【BCL】新潟が3年連続で上信越地区優勝 群馬破る

BCリーグは28日からDeNA杯プレーオフが開幕し、長岡市悠久山球場でおこなわれた上信越地区チャンピオンシップ第1戦で、新潟アルビレックスBCが3-1で通期2位の群馬ダイヤモンドペガサスをくだした。前後期優勝の新潟はアドバンテージがあり1勝で上信越地区優勝となった。新潟の地区優勝は3年連続で、10月5日から始まるBCリーグチャンピオンシップで北陸地区の優勝チームと対戦する。

ギャオス内藤監督の胴上げ 新潟は3年連続の地区優勝を果たした

新潟の先発は2年連続のリーグ最多勝のエース寺田哲也。群馬の先発はNPBでの経験が豊富な小林宏之。息詰まる両投手の投げ合いが終盤まで続いた。互いに7回まで無失点。寺田は7回まで3塁を踏ませぬ好投を続けた。

新潟の先発・寺田哲也投手(作新学院大出身)

群馬の先発・小林宏之投手(ロッテ-阪神)

試合が動いたのは終盤の8回表。群馬が1死から連続安打で1、3塁のチャンスを作り、9番土屋旭宏がスクイズを決め1点を先制した。

1点を追う新潟はその裏、連続四球で無死1、2塁とチャンスを作った。群馬はここで投手を小林宏から栗山賢(日本文理高出身)に交代。野呂、福岡と倒れたが、2死から2番荒井勇介が左線適時二塁打を放ち2点を入れ逆転。さらに3番デニングが中越え三塁打で1点を追加した。

8回裏 新潟が荒井勇介選手の左線適時二塁打で逆転

新潟は9回のマウンドに間曽晃平を投入。間曽は走者1人を許したものの、最後の打者を空振り三振に切って取り試合終了。新潟が群馬をくだし、地区優勝を決めた。

優勝の瞬間、抱き合って喜ぶ新潟・間曽晃平投手と平野進也捕手

BCリーグ村山哲二代表(左)から地区優勝トロフィーを受け取るギャオス内藤監督

◇新潟・ギャオス内藤監督の話◇
「監督として迎える初のチャンピオンシップで緊張した。結果的に荒井の一撃で逆転できた。これも応援してくれるサポーターのおかげ。まだまだ素晴らしい光景を見たい。地区優勝は通過点。頂点(の2年連続日本一)を目指して頑張りたい」

◇決勝適時二塁打の新潟・荒井勇介選手の話◇
「8回表に1点を先制されてチームに焦りがあった。1点が遠い試合だった。8回の打席は冷静でボールが良く見えていた。打ったのはやや外の抜けた変化球。体が自然に反応してバットコントロールで打てた。毎試合、自分がヒーローになるつもりで、いいイメージを持って試合に臨んでいる」

◇8回1失点で勝利投手の新潟・寺田哲也投手の話◇
「きょうはあまり良くない状態だった。3、4回くらいまでボールにキレを感じなかった。そこからいつも通りに修正できた。先に点を与えてしまい悔しかった。もう1点入ったら試合が終わるので、次の1点を与えないよう考えて投げた。投げるからには勝つための投球をするだけ。次も頑張りたい」

(取材・撮影・文/岡田浩人)

 

 


【中学野球】中学3年生に元プロが指導 三機スタ野球アカデミーが開講

三條機械スタジアムの指定管理者の丸富(本社・三条市)は、このほど中学3年生を対象にした硬式野球教室「三機スタ野球アカデミー」を開講した。部活を引退した中学3年生で、高校で硬式野球を始めたい選手がスムーズに移行でき、将来は甲子園を目指す選手を育成しようと初めて企画された。初回の22日には三条市や長岡市から6人が参加し汗を流した。

この日の講師は、元ヤクルトスワローズの選手で新潟アルビレックスBCの元監督・芦沢真矢さん、中越高校OBで1985年夏に甲子園出場を果たした永井昌史さん、同校OBで1988年夏に甲子園出場時の主将だった鈴木裕二さんの3人が務めた。


開講式で挨拶する芦沢真矢さん(真ん中)

三條機械スタジアムの芝生の上でウォーミングアッ

参加した選手たちは芝生の上でウォーミングアップをした後、早速硬式用バットを持って打撃指導を受けた。硬式球は軟式球より重く、バットの芯でとらえないと遠くに飛ばない。芦沢さんは「腕でバットを振るのではなく、下半身を軸に腰を回転させてボールをとらえるように」と身振りを交えてアドバイスした。またキャッチボールでは肘の使い方を中心に指導していた。

