【NPB】元ソフトバンク投手の星野順治さんが野球教室

燕市出身の元ソフトバンク投手・星野順治さん(41)を招いた野球教室が30日、新潟市西蒲区の松野尾小学校体育館でおこなわれた。地元の松野尾・浜っ子野球少年団と巻西中学校の小中学生22人が基本動作やピッチングの指導を受けた。

小中学生を指導する元ソフトバンク投手の星野順治さん(左端)

星野さんは燕市の旧吉田町出身。新潟商高卒業後、NKKを経て、1997年にドラフト4位で福岡ダイエーから指名され入団。1999年には先発投手として10勝を挙げ、チームのリーグ優勝と日本一に大きく貢献した。プロ通算156試合に登板し50勝を挙げ、2008年に引退。ソフトバンクの二軍コンディショニングコーチ補佐を経て、2011年からは編成育成部の三軍育成担当となり、若手の育成に尽力。チーム2年連続日本一に貢献した。来季は二軍の育成担当となる。

野球教室は松野尾小学校出身で社会人チームの新潟コンマーシャル倶楽部の山賀茂コーチ(42)が高校時代に星野さんの1つ先輩だったことが縁で去年初めておこなわれ、今年で2回目。星野さんは投手を中心に1人1人に声をかけ指導。「プロ野球選手でもマウンドに上がれば足が震えて緊張する。自信を持ってマウンドに上がるために、これだけは誰にも負けないぞというものを練習で取り組んでほしい」と呼びかけた。

投手に体重移動の大切さを説く星野さん

指導を受けた5年生の長谷川絢輝さん(11)は「星野さんから『体と頭が一緒に前に出ているので、お尻から最初に前に出すように』と言われ、やってみたら球が速く投げられるようになった。来年はエースになって全国大会で優勝できるようになりたい」と話した。

野球教室を終えた星野さんは「普段は新潟と離れているので、こうやって誘っていただき野球教室ができるのはありがたいこと。野球で学べることは礼儀や人間関係、みんなで物事を達成することなどたくさんある。新潟県勢の活躍は新潟県人として嬉しい。どんどん全国で活躍してほしいし、陰ながら応援したい。新潟の選手がソフトバンクに来てほしい」と期待を寄せた。

記念撮影 前列左から3番目が星野さん 前列右から3番目が山賀茂さん

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【NPB・イベント】新潟県出身プロ野球選手とOBが野球教室

新潟県出身のプロ野球選手とOBによる野球教室「小学生ベースボールクリニック」(主催:新潟野球ドットコム、アルビレックス新潟・都市緑花センターグループ)が27日、新潟市中央区のハードオフ・エコスタジアムでおこなわれ、広島・今井啓介投手(28・中越高出身)と巨人・高橋洸選手(22・日本文理高出身)、DeNA・飯塚悟史投手(19・日本文理高出身)の現役選手3人と、元ヤクルト・本間忠さん(38・日本文理高出身)と元阪神・横山龍之介さん(27・日本文理高出身)のOB2人の5人が講師を務めた。県内の23チームの小学1年生から6年生までの約300人が参加し、プロ選手から基本動作を教わった。

左から広島・今井啓介投手、巨人・高橋洸選手、DeNA・飯塚悟史投手、元ヤクルト・本間忠さん、元阪神・横山龍之介さんの講師5人


県内23チームの小学生約300人が参加した

イベントは新潟県出身のプロ野球選手と触れ合うことで県内の小学生に夢を持って野球に取り組んでもらおうと新潟野球ドットコムが2012年から毎年実施していて今年で4回目。今年は今季DeNAに入団した飯塚投手が初めて参加した。

野球教室は投手と野手のグループに分かれ、室内練習場2か所を使っておこなわれた。投手は今井、飯塚両投手と横山さんが指導、野手は高橋外野手と本間さんが指導した。今井投手と飯塚投手は子どもたちのキャッチボールを見ながら、「足を真っ直ぐ踏み出して」「ナイスボール」などと1人ひとりに声を掛けていた。飯塚投手が自らボールを投げてお手本を示す場面もあった。

