【高校野球】日本文理、村上桜ヶ丘、上越、中越が準決勝へ 夏季大会

新潟県高野連主催の独自大会「新潟県高校夏季野球大会」は2日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムと長岡市悠久山球場で準々決勝4試合が行われ、日本文理、村上桜ヶ丘、上越、中越の4校が準決勝進出を決めた。

日本文理は昨秋優勝の北越に完勝。村上桜ヶ丘は五泉を終盤に突き放した。上越は終盤の粘りで関根学園に逆転勝ち。中越は新潟県央工に完封勝ちした。

3日は休養日で、準決勝は4日にハードオフ・エコスタジアムで行われる。

悠久山①上越7-6関根学園
終盤の逆転劇で夏は初めてのベスト4入りを決めた上越


◎2日の準々決勝の試合結果◎

<ハードオフ>
①日本文理7-0北越(7回コールド)
→日本文理が夏は2年連続ベスト4進出

(バッテリー)
文理:長谷川優也、渡邊京-千島広大
北越:阿部柚士郎、齊藤爽汰-高橋良輔
(二塁打)
文理:長谷川優也(2回)、千島広大2(2回、3回)、清水光(7回)
(三塁打)
文理:佐々木翔大(5回)

昨夏優勝の日本文理と昨秋優勝の北越の対戦となった準々決勝


北越の先発で主将の①阿部柚士郎(3年)


日本文理の先発⑤長谷川優也(3年)


2回表、日本文理は1死2塁から千島広大(3年)の適時二塁打で先制


3回表、ピンチの場面でマウンドに集まる北越内野陣


3回表、日本文理は無死1、2塁から大矢怜(3年)の中前適時打で2-0


3回表、日本文理は1死1、2塁から長谷川優也(3年)の左前適時打で3-0


5回表、1点を追加された北越は①阿部柚士郎から⑱齊藤爽汰(3年)に交代


北越の二番手で登板した齊藤爽汰(3年)


6回から日本文理は⑪渡邊京(3年)が登板


コールドで準決勝進出を決めた日本文理


強豪ひしめくブロックを勝ち上がったが、準々決勝で敗れた北越

②村上桜ヶ丘7-2五泉
→村上桜ヶ丘が夏は7年ぶりベスト4進出

(バッテリー)
五泉:渡部真白、塚野勇斗-伊藤知尋
桜丘:菅原岳心-山下悠心、宮村翔
(二塁打)
五泉:塚野勇斗2(6回、8回)
桜丘:山田大斗(8回)

村上桜ヶ丘の先発⑦菅原岳心(3年)


五泉の先発①渡部真白(3年)



1回裏、村上桜ヶ丘は無死2、3塁から五十嵐翔空(3年)の中前適時打で2点を先制




6回表、五泉は無死1塁から四番・塚野勇斗(3年)の左中間二塁打で渡部真白(3年)が生還、2-3と1点差に追い上げる


7回表を三者凡退に抑え、ベンチに戻る村上桜ヶ丘⑦菅原岳心(中央)



8回裏、村上桜ヶ丘は1死1、3塁から山田尚幸(3年)の三強襲適時打で主将の宮村翔(3年)が生還、4-2に。この回4得点でリードを広げる


8回裏途中からマウンドに上がった五泉③塚野勇斗(3年)


7年ぶりの夏ベスト4進出を決めた村上桜ヶ丘 準決勝で日本文理と対戦する


ベスト4進出はならなかった五泉


<悠久山>
①上越7-6関根学園
→上越が夏は初のベスト4進出

(バッテリー)
関根:牧野水樹、齋川寛太、瀬戸景大、保坂元紀-舘野彪馬
上越:山田幹汰、髙野空、大野駿-小林優翔、堀川柊斗
(二塁打)
関根:牧野水樹(2回)、大原稜太(6回)、滝澤夏央(7回)
上越:青木翔2(5回、7回)、堀川柊斗(7回)
(三塁打)
関根:高橋瑛馬(6回)

上越の先発⑩山田幹汰(3年)


関根学園の先発⑩牧野水樹(2年)


2回表、関根学園は失策の間に3塁から主将の大原稜太(3年)が生還し先制


上越は5回途中から①髙野空(3年)が登板



5回裏、上越は2死2塁から滝澤周(3年)の中前適時打で1点を返す


6回表、関根学園は樋熊栞汰(3年)の中前適時打で4-1とリードを広げる


上越は7回から⑦大野駿(3年)が登板


7回表、関根学園は齋川寛太(3年)の右前適時打で1点追加し5-1に


関根学園は7回途中から⑨齋川寛太(3年)が登板



7回裏、1点を返した上越は2死満塁から⑬堀川柊斗(2年)の走者一掃となる左越え3点適時二塁打(送球間に3塁へ)で5-5の同点に追いつく


関根学園は7回途中から①瀬戸景大(3年)がマウンドへ



8回表、関根学園は2死1、3塁から五十嵐誠(3年)の 左前適時打で6-5と勝ち越し


8回裏、関根学園は無死1、3塁のピンチで⑪保坂元紀(3年)がマウンドへ



8回裏、上越は無死満塁から犠飛で犠飛で同点に。さらに1死1、3塁から佐藤俊平(3年)の中犠飛で7-6と勝ち越し


上越市の私学対決はシーソーゲームの熱戦の末、上越が初のベスト4進出を決めた

②中越5-0新潟県央工
→中越が夏は2年ぶりにベスト4進出

(バッテリー)
中越:佐藤旦有夢、渡辺恵多-永井幸太、外山俊
県央:倉持輝、滝沢拓豊-小林龍翔
(二塁打)
中越:大勝尊(3回)、荒木駿平(5回)、廣瀬航大(9回)
県央:澁木竜也(1回)
(三塁打)
中越:酒井龍聖(6回)
(本塁打)
中越:廣瀬航大(6回・2ラン)

新潟県央工の先発は公式戦初登板の⑮倉持輝(2年)


中越の先発①佐藤旦有夢(3年)



5回表、中越は1死3塁から鷲澤皇源(2年)の中犠飛で荒木駿平(3年)が生還し1-0と先制



6回表、中越は無死3塁から主将の廣瀬航大(3年)の右越え場外2ランで3-0に


新潟県央工は6回途中から①滝沢拓豊(3年)がマウンドへ 


9回裏、新潟県央工は2死から四番・浅野廉(3年)が中前安打で出塁も得点ならず


2年ぶりの夏ベスト4進出を決めた中越


11年ぶりの夏ベスト4進出はならなかった新潟県央工 試合後、自校スタンドに一礼した後、相手側、そしてグラウンドに向かって一礼した


◎4日(火)の準決勝◎
<ハードオフ>
①日本文理(10:00)村上桜ヶ丘
②中越(13:00)上越

(取材・撮影・文/岡田浩人 撮影/河内、石澤、各氏)