2009年夏の甲子園準V文理OBと中越OBが交流試合

2009年夏の甲子園で新潟県勢初の準優勝を果たした日本文理高校OBと、その年の新潟大会の決勝で日本文理に敗れた中越高校OBによる交流試合が30日、新潟市中央区のハードオフ・エコスタジアムでおこなわれた。試合は雨のため2回終了時点で終了となったが、かつての新潟県内の高校球界を沸かせた選手22人が、懐かしの聖地“エコスタ”で当時と変わらぬ全力プレーを見せた。

日本文理OBと中越OBが中心となった交流試合に出場した選手たち

試合を企画したのは日本文理高出身で杏林大4年生の切手孝太さん。「就職を控えて皆がバラバラになる前に野球で思い出を作りたい」と仲間に呼び掛けたところ、2009年夏の日本文理高メンバーのほか、新潟大会決勝で対戦した中越高OBなどが中心となって集まり実現した。2009年夏はハードオフ・エコスタジアムが完成した年で、エコスタ初の決勝戦は日本文理が12-4で中越をくだしている。

交流試合は1回表に中越が1点を先制。2回を終了したところで雨が強くなり、残念ながら試合終了となったが、両チームの選手は高校卒業以来というエコスタでの試合を楽しんだ。また試合後にはスタンドに集まった観客と笑顔で写真撮影に応じていた。

試合前の挨拶 4年前の決勝と同じ一塁側に日本文理、三塁側に中越

日本文理OBの1番打者 切手孝太さん(杏林大)

日本文理OBの3番打者 武石光司さん(中央学院大)

日本文理OBの4番打者 吉田雅俊さん(東北福祉大)

中越OBのマウンドは主将を務めた大港卓さん この日はMAX140キロを計測

中越OBの3番打者・河田裕樹さん レフト前ヒットを放った

日本文理OBの5番打者・高橋義人さん(杏林大)

日本文理OBの9番打者・中村大地さん(駒沢大)

日本文理OBの代打の“切り札”石塚雅俊さん(大正大)

日本文理OBの捕手・若林尚希さん(新潟綜合警備保障勤務)

日本文理OBのエース・伊藤直輝さん(東北福祉大) 7月に右肘を手術したが順調な回復ぶり

試合後、切手孝太さんは「2回までしかできなかったけれど、セカンドの守備についた時に若林(尚希さん)がキャッチャーの位置にいるのを見て、懐かしいなと込み上げてきました。同期メンバーと野球をやるのは高校以来。中越のメンバーも快く来てくれて感謝しています」と笑顔を見せた。切手さんは大学卒業後は新潟市内の企業に就職予定で、軟式野球を続ける。「高校時代に新潟県代表として全国準優勝できたが、まだ優勝していないので新潟県代表として日本一を目指したい」と意気込みを見せた。

「久しぶりに仲間と野球ができて楽しかった」と話した日本文理OBの伊藤直輝さんは、社会人野球の強豪・ヤマハ(静岡県)に就職が内定している。今季は東北福祉大で主将に任命されてエースとしての活躍が期待されたが、春先に右肘を痛め思うように投げられない苦しいシーズンだった。7月に右肘の靭帯修復手術を受けた後は順調に回復。この日はキャッチボールもおこない、短いイニングで久々の“登板”を予定していたという。「大学では目標だった神宮球場での全国制覇ができなかったので、社会人では都市対抗の東京ドーム、日本選手権での京セラドームでぜひ全国制覇を果たしたい」と力を込めた。

中越OBの大港卓さんは「高校時代は春と夏の2度、文理に負けているので今日は勝ちたかったです。2回で終わってしまったが勝てて嬉しい。またこういう機会があればみんなで集まりたい」と笑顔を見せた。

試合に参加した日本文理OBの選手は、伊藤さん以外のほとんどの選手が新潟県内での就職が内定している。また中越OBもほとんどが県内で就職・進学していて、選手たちは笑顔で再会を約束していた。


<交流試合に参加した日本文理OBチームのメンバー>
武石光司、小林隼太(県央工高OB)、石塚雅俊、高橋潤(五泉高OB)、若林尚希、森田拓也、切手孝太、吉田雅俊、高橋義人、本間将太、伊藤直輝、中村大地、小杉誠(敬称略)


