【大学野球】三条市で11日からサマーリーグ開催 立教大と東洋大が初参加 慶応大×長岡大手高も

大学野球の東京六大学野球や東都大学野球に所属する名門校が参加する「第2回大学野球サマーリーグ」(主催・実行委員会)が11日から13日までの3日間、三条市の三条パール金属スタジアムで開催される。去年に引き続き1、2年生を中心とした次世代主力選手が参加し、慶応大、明治大に加え、今年は新たに立教大と東都・東洋大が初参加。地元の新潟医療福祉大を交えて試合をおこなうほか、慶応大が長岡大手高校と練習試合をおこなう。

第2回大学野球サマーリーグのポスター
続きを読む


【イベント】阪神OBが胎内市で野球教室

阪神タイガースOBによる野球教室が30日、胎内市で開かれ、市内の小中学生約100人が参加した。講師を務めたのは1990年代初頭に外野手として活躍した亀山努さん、元投手で選手寮「虎風荘」の寮長を務めた梅本正之さん、新潟市秋葉区出身の元投手で胎内市役所職員の横山龍之介さんの3人。小中学生はノックを受けるなど基本動作の指導を受けた。

ゴロ捕球の指導をおこなう亀山努さん(右) 続きを読む


【イベント】荒木大輔氏が新潟市でトークショー

早稲田実業高校で甲子園5度出場を果たし、ヤクルトなどで投手として活躍した荒木大輔さん(51)によるトークショーが21日、新潟市の万代シテイで開催された。スポーツ紙・サンケイスポーツのアプリ「サンスポ電子新聞」が主催した。サンスポ解説者の荒木さんは今季のプロ野球のセパ順位予想などで訪れたファンを楽しませた。

新潟市でトークショーをおこなった荒木大輔さん

荒木さんは東京都出身で早稲田実業高校時代に5季連続で甲子園に出場し、1年夏に準優勝。1982年秋のドラフト会議でヤクルトから1位指名を受け入団。93年には日本シリーズで活躍し、チームの日本一に貢献。プロ通算180試合に登板し39勝を挙げた。現在はテレビ解説者のほか、サンケイスポーツで評論家を務めている。

荒木さんは「母親が小千谷市の出身で新潟とは縁が深い。お米とお酒が美味しい」と新潟の印象を語った後、今季のプロ野球の見どころと予想順位を解説した。セリーグでは「オープン戦を見る限り、阪神が金本新監督のもとで力がある」と予想。パリーグは「ソフトバンクの力が目立つ。2チーム分の戦力がある」と分析した。また注目チームとして「西武は菊地雄星投手が成長し先発陣が安定してきた。ソフトバンクを叩く可能性がある」と話した。
セパ両リーグの今季の順位予想を披露した

その上でセパ両リーグの順位予想も披露した。セリーグは阪神が1位と予想したが、「巨人のベテランと高橋新監督の采配次第」と条件付け。ヤクルトも「力がついて強い」と上位争いを予想した。パリーグでは「普通にやればソフトバンク。日本ハムも投手陣も野手も若いいい選手が多い」と話した。

集まったファンからは「ヤクルトが優勝するために必要なことは?」などの質問が寄せられ、荒木さんは「戦力からすればセリーグの中で一番バランスがいい。特別な補強もいらないので十分戦える。普段通りの野球ができるか」と答えていた。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【お知らせ】20日の三条パール金属スタジアム感謝祭で「夏の展望」話します

2月20日(土)10時から16時まで三条市の三条パール金属スタジアムで開催される『三条パール金属スタジアム感謝祭』にて、新潟野球ドットコム記者の岡田浩人が「どこよりも早い高校野球・夏の新潟大会展望」と題して、最新取材情報を交えてお話します。13時スタートで入場無料です。(ポスターでは「新潟野球トークとしか書かれていませんが・・・」)

