【社会人硬式】新潟コンマーシャル俱楽部が初代王者に 第1回髙橋勇四郎杯クラブ大会

社会人硬式野球のクラブチームによる大会「第1回髙橋勇四郎杯争奪クラブ大会」(JABA新潟県野球連盟主催)が、30日までの日程で新潟市鳥屋野球場で開催され、新潟コンマーシャル俱楽部がサヨナラ勝ちで優勝し、初代王者に輝いた。準優勝は全新潟ブラックスだった。

第1回大会で優勝した新潟コンマーシャル俱楽部 後列中央は髙橋勇四郎JABA新潟県野球連盟会長

大会は東京オリンピック開催によりクラブチームの予選大会が前倒しで実施され、大会数が減ることへの措置として、JABA新潟県野球連盟の髙橋勇四郎会長の名を冠し、昨年度に第1回大会の開催が予定されていた。しかし新型コロナウイルス感染拡大を受け、今年度に延期が決定。さらに今年は当初8月に開催予定だったが、感染再拡大を受け、10月に再度延期となった末の開催となった。

県内のクラブチーム7チームが参加し、トーナメント方式で10月10日に1回戦が行われ、勝ち残った4チームによる準決勝と決勝が30日に行われた。

大会の最高殊勲選手賞には決勝戦でサヨナラランニング本塁打を放った新潟コンマーシャル俱楽部の桑野鷹也選手が、敢闘賞には全新潟ブラックスの萩原拓実選手が、最高打撃賞には11打数8安打の打率・727だった新潟コンマーシャル俱楽部の五十嵐樹希選手が、それぞれ選ばれた。

◎10日の1回戦の試合結果◎
<鳥屋野>
①新潟コンマーシャル俱楽部7-0五泉クラブ(7回コールド)
②野田サンダーズ15-8新潟クラブ野球団(7回コールド)
③全新潟ブラックス6-2オール飯豊

◎30日の準決勝の試合結果◎
<鳥屋野>
①新潟コンマーシャル俱楽部10-9野田サンダーズ

②全新潟ブラックス6-1佐渡軍団

◎30日の決勝の試合結果◎
<鳥屋野>
新潟コンマーシャル俱楽部6-5全新潟ブラックス

(バッテリー)
新潟ブ:萩原-桐生
コンマ:那須野、五十嵐-松永
(二塁打)
新潟ブ:萩原、間
コンマ:五十嵐
(三塁打)
コンマ:佐藤
(本塁打)
新潟ブ:今井(5回・ソロ)
コンマ:佐藤(3回・ソロ)、桑野(9回・ソロR)

1回裏、新潟コンマが佐藤龍生(黒沢尻北高)の中越え適時三塁打で1-0と先制


3回裏、新潟コンマは佐藤龍生の右越えソロ本塁打で3-0に

力投するブラックス⑦萩原拓実(新発田中央高)


4回表、2点を返したブラックスは本間匠(日本文理高)の中犠飛で3-3の同点に


5回表、ブラックスは今井紀康(村松高)の右越えソロ本塁打で4-3と勝ち越し


4回途中から登板した新潟コンマ①五十嵐樹希(清和大)


同点の9回裏、新潟コンマは桑野鷹也(東京学館新潟高)のランニング本塁打でサヨナラ勝ち


大会の最高殊勲選手に選ばれた新潟コンマ・桑野鷹也に髙橋勇四郎会長から記念品が贈られた

(取材・撮影・文/岡田浩人)