【小学生軟式】オール阿賀野ジュニアが初優勝 全日本学童・新潟県予選

小学生の軟式野球「高円宮賜杯第35回全日本学童軟式野球大会」(マクドナルド・トーナメント)の新潟県予選・決勝戦が20日、新発田市真木山中央公園野球場でおこなわれ、オール阿賀野ジュニア(下越)が9対4で松野尾・浜っ子野球少年団(新潟)をくだし、初優勝を果たした。オール阿賀野ジュニアは8月6日から東京でおこなわれる全日本大会に出場する。


初優勝を決め喜ぶオール阿賀野ジュニアの選手たち

◎20日の決勝戦の結果◎
オール阿賀野ジュニア9-4松野尾・浜っ子野球少年団
阿賀野 000 121 5 =9
松・浜 000 004 0 =4
(バッテリー)
阿賀野:加藤秀-坂井
松・浜:四方渚、杉戸-小川
(本塁打)
阿賀野:斉藤(5回・2点R)、渡辺暁(7回・3点R)
松・浜:田村蓮(6回・2点R)

◎戦評◎
阿賀野が3試合で25得点という強打で初優勝を勝ち取った。
3回までは阿賀野・加藤秀と松野尾・浜っ子の四方渚の両エースが持ち味を発揮し0対0の均衡が続いたが、4回、阿賀野は3番・坂井の右線三塁打、4番・加藤秀の右前適時打で先制。5回には1番・斎藤の左中間ランニング本塁打でさらに2点を追加。6回にも7番・小菅の適時内野安打で1点を追加した。
4点を追う松野尾・浜っ子は6回、1死2、3塁から暴投と捕逸で2点を返すと、なお2死3塁から9番・田村蓮のランニング本塁打でさらに2点を追加し同点に追いついた。
追いつかれた阿賀野は7回、2死2塁から3番・坂井の適時打で1点を勝ち越し。さらに4番・加藤秀の適時打、6番・渡辺暁のランニング本塁打でさらに3点追加し試合を決めた。
両チームのあきらめない姿勢が光った好試合だった。

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阿賀野①加藤秀成投手(水原小6年) 163センチの長身から力強い投球を見せた


松野尾・浜っ子①四方渚人投手(越前小6年) 力強い直球を武器に粘りの投球を見せた


4回表、阿賀野が4番・加藤秀成選手の右前適時打で1点を先制


5回表、阿賀野が斎藤竜輝主将(保田小6年)の左中間ランニング本塁打で2点を追加



6回裏、松野尾・浜っ子が田村蓮選手(越前小4年)のランニング本塁打で同点に追いつく


7回裏、阿賀野が坂井太陽選手(水原小6年)の適時打で1点を勝ち越し


7回表、阿賀野が渡辺暁仁選手(保田小6年)のランニング本塁打で3点を追加


最後の打者を三振に打ち取り拳を握った阿賀野・加藤秀成投手

◇オール阿賀野ジュニア・中山崇監督の話◇
「夢みたい。阿賀野市で7チームあり各チーム団員不足を抱える中、底辺拡大とレベルアップを目標に去年4月に結成した。選手がどんどん成長してくれてビックリしている。甲子園経験のあるコーチと1日素振り100本を約束して、その約束を守ってくれた。同点に追いつかれたが落ち着いていた。主将の斎藤がチームを引っ張ってくれた。外野の飛球もよく捕ってくれて存在感を示してくれた。(全日本大会へは)ここ数年、県代表が初戦突破できていないので、新潟のチームが注目されるよう大暴れしてきたい」

◇オール阿賀野ジュニア・斎藤竜輝主将の話◇
「みんながいい打撃をしてくれて、1つになれた。大会でも決勝でも素振りの成果が出た。(7つのチームをまとめるために)整列の時や投手が困った時など声をかけるように気をつけた。全国では1勝ずつ勝っていきたい」


優勝したオール阿賀野ジュニア 8月6日からの全日本大会に出場する


惜しくも準優勝となった松野尾・浜っ子野球少年団 

(取材・撮影・文/岡田浩人)


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