「夏の展望」とは言うものの、まだ冬ですので・・・実際は4月下旬から始まる「春の新潟県大会」の見どころや楽しみ方をお話ししたいと思います。逆に「こんな選手がいるよ」という情報がありましたらぜひお聞かせください。『感謝祭』は飲食コーナーなど楽しめるスポットがあります。新潟の野球ファンの方、お時間ありましたらぜひお越しください。

(文/岡田浩人)


【小中・高校野球】稲葉篤紀氏が講演&新潟メソッド発表 野球サミット初開催

新潟県高野連や中体連軟式野球専門部など9団体で構成される「新潟県青少年野球団体協議会」は30日、新潟市の朱鷺メッセで小・中学・高校の指導者を対象とした「NIIGATA野球サミット」を初めて開催した。元日本ハム外野手の稲葉篤紀さん(43)による講演のほか、保護者や指導者、選手に向けて製作されたマナー・技術冊子「新潟メソッド」を発表した。

講演をおこなう元日本ハム外野手の稲葉篤紀さん

この野球サミットは野球ひじの予防などに取り組んできた県青少年野球団体協議会が、野球を通じた友情や学びを育むための新たな取り組みをスタートさせるとともに、指導者や保護者向けに野球の楽しさを子どもたちに伝えるきっかけにしてもらいたいと初めて開催。県内の指導者や保護者約500人が参加した。

第1部では元北海道日本ハム外野手の稲葉篤紀さんが「求められる指導方法」と題して講演をおこなった。稲葉さんは愛知県の出身で、中京高(現・中京大中京高)、法政大を経て、1995年にドラフト3位でヤクルトに入団。3度のリーグ優勝と日本一に貢献した。2005年に日本ハムにFA移籍し、2006年の日本一に貢献し、日本シリーズMVPを獲得した。2007年には首位打者と最多安打、2012年には2000本安打を達成した。2014年に引退した後は、スポーツキャスターや侍ジャパンのコーチとしても活躍している。現在は日本ハムでスポーツを通じて地域を活性化させる「スポーツ・コミュニティ・オフィサー」を務めている。身振りを交えて講演をおこなう稲葉さん

小学1年生で野球を始めた稲葉さんは、中学では硬式のシニアリーグに所属、高校は名門の中京高で主将を務めた。ただ小中高校と「全国大会には出場できず、決して目立った活躍をしたわけではない」と話す。「中学の時は厳しい練習に耐えかねてケガをしたふりをして練習を休んだこともある。決して優等生ではなかった」と打ち明けた。

ただプロ入り後はヤクルトでの野村克也監督との出会いが野球観に大きな影響を与えた。「野村監督からは『野球選手である前に一社会人であれ』と言われた。野球バカではダメだと…自分自身、若い頃は『四六時中、野球のことだけを考えていればいいじゃないか』と思っていたが、今はその言葉の意味がよくわかる。ミーティングでは気づいたことは必ずノートにメモした」と話した。その上で「特に自分自身が大事にしてきたことは『準備』。ウォーミングアップはケガをしないための準備だし、試合前には相手投手を攻略するためにどういうふうに『準備』したらいいか考えていた」と力説した。

日本の人口減少の3倍のスピードで野球の競技人口が減っていることについて触れ、「野球は楽しいと思えるような環境作りや、1人でも多くの子どもが野球をやりたくなる仕組みを大人が作っていく必要がある」と呼びかけた。

協議会のイメージキャラクター『米(マイ)スター』の名付け親・上野飛鳥くん(右)と

サミットの第2部では公募された同協議会のイメージキャラクターの名前が発表され、上越市の板倉スポーツ少年団野球クラブ6年の上野飛鳥くんが考案した『米(マイ)スター』に決まった。1人1人の子どもがスター(輝く星)であり、ドイツ語の熟練工『マイスター』という言葉の響きもかけていて、「お米も1粒1粒が光り輝き、周りと協調しながらしっかり立っている。そんな野球人になってほしいという願いを込めた」と説明された。考案者の上野くんには稲葉さんからサイン入りバットなどの記念品が贈られた。

