【NPB】元ソフトバンク投手の星野順治さんが野球教室で指導

燕市出身の元ソフトバンク投手で、現在はソフトバンク編成育成部の星野順治さん(40)を招いた野球教室が30日、新潟市西蒲区の松野尾小学校体育館で開かれた。地元の松野尾オールスターズ、浜っ子ライオンズ、巻西中学校の小中学生23人が参加し、キャッチボールやピッチングの指導を受けた。

小中学生にキャッチボールの基本を教える星野順治さん

星野さんは1974年生まれで新潟商高卒業後、NKKを経て、1997年にドラフト4位で福岡ダイエーから指名され入団。1999年には先発投手としてローテーション入りし10勝を挙げ、チームのリーグ優勝と日本一に大きく貢献した。プロ通算156試合に登板し50勝を挙げた。2008年に現役を引退した後は二軍コンディショニングコーチ補佐を務め、現在は編成育成部育成担当(三軍)として若手の指導にあたっている。


身振りを交えて指導する星野さんとそれを聞く小中学生

野球教室ではキャッチボールの際に正しいボールの握りで足を真っ直ぐ踏み出すことや、下半身から上半身を連動させて投げる大切さを身振りを交えて指導していた。

また質問コーナーでは「プロになるためにはどうしたらいいか」と問い掛けられ、星野さんは[人が練習をしていない時にいかに練習できるかが大事。チーム練習の後に家で練習をするなどして、人と差をつけるための努力が大切」と説明。また「子どもの時にどんな練習をしたか」という質問には「よく走った。雨が降ろうが雪が降ろうが、自分が決めたことは毎日続けた」と話した。

中学生を相手に投球動作の指導をおこなう星野さん

参加した浜っ子ライオンズの小川稜太くん(越前小5年)は「投げ方を教えてもらってボールの回転がよくなった。将来はプロになりたい」と目を輝かせていた。

星野さんは「最近は高校野球でも新潟のレベルが上がっていて、きょう参加した子どもたちのレベルも高く楽しみ。少しでも地元の力になれれば」と話していた。

参加した小中学生と記念撮影

(取材・撮影・文/岡田浩人)


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