【ルートインBCL】新潟が2年ぶり4度目の前期優勝 

ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは14日、福島県あいづ球場で福島ホープスと対戦し、5対1で勝ち、東地区の前期優勝を決めた。新潟の前期地区優勝は2年ぶり4度目で、9月におこなわれる地区チャンピオンシップ進出も決めた。新潟の前期通算成績は21勝8敗3分。

前期優勝を決め、胴上げされる新潟・赤堀元之監督

◎14日の試合結果◎
新潟アルビレックスBC 5-1 福島ホープス
新潟 000 001 004 =5
福島 000 000 001 =1
(バッテリー)
新潟:○中西(3勝1敗)-平野
福島:●高堀(2勝3敗)、ロペス、佑輔、高塩-笹平、志衣磨
(本塁打)
新潟:平野2号(9回・3点)

◎戦評◎
0対0の均衡が続いたが、新潟が6回に平野の適時打で1点を先制。9回には佑紀の適時打で貴重な追加点を挙げると、平野が右越3点本塁打を放ち、試合を決めた。新潟は先発の新人・中西が9回を投げ被安打5、失点1の内容で完投勝利を挙げた。


9回を投げ1失点で3勝目 胴上げ投手となった中西啓太投手

 

◇新潟・赤堀元之監督の話◇
「うれしい。気を引き締め一戦一戦戦った結果、こういう形になった。(6回は)野呂がしっかり打ってくれて、その後送りバントができ、しっかり平野が返すことができた。それが一番いい形だと思っているので、優勝がかかった試合でしっかりできてよかった。(9回は)2点目もよかったし、あれがなければどういう展開になったかわからない。(中西は)リズムもテンポもよく、ストライク先行で的を絞らせないように投げてくれた。(前期を振り返って)ずっと先発投手がしっかり投げることができ、いい形で試合を運ぶことができ、その中で打者がしっかり打てた。それが勝ちにつながった。(新監督として)監督は自分の思った通りできて楽しいが、動きすぎる時があったので反省しなければいけない。これからは接戦の試合もあるので僕も成長しなければいけない。(新潟のファンに)本当は新潟で優勝を決めたかったが、前期の優勝できたのはサポーターの皆さんのおかげ。後期はサポーターの皆さんの前で優勝できるように頑張りたい」

◇新潟・平野進也選手兼任バッテリーコーチの話◇
「中西が頑張っていたので先に何とか先取点を取りたいと思っていたし、そういう状況で回ってきたら絶対に返すと思っていた。野呂には何とか塁に出てくれと話していた。野呂が出てくれて、外野フライでもいいという状況を作ってくれた。素直に逆方向に外野フライでと思っていた。(本塁打は)初球に絶対真っ直ぐが来ると思って思い切りいった。狙ったわけではないが、たまたまいい結果になった。足立が頑張って、捕手とぶつかりながらも手を伸ばしてホームインしてくれたので、俺が試合を決めるという気持ちはあった。(赤堀監督での優勝で)新しい選手も入ってきて、スタートしたころはどうなるかと思ったが、やっていく中で若い選手がどんどん成長している。チームとしていい方向に押し上がってきている」

◇新潟・中西啓太投手の話◇
「試合前のブルペンからあまりよくなかった。何とか低めにボールを集めようとしたが、序盤浮いてしまった。平野さんがうまくリードしてくれて、最後までロースコアで行けた。(球数は)さほど意識しなかった。持ち味はどんどんストライクを取っていくこと。それが球数少なかった原因かな。(胴上げ投手について)自分でいいのかなと(笑)もっとチームに貢献している人がいる中で、まして先週の武蔵との直接対決で負けているので、申し訳ない気持ちもあるが、何とか優勝できてよかった。(1年目だが)周りの方々のおかげで、自分1人の力では勝つことができない。ここに満足せず、後期も優勝して独立リーフ日本一を目指していいスタートが切れるよう、これを経験にしていきたい」

(取材・撮影・文/岡田浩人)


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