『新潟メソッド』について発表、説明する同協議会・島田修副会長(右端)

この後、同協議会の島田修副会長によって、冊子『新潟メソッド』の発表と内容説明がおこなわれた。メソッドとは「方法・方式」を意味する。島田副会長は「少子化や野球離れをはじめとする変わりゆく野球事情に危機感を持ち、今こそ新潟の目指すべきスタイルは何か、保護者が安心して子供を預けられる環境づくりは何か、それらを団体の垣根を越えて共有したい」とメソッド作成の意図を説明した。

冊子は全66ページで、大きく3つの章から成り立っている。保護者向けの「始めよう!」の章では野球を始める子どもたちに野球を通して礼儀や思いやりなど学んでほしいことが書かれている。指導者・選手向けの「楽しもう!」の章では「グラウンドに敵はいない。いいプレーには相手味方の区別なく拍手を」など、基本的なマナーを記している。3つめの「続けよう!」の章は技術編で、特に投げる動作に特化し、野球ひじの予防や障害予防のためのストレッチやトレーニングのやり方が写真付きで具体的に記されている。

内容については「全9団体が交わした『約束』であり、規則ではない。ただ罰則もないが、絵に描いた餅でもない」(島田副会長)という。島田副会長は「少しずつでいいので、ここに書いたことが新潟のスタンダード(標準)スタイルになるようお願いしたい」と力を込めた。18歳以下の硬式、軟式を合わせた各野球団体が1つの組織を作っているのは全国でも新潟県だけで、こうした教則冊子が作られるのも全国で初めて。

『新潟メソッド』の表紙


中身は新潟の球児や保護者、指導者が心掛けてほしい「約束」が記されている

この『新潟メソッド』は同協議会に加盟している各団体を通して各チームに一定数配布される。チーム以外で関心のある方の問い合わせや購入希望については、新潟県青少年野球団体協議会のメールアドレス( nyboc@grace.ocn.ne.jp )で受け付ける。

サミットの第3部ではケガ防止のための研修会もおこなわれ、野球ひじ治療の権威である新潟リハビリテーション病院の山本智章院長が野球ひじの症例紹介をおこない、ケガ予防のためのストレッチやトレーニングについて講演をおこなった。

新潟リハビリテーション病院の山本智章院長によるケガ防止のための研修会

同協議会ではこのサミットをきっかけに、「野球を通じた友情の育成」や「スポーツ障がいの予防」の推進を目指す新たな取り組みを『21c型穂波(にいがたほなみ)プロジェクト』と名付けた。新潟の田園風景である稲穂の揺れが波のように広がっていく光景のように、この取り組みがじわじわと大きく広がっていくことを目指すという。

サミットに参加した長岡市の学童チーム・あおし野球クラブの指導者・西塚雄平さん(34)は「勉強になった。稲葉さんが話す『準備』は日頃から子どもたちに言っていることで共感できた。(新潟メソッドについては)新潟の野球人口を増やすため、レベルを上げるため、こうした取り組みはいいことだと思う。野球以外のイベントや遊び感覚を含めながら、そこから野球をやってもらうきっかけを作りたい」と感想を話していた。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【NPB・イベント】ヤクルト館山投手が燕市で野球教室

東京ヤクルトスワローズの館山昌平投手(34)が24日、燕市を訪れ、市内の体育施設で小学生への野球教室を開いた。わかりやすい言葉で優しく小学生に指導した館山投手は「将来、この中からプロ野球選手が生まれて、僕と対戦してほしい」とエールを送った。

基本動作を優しい言葉で説明する館山昌平投手

燕市とヤクルトスワローズは「つばめ」という名前が縁で5年前から交流を続け、主催試合のヒーロー賞に金属洋食器を提供したり、野球大会「スワローズカップ」を開催してきた。今回は球団を通して依頼したところ、館山投手が快諾した。

