【高校野球】新潟大会2回戦始まる 雨で6試合が順延

夏の高校野球・新潟大会は14日、雨で順延となった2回戦が始まり、シード校が登場した。第1シードの村上桜ヶ丘、第2シードの新発田中央、第3シードの日本文理、第4シードの県央工が初戦を突破した。
柏崎市・佐藤池の全3試合と長岡市・悠久山の第2、第3試合、新発田・五十公野の第3試合が雨のため中止・順延となった。

◆14日の試合結果◆
<新潟市・鳥屋野>
新発田中央12-1万代(7回コールド)
新潟南4-2新潟江南(試合終了)
新潟商14-4新津工(6回コールド)

<新発田市・五十公野>
村上桜ヶ丘5-0村松(試合終了)
新発田農5-0白根(試合終了)
新発田(中止・順延)新潟青陵

<みどりと森>
日本文理4-1新潟第一(試合終了)
加茂農林15-8羽茂・相川(8回コールド)

<長岡市・悠久山>
松代2-1十日町総合(試合終了)
有恒・安塚(中止・順延)小出
川西(中止・順延)上越総合技術

<三條機械スタジアム>
県央工4-3長岡農(試合終了)
帝京長岡9-0見附(7回コールド)

<柏崎市・佐藤池>
長岡向陵(中止・順延)糸魚川
三条商(中止・順延)柏崎工
長岡高専(中止・順延)海洋

◇日本文理 初戦突破も投打に課題◇
第3シードの日本文理が初戦を突破したが、1回戦で7回参考ながら無安打無得点試合を達成した新潟第一のエース・小嶋諒生を相手に、初回に4番・小黒がタイムリーを放ち先制するも、その後は再三のチャンスに得点を積み重ねられなかった。12本のヒットを放ったものの13残塁。大井道夫監督は「タイムリーが出ない」と攻撃面を嘆いた。

日本文理-新潟第一 日本文理の小黒が1回に先制適時打を放つ

投げては背番号1を背負い先発した2年生の飯塚悟史が、序盤から四球で走者を出すなど課題の制球に苦しんだ。6回には内野悪送球の間に1点を失ったが、この走者も四球で出したものだった。5四死球で被安打は6。「立ち上がりから最後まで制球に苦しみ、自分の投球ができなかった。試合の中で修正できなかった」と反省の言葉が続いた。大井監督も「今のままでは上に行ったら通用しない」と厳しい評価。

日本文理の先発・飯塚悟史

去年秋にエースナンバーを背負い新潟県大会で優勝するも、北信越大会では直前に腰を痛めた影響から制球を乱し長野・松商学園に0-15とよもやの大敗を喫した。春も村上桜ヶ丘相手に四死球で走者を溜め、大量点を与えてしまった。夏に向け制球を磨き、強豪相手の練習試合ではいい投球を見せていたが、「波が多い」(飯塚)と話すように初戦では課題を克服し切れていないことを露呈した形となった。大井監督は「いい球は何球か来ていたんだけど・・・」とエースの復活に望みを託す。飯塚は「夏の大会ということで緊張もあった。次の試合までにやり直したい」と立て直しを誓った。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


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