【高校野球】日本文理がベスト4進出 聖光学院に5-1で勝利

第96回全国高校野球選手権大会に出場中の日本文理は22日、準々決勝で聖光学院(福島)と対戦。5-1で勝利し、ベスト4進出を決めた。日本文理のベスト4進出は準優勝した2009年以来5年ぶり。日本文理は24日の準決勝第1試合で三重と対戦する。

◎準々決勝の試合結果◎
日本文理5-1聖光学院
文理110 000 102 =5
聖光100 000 000 =1
(バッテリー)
文理:①飯塚-②鎌倉
聖光:①船迫、⑱今泉。⑪佐藤翼-②高野

◎試合経過◎
・1回表、日本文理が1死2塁から3番小太刀の左中間二塁打で1点先制。
・1回裏、聖光学院が1死2塁から3番柳沼の右前適時打で1点返し同点。
・2回表、日本文理が2死2、3塁から3番小太刀の中前適時打で1点勝ち越し。
・7回表、日本文理が2死1、2塁から5番小林の右前Hで1点追加。
・9回表、日本文理が2死満塁から6番新井、7番竹石の連続押し出し死球で2点追加。

◇日本文理・大井道夫監督の話◇
「試合前は5、6点の勝負と言っていたが、飯塚が3回戦の反省をいかして、きょうはうまくボールを散らし、緩急をつけて放ってくれた。飯塚は成長した。ウチは後半、7回からの勝負と言っているが、うまく7回と9回に点を取れた。9回のショート(黒台)のファインプレーが出たり、選手の頑張りに監督として嬉しい。(相手投手対策は)低い球は捨てろ、浮いた球は多少ボールでも行けと指示した。(小太刀は)いいところで打ってくれた。(5年ぶりベスト4で)5年前もそうだったが、伸び伸びやらせたい。(三重について)ここまできたら思い切り。三重の投手も打撃もいいので、何とか食らいついていきたい」

◇日本文理・池田貴将主将の話◇
「(ベスト4で)一戦必勝という言葉をキーワードにやってきた結果がこういう結果につながっている。優勝まであと2つあるが、まずは三重高校戦だけを見てやりたい。きょうは3安打という結果だったが、チャンスで凡退してしまって、まだまだ力不足でこんなものじゃないと思っているので、しっかりやっていきたい」

◇日本文理・飯塚悟史投手の話◇
「苦しい試合だったが初回から9回までしっかり投げ切ることができてよかった。みんなが守ってくれるからこそ、自分がしっかり投げ切れた。疲れはあったのかもしれないが、気持ちで最後まで投げ切れた。(7回のピンチは)腕を振ってしっかりスライダーを投げ切れた。この夏に連投になるのはわかっていたので、そのためにトレーニングをしてきた。連投を投げ切れたことは自信になる。力ではなく打たせて取る投球ができて、また1つ成長できたかなと思う。(三重は)打線も投手もいいので、気を抜かず全員野球で頑張りたい」

◇2打点の日本文理・小太刀緒飛選手の話◇
「チーム全体で先制することが課題だったので、先制できてよかった。(2打席目は)先制した後、1回裏に自分の守備のミスもあって追いつかれてしまった。流れを渡さないようもう1点入れることができてよかった。低めのボール球をどう見逃すかが課題だった。きょうはそれができた。(三重は)打線がいいが、自分たちも打ち負けないようにしたい」

(取材・文/岡田浩人)


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