ピッチャーゴロの捕り方を教える今井啓介投手


笑顔で子どもたちと触れ合う飯塚悟史投手


飯塚投手がキャッチボールのお手本を示す場面もあった


捕球の指導をする横山龍之介さん

野手を指導した高橋選手はゴロの捕球動作の基本を教えた。「遊びながら上手くなる練習の1つ」として股の間を通して足の後ろでボールを捕球をする動作を紹介した。

股の間を通して足の後ろでボールを捕る練習の仕方を教える高橋洸選手


ティー打撃を指導した本間忠さん

技術指導の後の質問の時間では子どもたちから「どうやったら速い球が投げることができるのか」「体を大きくするにはどうしたらいいのか」「ライバルは?」「一番悔しかった試合は?」など次々と手が挙がった。今井投手は「体を大きくするために練習の間に間食を摂った。間食と言ってもお菓子などではなく、おにぎりなどの炭水化物を摂るように心掛けた」と返答。飯塚投手は「一番悔しかったのはおととしの神宮大会決勝で8対0から9点取られて逆転負けした時。優勝したと思ったが、野球は最後まで分からないと学んだ」と話した。

野球教室終了後には各選手が着用したユニフォームやウェアなど貴重な品が当たる抽選会がおこなわれ、当選した子どもたちが大喜びで受け取ると選手との記念撮影に臨んだ。

飯塚悟史投手はシーズン中に使用したウェアをプレゼント


高橋洸選手は使用したグローブをプレゼント


今井啓介投手はユニフォームをプレゼント


所用のため参加できなかった巨人・加藤健選手のサイン入りウェアも贈られた

野球教室を終えて、今井投手は「新潟の子どもはガツガツ来る子が少ないと思っていたが、質問も多く出て変化していると思った。地元のプロ野球選手が増えた影響も大きいと思う」と驚いた様子。高橋選手は「子どもたちがどんどん近づいてきてくれて楽しくできた。地元で野球をする子どもが増えてくれたら嬉しい」と笑顔を見せた。飯塚投手は「自分が小学生の頃はなかなかプロ野球選手と交流する機会がなかったので、プロ野球選手になりたいと思ってくれて新潟の野球が活性化してくれれば」と期待を寄せた。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


この『小学生ベースボールクリニック2015』を開催するにあたり、その趣旨にご賛同いただき、多大なるご協賛をいただきました新潟県内の各企業・団体の皆様にこの場をお借りして御礼を申し上げますとともに、ここにご紹介をさせていただきます。

◎『小学生ベースボールクリニック2015』ご協賛各社◎
・アイテックス株式会社(弥彦村) http://www.i-teqx.co.jp/
・株式会社エヌエスアイ(新潟市東区) 
http://www.nsi.jp/
・金子薬品(田上町)
・旬食・ゆ処・宿 喜芳(長岡市) http://www.kihou.jp/
・コニカミノルタNC株式会社(新潟市江南区)
 http://www.konicaminoltanc.jp/
・越後名物笹だんご 田中屋本店(新潟市江南区) http://www.dangoya.com/
・にいがたキッズプロジェクト(新潟市中央区) http://www.kidsp.net/
・新潟市西区  (医)野田歯科医院
(以上、五十音順)

ご参加いただきましたチームの皆様、運営などにご協力をいただきました皆様に感謝申し上げます。また開催の趣旨に賛同いただき全面的なご協力をいただきました今井啓介投手、高橋洸選手、飯塚悟史投手、本間忠さん、横山龍之介さんに御礼申し上げますとともに、今後の益々のご活躍を祈念したいと思います。ありがとうございました。

新潟野球ドットコム 代表・岡田浩人


【中学硬式】新潟ヤング入卒団式 14人が高校での飛躍誓う

新潟市で活動する中学硬式野球チーム・新潟ヤングの入卒団式が26日、新潟市内のホテルでおこなわれた。今季は春夏と全国大会の舞台を経験した中学3年生14人が卒団、「高校でも野球を続け、甲子園を目指したい」とそれぞれが決意を語った。

新潟ヤングの卒団生14人と阿部晋也監督(前列左から3番目)

入卒団式は小学生の軟式学童チームであるNSジュニア、新潟ヤング、社会人軟式チームであるNSクラブが所属する「新潟ベースボールクラブ」の納会でおこなわれた。

硬式球を扱うヤングリーグは全国約180のチームが活動中で、今春センバツ甲子園で優勝した敦賀気比のエースで日本ハムに入団した平沼翔太選手はヤングリーグのオールスター福井の出身。新潟ヤングは2009年に設立され、全日本硬式野球連盟の北日本支部に所属している。新潟市北区のグラウンドで練習を重ね、今季は昨季に続き2年連続で春と夏の全国大会出場を果たした。

