【高校野球】中越が2年ぶり夏の優勝 夏季大会・決勝

新潟県高野連主催の独自大会「新潟県高校夏季野球大会」は6日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで決勝戦が行われ、中越が9対3で日本文理をくだして優勝した。夏の大会で中越が優勝するのは、2018年の第100回全国高校野球選手権新潟大会以来2年ぶり。

3点を追う中越は4回、スクイズで同点に追いつくと、酒井龍聖(3年)の走者一掃適時三塁打で逆転。投げてはエースの佐藤旦有夢(3年)がこの日の最速144キロの直球と鋭い変化球を武器に、4回以降は日本文理打線を0に抑えた。

2年ぶりに夏を制した中越

◎6日の決勝戦の試合結果◎
<ハードオフ>
中越9-3日本文理
→中越が夏は2年ぶりの優勝

(バッテリー)
文理:種橋、渡邊、岡野、田中、長谷川-千島、平野
中越:佐藤旦-永井
(二塁打)
文理:桑原大紀(4回)、相模飛勇(9回)
中越:
(三塁打)
文理:桑原大紀(1回)
中越:酒井龍聖(4回)

中越(左)と日本文理による夏の決勝戦は3年ぶり


中越の先発①佐藤旦有夢(3年)



1回表、日本文理の一番・桑原大紀(3年)が右越えフェン直の三塁打を放つ



1回表、日本文理は1死3塁から長谷川優也(3年)の三内野安打の間に3塁から桑原大紀(3年)が生還し、先制


1回表、日本文理は2死2、3塁から千島広大(3年)の左前適時打で2-0に


日本文理の先発①種橋諒(3年)


戦況を見守る中越・本田仁哉監督


3回表、日本文理は1死3塁から齋藤現起(3年)の右前適時打で3-0に


4回裏、中越は廣瀬航大(3年)、永井幸太(3年)の連打で廣瀬が3塁へ



4回裏、中越は1死1、3塁から荒木駿平(3年)の中前適時打で廣瀬航大(3年)が生還し、1点を返す


4回裏、中越は1死1、2塁から佐藤旦有夢(3年)の左前適時打で1点差に


ピンチを迎えた日本文理バッテリー



4回裏、中越は1死満塁から中野太陽(3年)のスクイズ(犠打野選)で3-3の同点に追いつく



4回裏、中越は2死満塁から酒井龍聖(3年)の右線三塁打で走者一掃、一挙3点を加え、6-3と逆転


日本文理は4回途中から⑪渡邊京(3年)に交代



6回裏、中越は永井幸太(3年)の中前適時打で2塁から廣瀬航大(3年)が生還し、8-3とリードを広げる


5回以降、日本文理の攻撃を3人で抑えていく中越①佐藤旦有夢(3年)


7回裏から登板した日本文理⑯岡野健吾(3年)


7回裏2死から登板した日本文理⑲田中翔太(3年)


日本文理は8回から⑤長谷川優也(3年)がマウンドへ


8回裏、中越は2死2塁から荒木駿平(3年)の中前適時打で9-3に


9回表、マウンドのボールを拾った主将の廣瀬航大が佐藤旦有夢へ白球を手渡す


9回表、2死から日本文理は相模飛勇(3年)が中前二塁打で出塁



最後の打者を一邪飛に抑え、中越が優勝 マウンド上に歓喜の輪ができた


2年ぶりの夏の優勝を決めた中越は応援席と喜びを分かち合った


優勝監督インタビューを受ける中越・本田仁哉監督


敗れた日本文理は勝者を称えた

(取材・撮影・文/岡田浩人 取材/松井弘恵 撮影/嶋田健一)