【大学野球】新潟医療福祉大が12日に地元で春季リーグ初戦

大学野球の関甲新学生野球連盟3部に所属する新潟医療福祉大は、12日に春季リーグ戦の初戦を新潟市の同大野球場で迎える。昨年春に新たにスタートし、新潟明訓高校前監督の佐藤和也氏が監督に就任して注目された同大硬式野球部は、昨年秋のリーグ戦で3部に参入。優勝の期待がかかったのの、3勝3敗で7チーム中5位。2年目となる今春は期待の1年生も入部し、リーグ戦での巻き返しを狙う。

投手陣を指導する佐藤和也監督(右から3人目) 右端は巻高出身の1年生・佐藤悠人投手

11日の前日練習は授業後の夕方におこなわれた。投手陣は投内連係プレーを確認するなど軽めの調整で翌日の公式戦に控えた。板垣瑞希(酒田南高出身)、笠原祥太郎(新津高出身)、竹石智弥(新潟明訓高出身)の2年生の3本柱に加え、1年生で昨夏新潟大会4強の巻高校から佐藤悠人が入部するなど層の厚みは増した。

打撃陣は昨秋のリーグ戦で木製バットへの対応に苦しみ、得点力不足が課題だった。今季は1年生で昨夏新潟代表の日本文理高の4番打者・小黒一輝が加入。木製バットでもその長打力を発揮し、佐藤和也監督は「右方向に力強い打球が打てる。初戦からスタメンで起用する」と明言した。2年生も冬場の練習で打撃力をアップしている。

フリー打撃で鋭い打球を飛ばす小黒一輝選手

新潟医療福祉大はグラウンドと隣接した敷地に待望の室内練習場が完成し、今月8日に竣工式がおこなわれたばかり。室内は神宮球場と同じ人工芝が張られ、3人が同時に投球練習をおこなえるブルペンやマシン打撃などがおこなえるスペースを備えている。また選手用のロッカーも兼ね備えている。

完成したばかりの室内練習場

室内は神宮球場と同じ人工芝が張られている

選手1人1人に個別スペースがあるロッカールーム

佐藤和也監督は「室内練習場の完成で雨天でも十分な練習ができるようになった。昨秋は悔しい思いをしたので、今季はその悔しさを晴らそうと選手たちに言っている」とリーグ戦への意気込みを話した。

新潟医療福祉大は12日(土)10:00から同大野球場で東京福祉大と対戦する。翌13日(日)は10:00から同大野球場で群馬大と対戦する。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


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