卒団する中3生は第7期生となる。曽我祐太朗前主将(大形中3年)は「監督やコーチからは技術だけではなく、普段の生活態度が大事だと徹底的に教わった」と振り返り、「ここで教わったことを高校でもしっかりやって、甲子園を目指したい」と今後の目標を話した。阿部晋也監督は「3年生が築いたものを2年生以下がしっかり受け継いでいってもらいたい」と話した。

なお軟式学童チームのNSジュニアからは小学6年生5人が卒団、新たに12人が入団した。

軟式学童チーム・NSジュニアを卒団する小学6年生5人と保護者

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【イベント】野球ひじ検診で長く野球を楽しんで ベースボールフェスタ開催 長島三奈さんも取材 

少年期の投球が原因による障害「野球ひじ」を予防し、体のコンディショニングなどを学ぶことで長く野球を続けてもらおうというイベント「ベースボールフェスタ2015」が19、20日の両日、新潟市中央区のハードオフ・エコスタジアムで開催された。新潟県高野連や中体連などで組織される「新潟県青少年野球団体協議会」が主催し、2日間で約900人がひじの検診などを受けた。

医師からひじのエコー検査を受ける小学生 約900人が検査を受けた

このフェスタは2013年から毎年12月におこなわれていて今年で3回目。野球ひじの予防啓発活動をおこなっている県内の医師などによる団体「野球障害ケア新潟ネットワーク」が協力し、野球ひじの無料検診のほか、コンディショニングやトレーニングなど小学生のうちから取り組んでほしい基本メニューの教室を開いたほか、社会人野球チーム・バイタルネットや今季から関甲新1部に昇格した新潟医療福祉大の協力による野球教室も開催した。

こうした野球イベントで野球ひじの検診をおこなうことは新潟県ならではの先進的な取り組み。参加した小学生は簡単な問診用紙に記入し、ひじの曲げ伸ばしをしてチェックを受けた後、超音波エコー検査で骨に異常がないかどうかを調べた。検査を受けた約900人のうち、8人に悪化の恐れがある異常が見つかり、医療機関への受診が勧められた。

ひじの曲げ伸ばしをしてチェックを受ける小学生


コンディショニング教室で体幹の実技指導を受ける


室内練習場ではバイタルネットの選手による野球教室がおこなわれた

見附市の草薙BCで投手を務める佐野哲太さん(11)は「初めてひじの検査を受けたが異常はなかった。検査を受けないとわからないので、早く発見できて安心できる」と話していた。

野球障害ケア新潟ネットワークの山本智章代表(新潟リハビリテーション病院院長)は「痛みが出て病院に来た時はかなり悪化して治療が難しいというケースがしばしばある。そういう選手を1人でも減らして野球を楽しくできるよう我々も一緒に考えたい」と話していた。

新潟県青少年野球団体協議会の竹田直人代表(新潟県高野連専務理事)は「年々参加人数が増えている。こういう活動が広まることで予防につながり、長く野球を続けることができる球児が増えれば」と今後も活動を継続する考えを示した。


◎長島三奈さんも取材 「素晴らしい取り組みで、長く野球を続けてほしい」◎

野球ひじ検診について説明を受ける長島三奈さん(中央)

20日のベースボールフェスタの会場に、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督の二女で長く高校野球取材を続けるフリー記者の長島三奈さんが訪れた。新潟県青少年野球団体協議会がおこなっている野球ひじの検診や、来月発表される選手・指導者・保護者向けの教則本「新潟メソッド」の取材のために来県した。

医師や高野連関係者から説明を受けた長島さんは取材後、「今まで高校野球の選手たちの練習や試合を取材してきたが、検診など目に見えない部分を初めて見せていただき勉強になった。これまで高校球児の取材の中で『けががあるので高校で野球をやめます』という選手を数多く見てきた。子どもたちのけがの早期発見につながる機会で新潟の取り組みは素晴らしい。野球少年たちには新しいグローブやスパイクを買ってもらった時に大事にする気持ちと同じくらい、自分のひじや体のことを大事に思ってもらい、長く野球を続けられるようになってほしい」と感想を話した。