<交流試合に参加した中越OBのメンバー>
荒木英、飛田野峻、阿部直純、松原勇人、大港卓、河田裕樹、宮本慎平、諸橋弘樹、畠野秀朗(敬称略)

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【BCL】最多勝の寺田、ロバート、福岡が退団 中溝が移籍 新潟アルビレックスBC

BCリーグの新潟アルビレックスBCは27日、投手の寺田哲也、ロバート・ブース、外野手の福岡良州の3選手が本人からの申し出により退団すると発表した。

寺田投手は入団4年目の25歳。昨季は14勝、今季は15勝で2年連続のリーグ最多勝に輝くとともに投手MVPも獲得した。ロバート投手は2012年に入団し、今季途中で台湾プロ野球球団に移籍し、シーズン途中で新潟に復帰した。昨季は抑え、今季は中継ぎを務めた。寺田、ロバートの2投手は現役続行を希望している。

福岡選手は入団3年目の25歳。1年目の2011年に打点王に輝き、昨季は4番打者として、今季は主に1番打者として新潟打線をけん引した。4日のサポーター感謝デーで現役引退を表明し、サポーターに感謝の言葉を述べていた。

また新潟は入団2年目の中溝雄也捕手が福井へ移籍するとも発表した。

(文/岡田浩人)


【BCL】前巨人・渡辺貴洋投手を獲得 新潟アルビレックスBC

BCリーグの新潟アルビレックスBCは25日、元新潟所属で前巨人育成の渡辺貴洋投手(21)を獲得したと発表した。渡辺投手は胎内市出身の左腕で、山形・鶴岡東高卒業後の2011年に新潟アルビレックスBCに入団。1年目に23試合に登板し7勝2敗、防御率1.94の好成績を挙げた。その年のNPBドラフト会議で巨人から育成指名を受け入団。2年間で一軍登板はなく、今年戦力外となっていた。

渡辺貴洋投手

(文/岡田浩人)


【BCL】新潟・平野進也捕手が来季はバッテリーコーチ兼任に

BCリーグの新潟アルビレックスBCは22日、平野進也捕手(25)とバッテリーコーチ兼任で来季の契約をしたと発表した。平野捕手は福岡県出身。武蔵大を卒業後、2011年に新潟入りし今季で3年目。昨季は61打点でリーグの打点王に輝いている。今季は打率.267で本塁打2、打点31。堅実なリードで新潟の5期連続優勝に貢献した。

来季、バッテリーコーチ兼任となる平野進也捕手

平野捕手は「今回このような責任あるポジションを任せていただいたので、より一層の強い気持ちを持って、一年間プレー、指導を行っていきたいと思います。今シーズン以上に強い新潟アルビレックスBCを作り上げ、必ず日本一を奪還できるよう頑張ります」とコメントした。

(文/岡田浩人)


【BCL】新潟の寺田哲也投手が投手MVPに

独立リーグ・BCリーグは22日、2013年シーズンのMVPを発表した。投手部門MVPは新潟アルビレックスBCの寺田哲也投手(26)が2年連続で受賞した。寺田投手は入団4年目。今季はエースとして開幕から活躍し、自己最多の15勝(2敗)を挙げ、防御率1.35の安定した成績を残した。7月15日にはノーヒットノーランも達成した。

2年連続でBCリーグの投手部門MVPに輝いた寺田哲也投手

寺田投手は「2年連続でこの賞に選ばれる事ができて大変光栄です。監督、コーチ、チームメイト、サポーターの皆様、自分に関わってくれた人がいたから今年の成績を残すことができました。ありがとうございました。何がなんでもNPBに入れるように頑張ります」とコメントを発表した。

BCリーグのMVPは今季最も活躍した選手を各球団の監督、コーチが投手・野手各1名ずつ投票する方式で選ばれる。野手部門は24本の本塁打を放った群馬・カラバイヨ選手が選ばれた。

(文/岡田浩人)


【大学野球】高橋隼之介選手が明治大の新主将に

明治大学硬式野球部の捕手で日本文理高出身の高橋隼之介選手が、新チームの主将に選ばれたことが22日、わかった。高橋選手は2009年夏の甲子園の準優勝メンバーで、現在は明治大3年生。明治大学は東京六大学野球の名門で、今年は春秋のリーグ戦で優勝。20日の明治神宮大会決勝では亜細亜大に敗れ準優勝している。

明治大学硬式野球部の新主将に選ばれた高橋隼之介選手(日本文理高出身)

