【BCL】清水章夫監督が今季限りで退任 新潟アルビレックスBC

ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは9日、清水章夫監督(45)が今季限りで退任すると発表した。契約満了による。清水監督は球団を通して「目標である優勝に導くことができず申し訳ない気持ち」とコメント。「今後とも新潟アルビレックスBCの応援をよろしくお願いいたします」とサポーターに呼び掛けている。後任は未定。

今季限りでの退任が決まった清水章夫監督(今年6月撮影)

清水監督は大阪府出身で、大阪高、近畿大を経て、1997年のドラフト会議で日本ハムから1位指名されて入団。2007年にオリックスへ移籍。2010年に現役を引退するまで、NPBで通算279試合に登板し、17勝29敗2セーブの成績を残した。昨季から新潟の監督に就任した。

1年目の昨季はプレーオフは逃したものの、通期成績で43勝21敗6分と勝ち越し。東地区で前期2位、後期2位の成績を残した。しかし、2年目の今季は8日までで20勝33敗4分と大きく負け越し。中地区グループCで2位となることが確定し、プレーオフである地区チャンピオンシップ進出を逃した。

球団は2015年のリーグ優勝を最後に、5年連続でプレーオフ進出を逃している。来季は新指揮官のもとでチームの再建を図ることになる。

清水監督は球団を通して「2年間、素晴らしい選手を預からせて頂きましたが、全員の目標である優勝に導くことができず、スポンサーの皆様、サポーターの皆様、そして選手に対して申し訳ない気持ちです」とコメントを発表。「新潟、そして野球を通して得た全ての縁に感謝しております。今後とも新潟アルビレックスBCの応援をよろしくお願いいたします」と結んでいる。11日に新潟市のハードオフ・エコスタジアムで行われる今季最終戦の試合後、サポーターにあいさつする予定。

(取材・撮影・文/岡田浩人)