新潟県青少年野球団体協議会は来月発表予定の「新潟メソッド」の中で長島さんから推薦コメントをもらう予定。竹田直人代表は「今後の活動でも連携をお願いできれば」と話していた。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【NPB】巨人・加藤、高橋洸が秋葉区で野球教室 プロ18年目のシーズンへ加藤が語る

巨人の加藤健捕手(35・新発田農高出身)と高橋洸外野手(22・日本文理高出身)、そして元ヤクルトの本間忠さん(38・日本文理高出身)による小学生野球教室が19日、新潟市秋葉区でおこなわれ、地元の小学生約130人が参加した。加藤、高橋の両選手は打撃や走塁、守備の基本動作を指導した。

打撃指導をおこなう巨人・加藤健捕手

野球教室はプロ野球選手に触れることで子どもたちに夢を持ってもらおうと新津少年野球育成会と秋葉区が主催し、毎年12月に実施している。高橋選手と本間さんは秋葉区出身で、聖籠町出身の加藤選手は毎年講師を務めている。

今年は地元の学童チームなど8チームが参加。加藤選手が打撃、高橋選手が走塁と守備、本間さんがキャッチボールの基本を指導した。加藤選手は1人1人にトスを上げながら、「ナイスバッティング」などと声を掛け、時折ハイタッチを交わすなど子どもたちと笑顔で触れ合った。高橋選手は一塁ベースの駆け抜け方や走塁のスタートの切り方などを実際に子どもたちに見せながら指導をした。

走塁の基本動作を教える巨人・高橋洸外野手


キャッチボールの投球と捕球の基本を教える元ヤクルト・本間忠さん(中央)

荻川少年スポーツクラブの宇野浩平主将(5年)は「加藤選手も高橋選手も体が大きくてカッコよかった。打撃ではよく見ること、ヘソの前で打つこと、そしてタイミングが大事だと教わった。将来はプロ野球選手になりたい」と目を輝かせていた。

加藤選手は「毎年楽しみにしている野球教室。小学生は伸び伸びと、野球を嫌いにならないように、そして今からでも少しずつ頭を使って考えてもらえるよう教えた」と話した。高橋選手は「教えるというよりも体を動かして楽しみながらやることを意識した。自分の子どもの頃を思い出した。子どもたちには野球を楽しみながらプレーしてもらえれば」と感想を話した。

チームごとに講師の3人と記念撮影


◎プロ17年目のシーズンを終えた巨人・加藤健捕手に聞く◎

小学生の前でキャッチボールを披露する加藤健捕手

Q17年目のシーズンを振り返って
加藤健捕手(以下加藤)「キャンプが始まる前からいろいろなことを想定しながら準備だけはしていた。少ないチャンスをモノにするためにも準備をしなければと思っていた。そこをモノにしなければ来年は野球ができないかもしれないという気持ちだった。開幕の早い段階でチャンスが来た」

Q今季はプロ入り最多となる1軍35試合に出場しプロ初の猛打賞も
加藤「今季はたまたまいい方向に行ったし、たくさんの経験を積ませてもらった。ただ、試合は勝たなければダメ。阿部さんがずっと一線でやっていて、144試合をプレーする凄さを改めて感じた。負けが込んでくると『こんなにキツいのか』というのもわかった。いろいろな発見があった」

Q17年間、長くプロでプレーできている秘訣は
加藤「ケガをしないことが大事。危なかった時期もあったが、周囲の協力のおかげで乗り切ることができ感謝している。1軍の試合で出場すると新潟の地元の人から連絡が来たり、応援していただいて、励みになるし頑張りたいと思うし、もっと野球をやりたいと思っている。ただ1年間を通すと、勝ってマウンドでハイタッチする瞬間だけは嬉しいが、あとは苦しいことの方が多い。不安との戦い。結果が出なければ来年の契約がどうなるかはわからない。常に崖っぷち。ただ好きなことで悩めるというのはありがたいこと」

Q来季18年目のシーズンへの決意は
加藤「2月1日のキャンプインの前に、どういう状況が来ても対応できる準備をしっかりしたい。(来季は自身が高校3年生の時[1998年]に生まれた子が高校3年生になる)そうか・・・この年齢になるまで本当にあっと言う間だったので(苦笑)。今まで経験したことを野球教室などで少しでも地元の新潟に恩返ししたいと思っているし、何か協力できることがないかといつも思っている。新潟の野球がもっと盛り上がっていけるよう協力したい。そのためにも自分が1年でも長く、この仕事を全うして良い結果を出して恩返しのチャンスをもらえればと思っている」
子どもたちにとって憧れのプロ野球選手 「地元に恩返ししたい」と語る

