【お知らせ】「新潟野球マガジンvol.2」が新潟県内4月1日発売です

ベースボール・マガジン社と新潟野球ドットコムが共同制作した新潟発の野球専門誌『新潟野球マガジン vol.2』(週刊ベースボール別冊)が、東京では3月31日(木)、新潟では4月1日(金)に発売となります。



昨秋発刊の第1号と比べ約1.5倍に増ページし、さらに中身を充実させました。巻頭ではNPB開幕特集として新潟県出身プロ選手へのインタビュー。特集「ガンバレ!野球女子」ではNGT48の“唯一の野球女子”胎内市出身の長谷川玲奈さんのインタビューや、県出身女子で2人目のプロ選手となる柏崎市出身の松谷比菜乃さんに意気込みを聞きました。

また高校野球の「大展望」として有力校の戦力分析、注目選手、注目校の冬にクローズアップ。全中が開催される中学軟式野球の動向や、中学硬式では県内14シニアの全チームと注目選手紹介、ヤング&ポニーの紹介もあります。また岡田肝いりの渾身の特集「日本一への道標」では新潟から日本一を成し遂げた他競技の名将に取材しました。

さらに新コーナーとして、動画付き野球技術連載「佐藤和也監督の野球塾」、「野球の仕事人にTOUCH」、観戦のお供に「新潟野球スケジュール」など力が入っております。そのほか、学童野球、リトルのチーム紹介、、大学野球の注目選手、BCL・新潟アルビレックスBCの新人紹介、社会人野球ではバイタルネットの新監督インタビュー、09年甲子園準優勝の伊藤直輝投手と10年ベスト8の池田駿投手のヤマハコンビの取材、さらに女子野球、還暦野球など、新潟野球のディープな内容盛りだくさんです。

価格は税込1080円。新潟の方はお近くの書店、コンビニ等でお買い求めください。また東京都内の大きな書店や、Amazonでも販売されます。よろしくお願いいたします。

(文/岡田浩人)

【球春到来インタビュー】日本文理OBの栗山賢 「153キロ出しNPBへ」

三条市出身で日本文理高校時代に3度の甲子園出場(06年春夏、07年春)を果たした栗山賢投手(26・福島ホープス所属)が28日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムでおこなわれたルートインBCリーグのオープン戦で、久々に地元・新潟のマウンドに上がった。「3月上旬に腰を痛め、あまり投げ込みができていない」と不安を口にしていたが、今季初めて登板した実戦マウンドで1回を投げ、被安打1、奪三振1、無失点と上々の出来だった。試合後、栗山投手に話を聞いた。

新潟とのオープン戦に登板した栗山賢投手

― 久々の実戦マウンドは?
「すごく緊張したが、全球種でストライクを取ることができるように投げた。直球は少し浮いていたが打者も振ってきたので、いいボールが行っている手応えがあった。(球場表示は139キロだったが)指先のかかりもよかった」
― BCリーグで6年目のシーズン(群馬4年、福島2年目)を迎える
「一時期は野球をやめようとも思ったが、年齢を重ねるにつれて段々よくなっている。衰えたらやめようと思っていたが、衰えを感じないのでやめることができない(笑)。毎年、自分が成長しているのがわかる」

「年々成長している」と語る栗山投手

― 去年は直球の最速が149キロを計測した
「自己最速だった。自分なりに肉体改造のやり方をインターネットなどで調べて、野球以外に他のアスリートのトレーニングに興味を持った。ハンマー投げの室伏広治選手はパワーもあるが足も速いし、ボールを投げても速い。室伏選手を参考に、筋肉が大きいだけでなく、その筋肉をいかにうまく使うことができるかを考えながらトレーニングをした結果が149キロだった。野球の動きにつながるように考えながら、筋肉をつけながら、なおかつ速く動くことができるアメフトの練習などを自分で調べてやってきた」
― 高校時代は決して練習好きではなかった印象があるが
「今は練習が大好き(笑)。まだまだやり足りない。グローブを持っている時間は少ないが、体を鍛えるトレーニングはしっかりやっている。(社会人時代に右肩を痛めたこともあったが)ケガをしていた頃はグラウンドにも行きたくなかった。今は練習大好きで、自分を鍛えている感覚が好き」
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日本文理高校時代の栗山投手

― 高校時代はしなやかなイメージだった
「線が細かった。あのしなやかさが今は欲しい。今のパワーと高校時代のしなやかさを組み合わせたら究極のものになるのかなと思う。まだ満足はしていない」
― 一昨年に結婚、長男の凛太郎くん(1歳)が誕生した
「子どもや家族ができてやる気が増した。すごく励みになっている」
― 今季の目標は
「数字の目標は153キロを出して、NPBに行きたい。そこだけ。年齢がネック(今年9月で27歳)だが、1歳上の大竹(秀義)さんが去年巨人(育成)に行った。去年は直球で空振りが取れたり、ファウルが取れた。変化球で空振りを取ることはできるが、かわして空振りを取って抑えてもNPBへのアピールにならない。直球で抑えたい」

1回を無失点に抑え笑顔でナインに迎えられる栗山賢投手(中央)

<関連記事> 2013年4月掲載
「新潟の高校野球史を変えた男の開幕…群馬・栗山賢投手」
https://www.niigatayakyu.com/archives/360

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【BCL】新潟打線沈黙 福島に敗れる オープン戦

ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは28日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで福島ホープスとオープン戦をおこない、2対5で敗れた。新潟のBCリーグのチームとのオープン戦成績は2敗。次のオープン戦は29日13時からエコスタで開幕戦の相手・群馬ダイヤモンドペガサスと戦う。

◎28日のオープン戦の結果◎
新潟2-5福島
福島 100 103 000 =5
新潟 100 000 010 =2

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【中学硬式】柏崎シニアはべスト8進出ならず リトルシニア全国選抜大会

中学硬式野球の全国大会「第22回日本リトルシニア全国選抜大会」は28日、大阪市などで3回戦がおこなわれた。柏崎シニア(信越1位)は0対7で札幌大谷シニア(北海道)に敗れ、ベスト8進出はならなかった。

◎28日の3回戦の結果◎
柏崎シニア0-7札幌大谷シニア(5回コールド)
大谷 000 16 =7
柏崎 000 00 =0

(文/岡田浩人)


【大学野球・社会人】新潟医療福祉大とバイタルネット 引き分ける オープン戦

大学野球の関甲新1部に所属する新潟医療福祉大と社会人野球のバイタルネットが27日、新潟市北区の新潟医療福祉大野球場でオープン戦をおこない、0対0で引き分けた。

◎27日のオープン戦の結果◎
新潟医療福祉大0-0バイタルネット
医福大 000 000 000 =0
バイタ 000 000 000 =0
(バッテリー)
医福大:笠原(新津)、漆原(新潟明訓)、佐藤悠(巻)、竹石(新潟明訓)-堀口、大塚
バイタ:亀谷、藤岡(東京学館新潟-成美大)、大川-菅野


プロ注目の新潟医療福祉大の先発・笠原祥太郎投手(新4年・新津)


バイタルネットの先発・亀谷拓朗投手(杏林大) 右肘手術からの復活を期す


新潟医療福祉大の漆原大晟投手(新2年・新潟明訓) この日の最速は146キロだった

(取材・撮影・文/岡田浩人)