【高校野球】帝京長岡、関根学園が4回戦突破 ベスト8が出そろう

第96回全国高校野球選手権・新潟大会は23日、悠久山で4回戦2試合がおこなわれ、帝京長岡と関根学園が勝ち、ベスト8進出を決めた。24日は準々決勝4試合がハードオフ・エコスタジアムでおこなわれる。

上越×帝京長岡 7回裏、帝京長岡が三ゴロ失策で2点勝ち越し

◎23日の4回戦の試合結果◎
<悠久山>
帝京長岡5-1上越
上越100 000 000 |1
帝京000 010 40× |5

②関根学園10-9三条
関根201 040 120 |10
三条010 051 020 |9

◎帝京長岡5-1上越◎

帝京長岡①持田祥投手


1回表、上越は相手失策の間に前川恒選手が先制のホームを踏む


上越①飯塚亜希彦投手


5回裏、帝京長岡は2死2塁から7番・早川朋宏選手の適時打で同点に追い付く


試合終了の瞬間の帝京長岡①持田投手(右)

◇帝京長岡・中島茂雄監督の話◇
「上越は1、2年生のチームで勢いがあるし思い切ってくる。1回にミスで点を取られ、嫌な雰囲気になった。持田を中心によくやってくれた。持田は持ち味の打たせて取る投球ができた。ピンチでも間を空けて、リラックスする意識でやってくれた。最後は(連続四球で)へばったかな。夏のベスト8は4回目で2008年以来。エコスタにうちの学校の広告看板があるのに、まだ夏に試合をやったことがなくて何とかエコスタに行きたいと思っていた。(あす準々決勝だが疲れは?)ここまで来たらそんなこと言っていられない。一戦一戦やってきて次も1つ勝てるようにしたい」

◇帝京長岡・持田祥投手の話◇
「初回の失点は1年生の失策だったので、ここを凌いで我慢すれば仲間が打ってくれると思っていた。最終回は右ふくらはぎがつってしまい、最後は気持ちだった。エコスタには絶対に行こうと思っていた。連投は慣れているので大丈夫。ここからどんどん勝ち上がっていきたい」

◎関根学園10-9三条◎

1回表、関根学園3番・小山謙太郎選手が左越え2点本塁打を放ち先制


三条の先発①小杉悠太投手


関根学園の先発①中村光希投手


2回裏、三条が3安打から満塁とし押し出し四球で小杉選手がホームイン


5回表、関根学園が6番・滝澤拓人選手の適時打で追加点 この回4得点で突き放す


5回裏、三条は満塁から7番・坂井俊輔選手が右中間走者一掃二塁打など5得点


6回裏、三条は1死1、3塁から6番・田中裕之選手の遊ゴロの間に同点に追い付く


7回表、関根学園は1死2塁から8番・斉藤航選手の左線二塁打で1点勝ち越し


打撃戦を制し関根学園がベスト8進出を決めた

◇関根学園・安川斉監督の話◇
「(点差が開いても)セーフティーリードはない、最後までどうなるかわからない、絶対に抜くなと選手に言い続けた。前回(加茂戦で)やられたという気持ちがこういうゲームに繋がった。3人の継投というのは伝えていた。きょうで(2回戦の糸魚川白嶺戦、3回戦の加茂戦と併せ)3度死んでいる。準々決勝はせっかくの場所なので伸び伸びとプレーさせたい」

◇関根学園・小山謙太郎選手の話◇
「(本塁打を含む4打数4安打2打点)相手の投手がいい投手だと言われていて、直球を打てて良かった。(本塁打は)外の高めの直球で手応えがあった。(4打数4安打は)そこまで上手くいくと思っていなかった。注目されている投手から点を取れて良かった。事前の準備が良かったんだと思う。(ベスト8進出で)エコスタを目指してきた。この流れに乗って勝ち進みたい」

◇三条・勝雅史監督の話◇
「途中から開き直れたが・・・。小杉はブルペンでは伸びがあったが、マウンドでは丁寧にいこうという感じであまりスピードを感じなかった。(5回にわたる投手交代は)平原が調子が良くて、小杉が抑えられる感じがしなかったので・・・ただ平原もブルペンほど良くなかった。相手の打線が上回っていた。5回までに7点を取られるとは思っていなかった。(6点差を追いついたが)追い越したかった。選手はよくやってくれた」

◎24日の準々決勝の予定◎
<ハードオフ・エコスタジアム>
①日本文理(8:30)中越
②北越(11:00)糸魚川
③新潟県央工(13:30)新潟明訓
④帝京長岡(16:00)関根学園

(取材・撮影・文/岡田浩人)


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