【高校野球】ベスト8が決まる 新潟大会4回戦

第97回全国高校野球選手権・新潟大会は20日、4球場で4回戦8試合がおこなわれ、ベスト8が決まった。秋春県王者で第1シードの中越、昨秋3位の北越、今春ベスト8の村上桜ヶ丘、昨秋ベスト8の小出、昨秋ベスト8の新潟、昨夏準優勝の関根学園、夏3連覇を目指す日本文理、2年連続でベスト8進出の帝京長岡、の8校が勝ち上がった。準々決勝の4試合は23日(木)にハードオフ・エコスタジアムでおこなわれる。

帝京長岡×柏崎 帝京長岡の7番・バンゴーゼム選手 3安打2打点1本塁打の活躍


◎20日の4回戦の試合結果◎

<鳥屋野>
①新潟12-1村松(6回コールド)
新潟 000 084 =12
村松 000 010 =1
→新潟が夏は2010年以来のベスト8進出
(バッテリー)
新潟:諸橋-小田
村松:小林-近藤光

②関根学園3-1柏崎工
関根 000 030 000 =3
柏工 000 010 000 =1
→関根学園が2年連続でベスト8進出
(バッテリー)
関根:中村-片
柏工:山本、永井祐-金子

<五十公野>
①小出8-2新潟商
小出 160 010 000 =8
新商 001 001 000 =2
→小出が夏は2008年以来のベスト8進出
(バッテリー)
小出:庭山、阿部-和田
新商:佐藤-落合

②村上桜ヶ丘9-2三条商(7回コールド)
三条商 200 000 0  =2
村上桜 100 000 8× =9
→村上桜ヶ丘が2年ぶりベスト8進出
(バッテリー)
三条商:金子、納谷、田沢昂
村上桜:山田-大田

<悠久山>
①中越7-2上越総合技術
上総 000 000 200 =2
中越 001 020 22× =7
→中越が9年連続で夏ベスト8進出
(バッテリー)
上総:閏間-坂口
中越:高井、上村-波方

上越総合技術①閏間涼投手


中越⑩高井涼投手

②北越4-0新発田農
北越 010 000 012 =4
芝農 000 000 000 =0
→北越が2年連続でベスト8進出
(バッテリー)
北越:大塩、江村-馬場
芝農:西山-斎藤

北越の先発⑪大塩悠太郎投手


新発田農①西山塁投手


2回表、北越が6番・佐藤築選手の適時二塁打で先制


4回から登板した北越①江村伊吹投手

<佐藤池>
①帝京長岡12-3柏崎(7回コールド)
帝京 112 044 0 =12
柏崎 000 030 0 =3
→帝京長岡が2年連続のベスト8進出
(バッテリー)
帝京:バンゴーゼム、藤塚-樅木
柏崎:村山太、山本、飯塚-米山
(本塁打)
帝京:バンゴーゼム(2回・ソロ)

帝京長岡の先発で2年生③バンゴーゼム投手


柏崎の先発①村山太一投手


2回表、帝京長岡のバンゴーゼム選手が左翼越の場外本塁打を放つ

◇帝京長岡・中島茂雄監督の話◇
「(秋は初戦で長岡工に1-2で負け、春は初戦で柏崎に0-2負けも2年連続ベスト8で)悔しい思いをしてきたが、全く力がない訳ではなかった。必死にやってきた結果が夏につながって、一戦一戦力をつけてきている。初戦の前の日は練習でもガチガチだったが、初戦に勝ったことで持っているものが出せるようになった。ただバンゴー(ゼム)は8点差あって、あの5回の投球はないかな・・・。柏崎も粘りのチームなので満塁のところで藤塚に代えた。(準々決勝は)どちらも力のあるチーム。うちは秋春初戦負けのチーム。常に向かっていくという姿勢を出して食らいついて勝てればと思う」

②日本文理12-0加茂暁星(5回コールド)
暁星 000 00 =0
文理 341 4× =12
→日本文理が3年連続ベスト8進出
(バッテリー)
暁星:森山-近藤
文理:藤塚、稲垣優-川村

日本文理の先発⑳藤塚光二郎投手


加茂暁星①森山涼投手


1回裏、日本文理が満塁から7番・寺杣直泰選手の右前適時打で2点を追加

◇日本文理・大井道夫監督の話◇
「いくらか打撃は活気が出てきた。やっぱり星が打つと活気が出る。打つべき選手が打つと活気がつく。初回の2死から寺杣が打ったのが大きい。藤塚は四球を出さないのできちっとした投球ができる。成長した。やっと第一段階をクリア、これから第二段階。もうひと踏ん張りしないとダメ。ベスト8のチームは実力伯仲。凡ミスをしない、無駄な点をやらない・・・そういうチームにウチがなっていかないと。(帝京長岡は)打撃もいいし投手もしっかり放っている。選手たちはやってくれると思う」

◇日本文理・星兼太選手の話◇
「(2試合無安打から2安打2打点で)きのうの試合が終わってから学校に帰ってすぐに練習をした。打撃練習をメンバー外の3年生が自分のために守ってくれて、励ましてくれた。みんな疲れていたと思うが自分のために力を貸してくれたので、みんなのおかげで打てた。タイミングの取り方やスイングの軌道、それから気持ちの整理をすることができた。初戦は力んでしまったが、きょうはリラックスして打席に入ることができた。考えすぎて悪い方向に行ってしまった。ただいい時も悪い時もこの3年間繰り返して経験してきたので、きのう悪くても短期間で切り替えることができるようになった」

◆加茂暁星・森山涼投手の話◆
「調子は悪くはなかった。ブルペンでもよかったし、球自体も悪くはなかった。四球と全体的に高かった。どうしても勝ちたいという気持ちが力みにつながった。(日本文理対策は)いつも通りと思っていた。低めを突こうと。普通のチームは打ち損じてくれる甘い球を逃さないところが違った。(3年間振り返ると)自分の中では頑張ってきたので悔しい。期待してくれていた人たちに申し訳ない。(後輩へ)僕たちよりレベルが高いと思うので、甲子園に出られると思うのでもっと上を目指してほしい。気持ちで負けないでほしい。(今後は)進学して野球をやる予定なので、この悔しさをいかして、もっと努力したい」


◎23日の準々決勝の予定◎
<ハードオフ・エコスタジアム>
①中越(8:30)北越
②村上桜ヶ丘(11:00)小出
③日本文理(13:30)帝京長岡
④新潟(16:00)関根学園

(取材・文/岡田浩人 情報協力/各地の皆様


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