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【お知らせ】新潟県出身プロ野球選手による小学生野球教室を開催します(募集は締め切りました)

新潟野球ドットコムは12月27日(日)に新潟市のハードオフ・エコスタジアムにて新潟県出身プロ野球選手による野球教室『小学生ベースボールクリニック2015』を開催いたします。

このイベントは新潟県の小学生に夢を持って野球に取り組んでもらおうと2012年から毎年12月に開催しています。講師には新潟県出身のプロ野球選手とOBに務めていただいていますが、今年は広島カープ・今井啓介投手(長岡市出身)、読売巨人軍・高橋洸外野手(新潟市秋葉区出身)、横浜DeNAベイスターズ・飯塚悟史投手(上越市出身)の現役3選手と、元ヤクルトスワローズ投手の本間忠さん(新潟市秋葉区)、元阪神タイガース投手の横山龍之介さん(新潟市秋葉区出身・胎内市)のOB2人が講師を務めます。

左から広島・今井啓介投手、巨人・高橋洸外野手、DeNA飯塚悟史投手

事業名:小学生ベースボールクリニック2015
主催 :新潟野球ドットコム アルビレックス新潟・都市緑花センターグループ
協力 :シンプル・ベースボールアカデミー
協賛 :新潟の野球を応援していただいている各社様
場所 :ハードオフ・エコスタジアム新潟(新潟市中央区)
日時 :12月27日(日)9:30~12:00
募集 :新潟県内のチーム(軟式)に所属する小学生300人
1チーム20人以内でチーム単位で申し込みを受け付け
参加費:無料

※12月20日23時までに募集人数に達しましたので、申し込みを終了させていただきました。多数のお申し込み、ありがとうございました。なお当日は参加チーム以外の方は球場内に入場できませんのでご了承くださいm(_ _)m

(新潟野球ドットコム代表 岡田浩人)


【大学野球】鎌倉&森田の甲子園ヒーローが講師に 法政大が中学生を指導

東京六大学野球の法政大学硬式野球部のメンバーによる野球教室が12日、新発田市の新発田農業高校でおこなわれた。来年8月20日に同市の五十公野球場で開催される「東京六大学野球オールスター戦」の事前イベントとして新発田市スポーツ推進課が企画。講師には同大の青木久典監督のほか、昨夏甲子園でベスト4に進出した日本文理高出身の鎌倉航捕手(1年)や富山商高のエース左腕でU18日本代表として活躍した森田駿哉投手(1年)らが務め、地元の中学生が指導を受けた。

地元の中学生を指導する法政大1年・鎌倉航捕手(右端・日本文理高出身)

法政大学硬式野球部は春秋のリーグ戦で44回優勝、全日本大学野球選手権では全国最多となる8回の優勝を誇る名門。山本浩二、田淵幸一、江川卓らプロ野球にもOBを多数輩出している。

野球教室の講師を務めたのは、今季から指揮を執る青木久典監督のほか、父母が新発田農高出身という4年生の皆川晋内野手(西武台千葉高)、2年生の森龍馬副将(日大三高)、1年生の森田駿哉投手(富山商高)、そして上越市出身で1年生の鎌倉航捕手(日本文理高)の選手4人。長岡市出身で3年生の高野峻一郎主務(長岡高)が野球教室の進行役を務めた。

左から青木監督、皆川内野手、森副将、森田投手、鎌倉捕手、神長英一前監督、皆川浩一OB会理事


進行役を務めた主務の高野峻一郎さんは長岡市の出身


午前の部は新発田市内の4つの中学校33人が参加した

野球教室は全員でランニングとアップ、キャッチボールをおこなったあと、投手・捕手のバッテリーと野手に分かれて指導がおこなわれた。捕手を指導した鎌倉捕手は捕球の姿勢について、「キャッチャーで大事なのは足の送り方。股の間を抜かれるのは恥ずかしいことなのでしっかり練習をしてほしい」と身振りを交えながら説明した。森田投手はブルペンで投げ込む投手1人1人に腕の使い方などを指導した。野手は捕球や打撃指導を受けた。