館山投手は神奈川県出身で、日大藤沢高、日本大を経て、2002年のドラフトで3位指名を受けヤクルトに入団。2009年には最多勝を獲得している。3度の靭帯再生手術を受けながらも昨季復活し。「カムバック賞」を受賞する活躍を見せ、ヤクルトのリーグ優勝に貢献した。

燕市内の13チーム、約120人が参加した

野球教室には市内の学童野球の13チームから約120人が参加した。体育館の外は大雪で、2日前までハワイで自主トレをおこなってきた館山投手は「人生で初めてこんな大雪を見た」と驚いた様子。「手術の後のリハビリ中だった2年前に燕市に来た時に、みんなが野球に打ち込んでいる姿に励まされて復帰できた。その恩返しがしたくて来た」と話した。館山投手は子どもたちと一緒に体育館を走りウォーミングアップ。その後、ケガ予防のためのストレッチの仕方を教えながら、「ストレッチは練習の1つ」とその大切さを説いた。その後、キャッチボールなど基本的な動作についてプロの視点からアドバイスを送った。

子どもたちと一緒にランニングをする館山投手

「靴ひもは上から下へと通すとひもが緩まない」「プロ野球選手はグローブを自分の手のように大事にしている」「キャッチボールではボールは相手よりも高く投げず、必ず低いボールを投げること」「キャッチボールは体を動かして捕ること」「キャッチボールの時から9分割のストライクゾーンを意識しながら投げるとコントロールがよくなる。プロは81分割で投げている」など、わかりやすい言葉で具体的に指導。周囲にいた指導者も熱心にメモを取っていた。

冷え込む体育館の中で熱い指導がおこなわれた

館山投手は「楽天の安楽(智大)投手は小学生の時に野球教室で指導したことがある選手。そういう選手と去年二軍で対戦した。君たちの中からプロ野球選手が生まれて、将来僕と対戦するかもしれないので、頑張ってほしい」とエールを送った。

小池野球スポーツ少年団の主将で小池小5年生の袖山稜真さん(11)は「館山投手は体が大きく、指で三角を作ってボールを握ることという教えがためになった。将来はプロ野球選手になりたい」と目を輝かせた。館山投手は26日は燕市内の小学校で講演をおこなう予定。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【イベント】カメラマン武山智史さんが写真展 「高校野球の仲間は一生の宝物」

長岡市出身のフリーカメラマン・武山智史さんの初の写真展『グラウンドの主役たち』が8日、9日の両日、長岡市のアオーレ長岡で開催された。大勢の高校野球ファンが会場を訪れ、武山さんの作品に見入っていた。

故郷で初の写真展を開催したカメラマンの武山智史さん

武山さんは長岡市出身の35歳で。長岡向陵高校では野球部に所属した。高校卒業後、専門学校を経て日刊スポーツ写真部でアルバイトを経験。その後、長岡市出身のスポーツライター小林信也氏に師事し、現在は都内在住でスポーツ現場を中心に雑誌などで活躍しているほか、毎年夏にベースボール・マガジン社から出版される『高校野球・新潟大会展望号』のライターとして県内の各高校を精力的に取材している。

写真展では新潟県内の高校を取材した際の部活動の写真29点が展示されたほか、『展望号』での取材時の集合写真のスナップなどを見ることができた。9日午後からは武山さんによるトークショーもおこなわれ、高校生や野球ファン、カメラファンで会場が埋まった。武山さんは写真撮影の上達方法について「撮影の前にイメージを持つこと、いい作品を見て真似をしてみることが大切」と話し、「きょうも野球部の時の仲間が駆け付けてくれた。高校野球で大切なのは仲間の存在で一生の宝物」と高校野球の魅力を話した。