初回の指導を終えた芦沢さんは「高校でも野球を続けたいという意気込みを感じる。新潟の子どもたちは素直。根気よく続けてほしい。プロの華麗なプレーの裏には基本の反復練習があることを忘れないでほしい」と話した。指導を受けた三条第四中学校の小泉大智さん(14)は「楽しい。今まで自分ができていたと思っていた部分でも足りないところがあることがわかった。硬式はボールも重く、軟式と違って飛ばない。一生懸命頑張りたい」と意気込みを話した。

アカデミーは来年3月末まで開かれ、月4回開催される。平日は金曜の夜開催され2時間程度。土日祝日には硬式シニアチームなどとの練習試合も予定されている。芦沢さんは月に1度の指導で、ほかは永井さんや鈴木さんが中心となって指導をおこなう。三條機械スタジアムではまだ定員に余裕があり、生徒の募集を随時おこなっている。料金は保険料を含め月4800円。問い合わせは三條機械スタジアム、電話0256-32-8911まで。見学者、体験入学者も受け付けている。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【高校野球】村上桜ヶ丘 椎野新がプロ志望届を提出

今夏の新潟大会で準優勝した村上桜ヶ丘のエース椎野新投手が25日、新潟県高野連に対し「プロ志望届」を郵送で提出した。椎野は「プロは小学生の時から憧れてきた。指名されれば12球団どこでも行きたい」と話している。

プロ志望届を提出した村上桜ヶ丘・椎野新投手

椎野は195センチの長身から投げ下ろす角度のある直球とスライダーが武器で、今春の新潟県大会の初戦・巻総合戦で1試合18奪三振をマーク。春の県大会決勝の新発田中央戦では直球の球速が142キロを計測し、プロのスカウトから注目される存在になった。今夏の新潟大会では決勝で日本文理に敗れたものの、村上桜ヶ丘の初めてとなる夏の準優勝に大きく貢献した。

今夏の新潟大会で力投する椎野新投手

取材に対し椎野は「去年冬に監督と面談した際に『本気でプロ野球選手を目指して練習してみないか』と言われ、プロを目標にして取り組んできた」とそのきっかけを話した。松田忍監督から新発田農時代の教え子で現在巨人で活躍中の加藤健捕手(32)の話を聞かされた。「加藤は甲子園という目標と同時に、プロ野球選手になるんだという強い気持ちで練習に取り組んでいた」・・・椎野はその話を聞いて初めて具体的に「プロ」を意識したという。去年冬は走り込み、スクワットなど下半身を中心に鍛えた。

その成果が春の大会で表れた。椎野は「練習をやればやっただけ実力が付くんだと思いました」と言う。引退後の現在もグラウンドに顔を出し、筋トレなどをおこない更なるレベルアップを目指している。松田忍監督は「夏が終わった時に本人から『プロ志望届』を出したいと話があった。まだすぐに通用するということではないが、体の潜在能力はあるのではと思う。本人の夢だから挑戦してほしいという気持ち」とエールを送る。

椎野は「目標とする投手はダルビッシュ(大リーグ・レンジャーズ)さん。ドラフトで指名されたいし、選ばれたらプロの世界で活躍したい」と意気込みを話す。ドラフト会議は10月24日におこなわれる。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【BCL】新潟の相手は群馬に 28日から上信越地区CS

プロ野球独立リーグ・BCリーグは25日、DeNA杯BCリーグプレーオフの上信越地区チャンピオンシップ(CS)の日程を発表した。新潟アルビレックスBCは既に前後期優勝を果たし、上信越地区CSでは通期2位のチームとの対戦が決定していたが、25日の公式戦で群馬ダイヤモンドペガサスが信濃グランセローズに勝利。群馬の通期2位が確定した。前後期優勝の新潟にはアドバンテージが与えられ、群馬との地区CSでホーム開催の3戦のうち1勝すれば2年連続となる地区優勝が決まる。

<上信越地区CSの日程>
①9月28日(土)13:00~悠久山球場 新潟×群馬
②9月29日(日)13:00~悠久山球場 新潟×群馬
③9月30日(月)18:30~三條機械スタジアム 新潟×群馬


9月6日に後期優勝を決め、胴上げされる新潟アルビレックスBCのギャオス内藤監督

(取材・文/岡田浩人)


【BCL】BCリーグの魅力 大学生が映像で発信

新潟経営大学(加茂市)でスポーツマネジメントを学んでいる福田拓哉准教授のゼミ生が、プロ野球独立リーグ・BCリーグの理念や選手を紹介するVTRを製作し、25日に新潟市で発表記者会見をおこなった。