取材に対し高橋隼之介選手は「来春のリーグ戦は3連覇がかかっている。連覇の目標と、今年なれなかった大学日本一を目指し、隙のない明治大学野球部を作りたい。選手としてはどんな形であれチームの戦力だという自覚を持ち、集大成としてぶつけていきたい」と決意を話した。

新潟県出身者が明治大学硬式野球部の主将になるのは初めて。県高野連関係者によると東京六大学野球で新潟県出身者が主将になるのは「戦前の早稲田大学の石黒久三さん(長岡中出身)以来ではないか」という。新潟県関係では大阪府出身で新潟明訓高校で1999年夏の甲子園に出場した阪長友仁さんが2003年に立教大学の主将を務めた。

日本文理高校で2009年夏の甲子園準優勝を経験したメンバーでは、現在4年生の東北福祉大・伊藤直輝投手、杏林大の切手孝太選手、大正大の石塚雅俊選手の3人が大学で主将を務めた。主将就任は高橋選手で4人目となる。

(取材・写真・文/岡田浩人)


【高校野球】21世紀枠 新潟県推薦校は三条

新潟県高野連は20日、来春の選抜高校野球大会の21世紀枠の新潟県推薦校を三条高校に決定したと発表した。今後は12月13日に北信越地区で1校に絞られ、1月24日に開催される選考委員会で21世紀枠の高校が決定する。

新潟県高野連は三条高校の推薦理由として、2004年の水害でグラウンドが水没するなどの被害を受けたが困難状況を克服し上位進出を果たしたこと、学業と部活の両立を果たしす「文武両道」を実践していること、などを挙げている。

21世紀枠の新潟県推薦校に選ばれた三条高校(ことし9月撮影)

(取材・文/岡田浩人)


【高校野球】神宮大会決勝 日本文理×沖縄尚学 速報中

第44回明治神宮野球大会は20日、決勝戦がおこなわれている。北信越地区代表の日本文理と九州地区代表の沖縄尚学が対戦中。

◆神宮大会 決勝戦(随時更新)◆
日本文理 101 141 000 8
沖縄尚学 000 000 36× 9

(投手)
日本文理 ①飯塚
沖縄尚学 ①山城大、④久保、①山城大

(本塁打)
日本文理 星(ソロ・1回)、鎌倉(ソロ・3回)、飯塚(ソロ・4回)、飯塚(2ラン・5回)、池田(ソロ・6回)
沖縄尚学 山城大(3ラン・7回)

<試合概要>
1回表、文理は先頭の星が初球をライトスタンドへ本塁打。1点先制。
3回表、文理は6番鎌倉の左越えソロ本塁打で1点追加。
4回表、文理は9番飯塚の右越えソロ本塁打で1点追加。
5回表、文理は7番山口の左線二塁打で2点追加。9番飯塚の2打席連続本塁打で2点追加。この回4点追加。
6回表、文理は4番池田が左越えソロ本塁打で1点追加。
7回裏、尚学は8番山城大の左越え本塁打で3点返す。
8回裏、尚学は3番西平適時打で1点、4番安里本塁打で2点、投ゴロ失策で1点、2番久保適時打で2点。この回6得点で逆転。

<先発オーダー>

(取材・文/岡田浩人)


【高校野球】日本文理がコールド勝ち 初の決勝へ 神宮大会

第44回明治神宮野球大会は19日、準決勝がおこなわれ、日本文理が10-3の7回コールドで今治西(愛媛)をくだし、決勝に進出した。新潟県勢が神宮大会で決勝に進出するのは初めて。日本文理は20日の決勝で九州地区代表の沖縄尚学と全国制覇をかけて戦う。

◆神宮大会・準決勝の結果◆
今治西  110 001 0  |3
日本文理 111 402 1× |10 (7回コールド)

(投手)
今治西  ①神野、⑩門田
日本文理 ⑩藤田

1回表、今治西は4番福原の適時二塁打で1点先制。
1回裏、文理は2番黒台の二塁打から走者3塁のチャンスを作り、捕逸で同点に。
2回表、今治西は二塁打、犠打で走者3塁、犠飛で1点勝ち越し。
2回裏、文理は鎌倉、星の連続二塁打で1点。同点に。
3回裏、文理は1死1、3塁から星の内野ゴロの間に1点勝ち越し。
4回裏、文理は2死1、3塁から4番池田の内野安打で1点追加。5番小林の二塁打でさらに2点追加。鎌倉の二塁打でさらに1点追加。この回4得点。
6回表、今治西は3連打で1点返す。
6回裏、文理は連続失策で1点追加。8番新井の適時打でさらに1点追加。
7回裏、文理は2死2塁から4番池田の適時打で1点。7点差でコールド勝ち。