9日午後からは武山さんが写真と野球への思いを語るトークショーも開かれた

武山さんは「大勢の方から足を運んでいただき嬉しかった。今後も取材機会を作って新潟県内の野球部を回って写真を撮り、毎年のように写真展を開催できれば」と感想を話していた。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【イベント】8、9日に長岡市出身のカメラマン武山智史さんの写真展 アオーレ長岡

長岡市出身で新潟県の高校野球現場を長く取材しているフリーカメラマン・武山智史さん(35)の初の写真展が、8日と9日の2日間、長岡市のアオーレ長岡で開催される。写真展のタイトルは『グラウンドの主役たち』。「高校野球は強豪校も無名校も関係なく選手が主役」と語る武山さんが写真を通して故郷の球児たちにエールを送る。

8、9日と長岡市のアオーレ長岡で開催される写真展の告知ポスター

武山さんは1980年生まれで長岡市出身。自身も子どもの頃から野球を始め、長岡向陵高校では3年夏に3回戦で加藤健選手(現・巨人)擁する新発田農業高校と対戦し惜敗、最後の打者となった。高校卒業後、専門学校を経て日刊スポーツ写真部でアルバイトを経験。その後、長岡市出身のスポーツライター小林信也氏に師事しながら、カメラマン、ライターとして腕を磨いた。2006年からは毎年夏にベースボール・マガジン社から出版される『高校野球・新潟大会展望号』のライターとして県内の各高校を精力的に取材。練習中の何気ない球児の仕草や勝負の瞬間をとらえる写真は高く評価されている。現在は都内在住で、スポーツ現場を中心に雑誌などで写真や記事を発表し続けている。

武山さんが撮影した写真 球児の感情が伝わってくる作品は高く評価されている

写真展は8日(金)、9日(土)の2日間、アオーレ長岡の市民交流ホールDで開催される。時間は午前10時から午後7時までで入場は無料。武山さんの作品29点が展示される予定。

武山さんは「100年の歴史がある高校野球は日本人の文化の一つ。ただ高校野球イコール『甲子園』や『プロ野球選手予備軍』ではない。球児にとっての日常は日々の練習や練習試合であり、その学校のグラウンド。球児1人1人が『主役』という思いを感じ取っていただきたい」と話している。

※9日(土)午後1時から、武山さんに新潟野球ドットコムの岡田浩人が写真や新潟県内の高校球児にかける思いなどをお聞きするトークショーを会場内で開催いたします。入場無料です。野球撮影のポイントなどもお聞きします。よろしければぜひお越しください。

(文/岡田浩人 写真提供/武山智史さん)


【NPB・イベント】新潟県出身プロ野球選手とOBが野球教室

新潟県出身のプロ野球選手とOBによる野球教室「小学生ベースボールクリニック」(主催:新潟野球ドットコム、アルビレックス新潟・都市緑花センターグループ)が27日、新潟市中央区のハードオフ・エコスタジアムでおこなわれ、広島・今井啓介投手(28・中越高出身)と巨人・高橋洸選手(22・日本文理高出身)、DeNA・飯塚悟史投手(19・日本文理高出身)の現役選手3人と、元ヤクルト・本間忠さん(38・日本文理高出身)と元阪神・横山龍之介さん(27・日本文理高出身)のOB2人の5人が講師を務めた。県内の23チームの小学1年生から6年生までの約300人が参加し、プロ選手から基本動作を教わった。

左から広島・今井啓介投手、巨人・高橋洸選手、DeNA・飯塚悟史投手、元ヤクルト・本間忠さん、元阪神・横山龍之介さんの講師5人


県内23チームの小学生約300人が参加した

イベントは新潟県出身のプロ野球選手と触れ合うことで県内の小学生に夢を持って野球に取り組んでもらおうと新潟野球ドットコムが2012年から毎年実施していて今年で4回目。今年は今季DeNAに入団した飯塚投手が初めて参加した。