全員でランニング


ブルペンで1人1人に指導する森田駿哉投手


野手に打撃指導をおこなう森龍馬副将

新発田市によると法政大学硬式野球部が新潟県内で中学生への野球教室をおこなうのは初めてだという。指導を受けた菊地龍一さん(14・紫雲寺中2年)は「貴重な経験なので集中して聞くようにした。打撃では足を使うことを指導された。身近な選手が大学で活躍しているのはすごいと思う」と話していた。

同大の青木監督は「中学生が非常に素直でどん欲だった。野球人口が段々減っているので、我々ができることは底辺拡大のために野球の楽しさ、心や体を教えることが大事だと思っている。ぜひこの中から法政大に来る選手が出てほしい」と感想を話した。4年生の皆川内野手は「野球を教えることは自分たちが学ぶ場で、気づかされることが多くいい経験だった」と話し、2年生の森副将は「リーグ戦で活躍しないとオールスター戦に選出されないと思うので、選出されるよう優勝を目標に頑張りたい」と来夏のオールスター戦出場へ向けて意気込みを話した。

富山商時代の昨夏甲子園3回戦で日本文理と対戦し惜敗した経験のある森田投手は「甲子園で負けている県なので複雑な気持ちはあるが」と苦笑いした後、「同じ野球人として上手くなってもらえるようサポートできれば」と話し、「今の時期は体が大きくなる時期で、走り込み、たくさん食べる、そして寝ることが大事。(オールスター戦へは)第二の地元でもある新潟、新発田の地でいいプレーを見せられるよう1年間しっかり頑張りたい」と笑顔を見せた。

野球教室は午後もおこなわれ、新発田シニアの選手が指導を受けた。


◎法政大での1年を振り返って・・・鎌倉航捕手に聞く◎

中学生に指導する鎌倉航捕手 法政大でのこの1年を振り返ってもらった

Q地元で中学生に教えた感想は
鎌倉航捕手(以下鎌倉)「新潟の雰囲気は落ち着く。教える難しさ・・・感覚を言葉に表すのは難しかった。(教えたかった)1番のことは自分も言われていたが『自分のことだけでいっぱいいっぱいにならないように』ということ。基本動作が大事できっちりやってもらいたくてアドバイスさせてもらった。自分が中学生の頃と比べても上手い」

Q大学1年生としてのシーズンを振り返って
鎌倉「あっという間だった。トーナメントではないリーグ戦は長いが始まるとあっという間に最終戦が来ている感じだった。1試合1試合の大切さを学んだシーズンだった。春から試合に出させてもらい、いい経験をさせてもらった。神宮という素晴らしい球場で大勢の観客の前でプレーさせてもらったのはいい経験。(今年)プロに行った選手が何人もいる中で一緒にプレーさせてもらえたのは今後の大学生活にいきる」

Q高校野球と大学野球の違いは
鎌倉「1球の執着心が違うと感じた。スピードやパワーも違うが、この1球にかける思いが全然違う。部員数も多い中、試合に出させてもらったが、責任を持ってやらなければと思っていた。自分が思っていたよりは自分の力が発揮できなかった。場に圧倒された部分はある。やらなければという思いが空回りした部分がある。周りもスター選手ばかり。自分もと思い、力以上のものを出そうとしてしまった部分はある。今は地に足につけて練習できている」

Q秋はケガで出場できなかった?
鎌倉「前半はベンチ入りできたが、途中から運動禁止になってしまった。何もできず悔しいシーズンになってしまった。ただ周りから試合を見て春とは違った目線で試合を見ることができてよかった。(ケガは)10月の頭に目の網膜剥離をおこしてしまい、1か月の運動禁止だった。中学でボールが目に当たったことがあり視力が落ちていたので、コンタクトを作ろうと病院に行ったら網膜剥離がわかった。今はもう治って練習ができている」

Q同期は飯塚投手をはじめ、それぞれの道を歩んでいる
鎌倉「時々連絡を取っていて勇気づけられるし、また頑張ろうと思う。同期とは(東京で)よく会っている」

Q来季への意気込みを
鎌倉「試合に出られるようにというのが一番。その中で1年間、ケガをしない体でやりたいので、この冬はしっかり体作りをしてしっかり野球ができるようにしたい。(オールスター戦は)来ることができるようにしっかり練習したい」
参加した中学生と記念撮影

(取材・撮影・文/岡田浩人)