員が23日、入寮し、新潟市中央区での寮生活を始めた。寮に入るのは新潟県外から入学する12人。寮での生活指導は冨岡雄太監督がおこなう。
20130323開志入寮①
寮に到着し荷物を運ぶ宮下真衣さん

山梨県富士吉田市から来た宮下真衣さん(15)は、小学2年生から野球を始め、中学時代は地元の硬式野球チームで唯一の女子選手として男子にまじって活躍した。ポジションはサード。高校でも野球を続けたいと思っていた時に、関東の大会で開志学園に女子硬式野球部ができる話を聞き、入学を決めた。「1期生でチームを作っていくのが楽しいと思った。1年生からレギュラーをとれるよう頑張りたい。夢は女子プロ野球選手」と目を輝かせた。母親の奈巳さんは「心配もあったが、小学生の時から本人が高校でも野球をやりたいと言っていた。まさか新潟まで来るとは思っていなかったが、甘えは通用しないので頑張ってほしい」とエールを送った。
20130323開志入寮②
入寮後、グローブを手にする柏倉悠起奈さん

山梨県北杜市から来た柏倉悠起奈さん(15)は、小学生の時に兄に誘われ野球を始め、中学では硬式野球チームで外野手をやってきた。「インターネットで調べていたら女子硬式野球部ができるとわかった。ことしからできるチームというのに魅力を感じた。みんなでチームを作っていけたらいいなと思う。1試合でも多く試合に出たい」と意気込んだ。母親の三四子さんは「硬式野球をやりたいと自分で進路を探してきた。自分を信じて目標に向かって前に進んでほしい」と励ました。

20130323開志入寮③
    寮生を迎え入れる冨岡雄太監督

日本文理高校で2004年夏の甲子園に出場した冨岡雄太監督(26)は、初代監督就任が決まってからのこの1年間、部員集めのために全国を奔走した。各地の大会を視察し、女子選手に声をかけてきた。その結果、新潟県内から5人、県外から12人が集まった。寮には県外出身の12人が入る。冨岡監督は「ようやくこの日が来たという気持ち。練習は厳しい指導をするが、寮では子どもたちの相談に乗れたらと思う。挨拶などの礼儀ができるよう指導し、新潟の人たちから応援されるチームを作りたい。まずは公式戦の1勝を目標に、最終的には全国大会での優勝を目指したい」と力を込めた。

開志学園女子硬式野球部は、あすから野球部のグランドで練習を開始。初の対外公式戦は8月に予定され、そこでの初勝利に照準を合わせる。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【BCL】新潟アルビレックスBCが初の海外キャンプ実施へ

新潟アルビレックスBCは22日、3月末から7日間(移動日含め9日間)の日程で台湾・台中市でキャンプをおこなうと発表した。初の海外キャンプとなり、新潟県、新潟市、新潟県国際交流協会の支援を得た「スポーツ使節団」「国際交流使節団」としての訪問となる。またナミックス株式会社の支援を得て実施する。暖かい台湾でのキャンプでシーズンに備えるほか、現地での国際交流を図ることで、新潟と台湾の交流促進をアピールする。

キャンプ日程は3月30日に新潟空港を出発し、31日から台中市内の野球場で練習に入るほか、台湾プロ野球チーム、ラミゴ・モンキーズ2軍などと2試合の交流試合を予定している。また滞在中は台中市役所などを訪問する予定。4月7日に帰国し、4月13日の開幕に備える。

<球団が発表した台湾キャンプスケジュール予定>
3月30日(土)新潟空港発
3月31日(日) 9:00~17:00 練習@斗六野球場
4月1日(月) 17:00~ 交流試合@インターコンチネンタル球場vs 台中威達雲端
4月2日(火) 10:00~17:00 練習@嘉義県立野球場
4月3日(水) 11:00 交流試合@桃園国際野球場vs Lamigo 二軍試合
4月4日(木) 10:00~16:00 練習@嘉義県立野球場
4月5日(金) 9:00~ 台中市役所訪問 10:00~17:00 練習@インターコンチネンタル球場
4月6日(土) 9:00~17:00 練習@嘉義県立野球場
4月7日(日) 成田空港着

(取材・文 岡田浩人)