野球教室は投手と野手のグループに分かれ、室内練習場2か所を使っておこなわれた。投手は今井、飯塚両投手と横山さんが指導、野手は高橋外野手と本間さんが指導した。今井投手と飯塚投手は子どもたちのキャッチボールを見ながら、「足を真っ直ぐ踏み出して」「ナイスボール」などと1人ひとりに声を掛けていた。飯塚投手が自らボールを投げてお手本を示す場面もあった。

ピッチャーゴロの捕り方を教える今井啓介投手


笑顔で子どもたちと触れ合う飯塚悟史投手


飯塚投手がキャッチボールのお手本を示す場面もあった


捕球の指導をする横山龍之介さん

野手を指導した高橋選手はゴロの捕球動作の基本を教えた。「遊びながら上手くなる練習の1つ」として股の間を通して足の後ろでボールを捕球をする動作を紹介した。

股の間を通して足の後ろでボールを捕る練習の仕方を教える高橋洸選手


ティー打撃を指導した本間忠さん

技術指導の後の質問の時間では子どもたちから「どうやったら速い球が投げることができるのか」「体を大きくするにはどうしたらいいのか」「ライバルは?」「一番悔しかった試合は?」など次々と手が挙がった。今井投手は「体を大きくするために練習の間に間食を摂った。間食と言ってもお菓子などではなく、おにぎりなどの炭水化物を摂るように心掛けた」と返答。飯塚投手は「一番悔しかったのはおととしの神宮大会決勝で8対0から9点取られて逆転負けした時。優勝したと思ったが、野球は最後まで分からないと学んだ」と話した。

野球教室終了後には各選手が着用したユニフォームやウェアなど貴重な品が当たる抽選会がおこなわれ、当選した子どもたちが大喜びで受け取ると選手との記念撮影に臨んだ。

飯塚悟史投手はシーズン中に使用したウェアをプレゼント


高橋洸選手は使用したグローブをプレゼント


今井啓介投手はユニフォームをプレゼント


所用のため参加できなかった巨人・加藤健選手のサイン入りウェアも贈られた

野球教室を終えて、今井投手は「新潟の子どもはガツガツ来る子が少ないと思っていたが、質問も多く出て変化していると思った。地元のプロ野球選手が増えた影響も大きいと思う」と驚いた様子。高橋選手は「子どもたちがどんどん近づいてきてくれて楽しくできた。地元で野球をする子どもが増えてくれたら嬉しい」と笑顔を見せた。飯塚投手は「自分が小学生の頃はなかなかプロ野球選手と交流する機会がなかったので、プロ野球選手になりたいと思ってくれて新潟の野球が活性化してくれれば」と期待を寄せた。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


この『小学生ベースボールクリニック2015』を開催するにあたり、その趣旨にご賛同いただき、多大なるご協賛をいただきました新潟県内の各企業・団体の皆様にこの場をお借りして御礼を申し上げますとともに、ここにご紹介をさせていただきます。

◎『小学生ベースボールクリニック2015』ご協賛各社◎
・アイテックス株式会社(弥彦村) http://www.i-teqx.co.jp/
・株式会社エヌエスアイ(新潟市東区) 
http://www.nsi.jp/
・金子薬品(田上町)
・旬食・ゆ処・宿 喜芳(長岡市) http://www.kihou.jp/
・コニカミノルタNC株式会社(新潟市江南区)
 http://www.konicaminoltanc.jp/
・越後名物笹だんご 田中屋本店(新潟市江南区) http://www.dangoya.com/
・にいがたキッズプロジェクト(新潟市中央区) http://www.kidsp.net/
・新潟市西区  (医)野田歯科医院
(以上、五十音順)

ご参加いただきましたチームの皆様、運営などにご協力をいただきました皆様に感謝申し上げます。また開催の趣旨に賛同いただき全面的なご協力をいただきました今井啓介投手、高橋洸選手、飯塚悟史投手、本間忠さん、横山龍之介さんに御礼申し上げますとともに、今後の益々のご活躍を祈念したいと思います。ありがとうございました。