地元のプロスポーツの価値や魅力を映像でわかりやすく表現することで、社会に幅広く伝えていくことを目的に、3、4年生のゼミ生23人がことし5月から映像取材と編集に取り組んでいる。BCリーグの村山哲二代表にインタビュー取材し、リーグ設立時の苦労話や理念などを聞き出しているほか、新潟アルビレックスBCの選手を取材し、サポーターへの思いや地域貢献活動への取り組みを紹介している。

製作されたVTRの映像

会見で福田拓哉准教授は「新潟にあるプロスポーツの魅力を映像で『見える化』することで、新たなファンの獲得や学生たちの実践教育につながる」と意義を説明。VTRの編集をおこなったゼミ生の北本理歩さんは「最初は興味がなかったBCリーグのことも取材を通じて関心が高まった。映像を通して勝ち負けを超えたリーグの魅力を伝えていけたら」と感想を話した。

映像を製作した坂井孝吉さん(左)と北本理歩さん

映像は6班にわかれて製作され、会見では完成したばかりの『BCリーグの理念とビジョン』『新潟アルビレックスBC3選手の地域活動とファンに対する想い』の2本が上映された。26日正午から動画投稿サイトYouTubeにアップされ、一般に公開される。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【高校軟式】秋季県大会 新潟商が優勝

秋季高校軟式野球・新潟県大会の決勝戦が24日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムでおこなわれ、新潟商が7-0の7回コールドで直江津中等をくだし優勝した。両校は10月26、27日に長野県でおこなわれる北信越軟式親善大会に出場する。

力投する新潟商・三井一希投手(左)

大会は1、2年生の新チームで挑む初めての公式戦で、4校が出場した。

新潟商は初回に先制すると、2回にも1点を追加。4回には相手の守備の乱れを突き3点を加えた。投げてはエースの三井一希が直江津中等打線を2安打に抑えた。直江津中等は8失策と守備が乱れた。

新潟商の笹川竜大主将は「優勝できて嬉しい。ただ途中で声が出なかったり、集中力が途切れることがあったので、しっかり修正して北信越大会に臨みたい」と意気込みを話した。


優勝した新潟商の監督・選手たち

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【高校野球】日本文理が2年連続の秋優勝 第3代表は中越

第129回北信越高校野球・新潟県大会は23日、ハードオフ・エコスタジアム新潟で決勝戦がおこなわれ、日本文理が4-3で新潟明訓をくだし、2年連続で秋の県大会を制した。決勝戦の前におこなわれた第3代表決定戦は中越が3-2で三条をくだした。

これで10月12日から福井県でおこなわれる北信越大会には、日本文理、新潟明訓、中越の3校が出場する。この3校の出場は2004年秋以来。北信越大会は10月4日に福井市で組み合わせ抽選がおこなわれ、12日に開幕。12日に1回戦、13日に2回戦(準々決勝)、19日に準決勝、20日に決勝がおこなわれる予定。


◆決勝戦 日本文理4-3新潟明訓◆
日本文理 000 001 030  4
新潟明訓 000 000 201  3
⇒日本文理が2年連続で秋の県大会優勝

(投手)
文理 ①飯塚
明訓 ①村山-⑪漆原(9回0死~)

決勝戦は日本文理・飯塚悟史、新潟明訓・村山賢人の両エースの投げ合いで始まった。飯塚は力のある直球とスライダーで5回まで被安打2で無失点。村山も最速142キロの直球と低めに制球された変化球で文理打線に的を絞らせず5回まで被安打1で無失点。中盤まで両投手の我慢比べとなった。

日本文理の先発・飯塚悟史投手

新潟明訓の先発・村山賢人投手

試合が動いたのは6回。文理は1番竹石の内野安打と悪送球、2番黒台の中前安打で1死1、3塁のチャンスを作ると、3番飯塚が右前適時打を放ち、1点を先制した。

1点を追う明訓は7回、2死から2番佐藤が文理の右翼手・星の右飛落球で出塁すると、3番主将の小池が右越え三塁打を放ち同点に追い付く。さらに続く打者の際に捕逸が出て、3塁走者の小池が生還。この回逆転した。

