【高校野球】関根学園が準決勝へ 新潟明訓は延長で惜敗 北信越大会準々決勝

来春の選抜甲子園の選考資料となる「第143回北信越高校野球大会」は11日、富山県の魚津桃山球場などで準々決勝4試合が行われた。新潟県勢で初戦を突破した関根学園(新潟3位)は佐久長聖(長野1位)と対戦し、終盤に得点を重ね7対5で競り勝った。新潟明訓(新潟2位)は延長戦の末、敦賀気比(福井1位)に4対7で惜敗した。

準決勝は17日(土)に行われる。初のベスト4進出を果たした関根学園は敦賀気比と対戦する。北信越地区の春の選抜出場枠は2で、例年決勝に進出したチームが選抜されている。関根学園は準決勝に勝利すれば、春夏通じて初の甲子園出場に大きく前進する。

関根学園7-5佐久長聖
初のベスト4進出を決め、マウンドで雄叫びをあげる関根学園・滝澤夏央(2年)

◎11日の新潟県勢の準々決勝の試合結果◎
<魚津桃山>
①関根学園7-5佐久長聖
→関根学園が初の北信越ベスト4進出

(バッテリー)
長聖:出口、藤岡、井出-江原
関根:牧野、滝澤-大竹
(二塁打)
長聖:朝田(4回)
関根:増井(5回)、竹之内(6回)、増野(7回)
(本塁打)
関根:竹之内(5回・ソロ)、大竹(7回・2ラン)

関根学園の先発①牧野水樹(2年)


1回表、佐久長聖が1死1、3塁から犠飛で先制


関根学園は2回途中から⑥滝澤夏央(2年)がマウンドへ



5回裏、関根学園は途中出場の竹之内陵(2年)がソロ本塁打を放ち、1-2に


6回裏、関根学園は2死から連打で1、2塁とし竹之内の右越え二塁打で2-2の同点に。この後、2死満塁から押し出し四球で3-2と逆転に成功


7回に再逆転された関根学園は7回裏、大竹直樹(2年)の右越え2ランで5-4と再々逆転に成功


8回に同点に追いつかれた関根学園は8回裏、3連打で無死満塁とし、四番・尾身颯太(2年)の右前安打で6-5と勝ち越し



8回裏、関根学園は1死満塁から主将・田原輝也(2年)の投前スクイズで染川剛生(2年)が生還し、7-5に


関根学園は初の北信越ベスト4進出 17日に大一番を迎える


②新潟明訓4-7敦賀気比(延長10回)
→新潟明訓は準決勝進出ならず

(バッテリー)
気比:竹松、上加世田-長尾
明訓:栁下、飯濵-加藤
(二塁打)
気比:東(8回)、今井(9回)、上加世田(9回)
明訓:栁下(7回)
(三塁打)
明訓:高木(7回)

新潟明訓の先発⑩栁下祐希(2年)


敦賀気比の先発①竹松明良(2年)


1回裏、新潟明訓は2死2、3塁から種﨑樹(2年)の内野安打で先制


新潟明訓の先発⑩栁下祐希は7回まで許した安打がわずか1と好投


7回裏、新潟明訓は栁下祐希の適時二塁打で1点追加し2-0に。この回、さらに1点を追加してリードは3点に


8回表に1点を返されたところで新潟明訓は①飯濵友翔(2年)がマウンドへ


8回表、2死走者なしから3点を入れ、同点に追いついた敦賀気比


9回表に1点勝ち越された新潟明訓 9回裏の攻撃前に島田修監督の指示を聞く


9回裏、新潟明訓は相手守備の乱れから1死3塁とし、飯濵の犠飛で4-4の同点に。土壇場で追いついたが…


延長戦の末、惜敗した新潟明訓


11日のその他の準々決勝の結果◎
<富山市民>

星稜9-2都市大塩尻(8回コールド)
上田西10-3日本航空石川(8回コールド)


◎17日(土)の準決勝予定◎ ※無観客試合
<富山市民>
①星稜[石川1位](10:00)上田西[長野2位]

②関根学園[新潟3位](12:30)敦賀気比[福井1位]

(取材・撮影・文/岡田浩人)