新潟野球ドットコム 代表・岡田浩人


【イベント】野球ひじ検診で長く野球を楽しんで ベースボールフェスタ開催 長島三奈さんも取材 

少年期の投球が原因による障害「野球ひじ」を予防し、体のコンディショニングなどを学ぶことで長く野球を続けてもらおうというイベント「ベースボールフェスタ2015」が19、20日の両日、新潟市中央区のハードオフ・エコスタジアムで開催された。新潟県高野連や中体連などで組織される「新潟県青少年野球団体協議会」が主催し、2日間で約900人がひじの検診などを受けた。

医師からひじのエコー検査を受ける小学生 約900人が検査を受けた

このフェスタは2013年から毎年12月におこなわれていて今年で3回目。野球ひじの予防啓発活動をおこなっている県内の医師などによる団体「野球障害ケア新潟ネットワーク」が協力し、野球ひじの無料検診のほか、コンディショニングやトレーニングなど小学生のうちから取り組んでほしい基本メニューの教室を開いたほか、社会人野球チーム・バイタルネットや今季から関甲新1部に昇格した新潟医療福祉大の協力による野球教室も開催した。

こうした野球イベントで野球ひじの検診をおこなうことは新潟県ならではの先進的な取り組み。参加した小学生は簡単な問診用紙に記入し、ひじの曲げ伸ばしをしてチェックを受けた後、超音波エコー検査で骨に異常がないかどうかを調べた。検査を受けた約900人のうち、8人に悪化の恐れがある異常が見つかり、医療機関への受診が勧められた。

ひじの曲げ伸ばしをしてチェックを受ける小学生


コンディショニング教室で体幹の実技指導を受ける


室内練習場ではバイタルネットの選手による野球教室がおこなわれた

見附市の草薙BCで投手を務める佐野哲太さん(11)は「初めてひじの検査を受けたが異常はなかった。検査を受けないとわからないので、早く発見できて安心できる」と話していた。

野球障害ケア新潟ネットワークの山本智章代表(新潟リハビリテーション病院院長)は「痛みが出て病院に来た時はかなり悪化して治療が難しいというケースがしばしばある。そういう選手を1人でも減らして野球を楽しくできるよう我々も一緒に考えたい」と話していた。

新潟県青少年野球団体協議会の竹田直人代表(新潟県高野連専務理事)は「年々参加人数が増えている。こういう活動が広まることで予防につながり、長く野球を続けることができる球児が増えれば」と今後も活動を継続する考えを示した。


◎長島三奈さんも取材 「素晴らしい取り組みで、長く野球を続けてほしい」◎

野球ひじ検診について説明を受ける長島三奈さん(中央)

20日のベースボールフェスタの会場に、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督の二女で長く高校野球取材を続けるフリー記者の長島三奈さんが訪れた。新潟県青少年野球団体協議会がおこなっている野球ひじの検診や、来月発表される選手・指導者・保護者向けの教則本「新潟メソッド」の取材のために来県した。

医師や高野連関係者から説明を受けた長島さんは取材後、「今まで高校野球の選手たちの練習や試合を取材してきたが、検診など目に見えない部分を初めて見せていただき勉強になった。これまで高校球児の取材の中で『けががあるので高校で野球をやめます』という選手を数多く見てきた。子どもたちのけがの早期発見につながる機会で新潟の取り組みは素晴らしい。野球少年たちには新しいグローブやスパイクを買ってもらった時に大事にする気持ちと同じくらい、自分のひじや体のことを大事に思ってもらい、長く野球を続けられるようになってほしい」と感想を話した。

新潟県青少年野球団体協議会は来月発表予定の「新潟メソッド」の中で長島さんから推薦コメントをもらう予定。竹田直人代表は「今後の活動でも連携をお願いできれば」と話していた。

(取材・撮影・文/岡田浩人)