6回表、日本文理の3番・飯塚悟史選手の適時打で1点先制

7回裏、捕逸の間に新潟明訓・小池那弥選手が生還し逆転に成功

逆転された文理は8回、2死から2本の内野安打と四球で満塁のチャンスを作り、5番星が走者一掃の右線二塁打を放ち一挙3点を入れ、試合をひっくり返した。

文理の先発・飯塚は9回に四死球と守備の乱れで1点を失ったが、この日175球目となるボールで最後の打者を空振り三振に切って取り試合終了。日本文理が去年秋に続き北信越高校野球の新潟県大会で18回目の優勝を飾った。

8回表、日本文理の星兼太選手が走者一掃の適時二塁打を放つ

175球を投げ完投した日本文理・飯塚悟史投手

試合終了後、校歌を歌う日本文理ナイン

◇日本文理・大井道夫監督の話◇
「選手たちはきょうは気持ちが入っていた。褒めてやりたい。新潟明訓は投手が良く、想像よりも打撃が良かった。いいゲームをさせてもらった。飯塚は今大会を通じて成長している。9回に出した四死球を反省材料に北信越大会で頑張ってほしい。北信越大会では優勝を狙って頑張る」

◇日本文理・星兼太選手の話◇
「(8回は)先輩たちがつないでくれたので何とか打ちたかった。前の打席で内角で三振を取られていたが、内側の変化球が来たので振り抜いた。(今春に入学し春からベンチ入りしたが)精神面に課題があった。結果が出ず心が折れそうになったこともあったが、先輩から支えてもらい上を向くようにしてきた。きょうも7回に右翼の守備で落球し動揺したが、やるしかないと思い無我夢中だった。最後に期待に応えられて良かった。北信越大会は新潟県大会以上の相手と当たる。一度リセットして課題を改善して臨みたい」

◆新潟明訓・本間健治郎監督の話◆
「村山は落ち着いてよく投げていた。今の村山にこれ以上を望んだら可哀想。星選手に打たれた時、気負い過ぎている感じがした。文理の飯塚投手はいいボールが決まっていた。もう1つレベルアップして北信越大会に臨みたい」

◆新潟明訓・村山賢人投手の話◆
「日本文理は強かった。自分のいいピッチングを引き出してもらった。一人一人がいい打者で集中して投げることができた。低めのスライダー、直球と緩急をつけながら投げることができた。ただ5番の星選手に打たれてしまったのは自分が力んでしまった。相手打者の方が上だった。北信越大会では去年も自分が投げて選抜まであと一歩のところで負けてしまった。最後の最後まで集中力を切らさず投げ切りたい」


優勝した日本文理ナイン

準優勝の新潟明訓ナイン

<第3代表決定戦 中越3-2三条>
中越 001 100 100  3
三条 000 002 000  2
⇒中越が2011年春以来の北信越大会出場 (秋は2009年以来)

(投手)
中越 ①星(佳)
三条 ①小杉-③田中(5回~)-①小杉(7回1死~)

中越がエース星の力投で逃げ切った。中越は3回、5番小川の犠飛で先制。4回には2番小林の適時打で1点を追加した。三条は6回、3番平原の右中間を破る適時三塁打で1点を返すと、4番小杉の犠飛で同点に追い付いた。

中越は7回、四球の走者を置き、4番治田が右前安打と捕逸で1死2、3塁とすると、5番小川の内野ゴロの送球間に3塁走者が生還し、1点を勝ち越した。

中越の先発投手・星は9回完投で136球を投げ、被安打6、3四死球、8奪三振で2失点と粘りの投球で逃げ切った。

9回完投で粘りの投球を見せた中越・星佳孝投手

ベスト4進出も、惜しくも北信越出場はならなかった三条ナイン

◇中越・本田仁哉監督の話◇
「追い付かれ嫌な形だった。7回は治田の1本が大きかった。逆らわずに右に打てた。星は連投で中盤に疲れからか重そうだったが、2点を取られ追い付かれた後、また良くなった。スイッチを終盤で入れられる、いい力を出してくれた。北信越大会は選抜を狙っていきたい。新チームは1年生が多く、1日、1時間練習をするごとに力を付けていくチーム力がある」

◇中越・星佳孝投手の話◇
「連投で疲れはあったがそんなことは言っていられない。5、6回は球が行かないなと思ったが、追い付かれた後にスイッチが入った。この大会では自分が有利なカウントで球数を多く投げさせられた。そこを少なくできれば後半にもう少し行けた。そこが課題。成長できた部分は内野に1年生が多いチームで、自分が冷静に投げることができた点。北信越大会は万全の状態で臨み、県大会より強い相手に勝って、(準決勝で敗れた)明訓にリベンジしたい」

(取材・撮影・文/岡田浩人)