【NPB】漆原がオリックスと仮契約 「準備」の心刻む

オリックス・バファローズから育成1位指名を受けた新潟医療福祉大4年の漆原大晟投手(22・新潟明訓高)が30日、新潟市内のホテルで仮契約を結んだ。支度金300万円、年俸260万円(金額はいずれも推定)で、背番号は「127」に決まった。漆原は「一日も早く支配下登録選手になれるよう、一日一日を大切に練習に取り組みたい」と意気込みを語った。

色紙に「準備」と記した漆原大晟(中央)。オリックスの牧田勝吾チーフスカウト(左)、新潟医療福祉大の佐藤和也監督(右)とともに記念撮影

仮契約を終え、記者会見したオリックスの牧田勝吾チーフスカウトは「育成スタートだがオリックスで前例を作るような投手、一軍で2桁勝利できる投手に成長してもらいたい」と期待を込めた。

漆原は「一日でも早く2桁の背番号を付けたい気持ちでいっぱい。課題は多くある。1つひとつ改善したい」と話した。意気込みを示す色紙には「準備」と記した。「佐藤監督は『千の準備、一の勝負』という言葉をよく話していて、1つの勝負に1つひとつの準備が大切だと思っている。1球、1打者、1イニング、そして1試合を任せてもらえるよう、持ち味を最大限発揮できる準備を心掛けていきたい」と力を込めた。

今後は12月15日に大阪市内のホテルで新人選手の入団発表に臨む予定。1月上旬から新人合同自主トレが始まる。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


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