(文/岡田浩人)


【高校野球】日本文理が近畿王者くだす 神宮大会初勝利で4強進出

第44回明治神宮野球大会は18日、神宮球場で準々決勝がおこなわれ、北信越地区代表の日本文理(新潟)が6-5で近畿地区代表の龍谷大平安(京都)をくだし、初戦を突破した。日本文理は3度目の神宮大会出場で初勝利、新潟県勢としても神宮大会初勝利を挙げた。日本文理は19日8時30分からの準決勝で四国地区代表の今治西(愛媛)と対戦する。

新潟県勢として神宮大会初勝利を挙げた日本文理の選手たち

◆神宮大会・準々決勝の結果◆
日本文理  005 000 100 |6
龍谷大平安 200 120 000 |5

(バッテリー)
文理 ①飯塚-②鎌倉
平安 ⑩犬塚、⑱田丸、①中田、⑰湊-②高橋佑

(本塁打)
文理 飯塚(ソロ・3回)

◆試合概要◆
日本文理が接戦をものにした。
日本文理の先発・飯塚悟史は立ち上がりを攻略された。1回裏、龍谷大平安に3本の長打を許し2点を献上する。

日本文理のエース飯塚悟史投手 立ち上がりに先制を許した

日本文理は3回表、先頭の9番飯塚のライトオーバーのソロ本塁打を放ち反撃の狼煙を上げると、連続四球でチャンスを作り3番小太刀の右前適時打で同点に追い付く。さらに四球で満塁とすると、5番池田の中前2点適時打で逆転に成功。この回さらにボークで1点を加えた。

3回表、日本文理は飯塚悟史投手がソロ本塁打を放つ

3回表、日本文理の3番・小太刀緒飛選手の右前適時打で同点に追い付く

3回表、池田貴将主将の中前2点適時打で逆転

日本文理の先発・飯塚は中盤も安定しなかった。4回裏に犠牲フライで1点を返されると、
5回裏には再び連続二塁打と平安の4番河合の適時打で同点に追い付かれた。

同点とされた日本文理は7回表、死球と犠打で1死2塁のチャンスに3番小太刀がレフト線へ二塁打を放ち、1点を勝ち越した。

7回表、日本文理の3番小太刀緒飛選手がレフト線に適時二塁打を放ち勝ち越し

日本文理の飯塚は8回裏、二死満塁のピンチを招くが平安の代打岩下を空振り三振に切って取る。最終回の9回裏も1死3塁と一打同点のピンチを招くが、後続を抑え試合終了。日本文理が1点差を守り切り、神宮大会初勝利を挙げた。飯塚は156球完投。

156球を投げ完投した日本文理・飯塚悟史投手

◇日本文理・大井道夫監督の話◇
「(神宮初勝利に)よく勝った。飯塚が立ち上がりから悪過ぎて、ボールが走っていなかった。ただよく最後まで踏ん張った。神宮大会3回目でようやく初勝利、子どもたちはよく頑張った。北信越大会以降、天気が悪くてなかなかグラウンドで練習できなかった。その中でもよく頑張った」

◇日本文理・飯塚悟史投手の話◇
「打撃のいいチームと聞いていたが、ガンガン初球から振ってきて苦しめられた。初球の入りを気を付けていこうと思っていた。右打者のインコースを突いていこうと思っていた。(3回の本塁打で)自分が打った後、みんなが乗って打ってくれて良かった。(最終回のピンチで最速139キロが出たが)最後は力が入りました」

◇日本文理・小太刀緒飛選手の話◇
「(7回の勝ち越し打は)打った球はスライダー。同点の場面で自分が決めるという気持ちだった。1試合1試合やることは一緒なので、チーム全員で勝ちを取りにいきたい」

◇日本文理・池田貴将主将の話◇
「(7回表に竹石が頭部死球で退場し)絶対に走者を返そうという思いでベンチが1つになった。準決勝も接戦になると思うので、自分たちの粘り強さを出して絶対に勝ちたい」

(取材・撮影・文/岡田浩人)