【NPB】ソフトバンク元投手の星野順治さんが野球教室

福岡ソフトバンクホークスの元投手で燕市出身の星野順治さん(45・新潟商高出身)を招いた野球教室が30日、新潟市西区の新潟国際情報大学体育館で行われた。西蒲区巻地区の4チームから30人の小学生が参加し、キャッチボールの基本動作やピッチング、バッティングの指導を受けた。

小学生に投球動作の基本を教える星野順治さん

星野さんは1974年生まれで燕市(旧吉田町)の出身。新潟商業高校を卒業後、社会人野球のNKKを経て、1997年にドラフト4位で福岡ダイエーホークスから指名を受けて入団。1999年には先発投手としてローテーション入りし10勝を挙げ、チームのリーグ優勝と日本一に大きく貢献した。プロ通算156試合に登板し50勝を挙げ、2008年に現役を引退した。現在はソフトバンク編成育成本部のスカウト育成部で「育成担当ディレクター」を務め、二軍と三軍の若手選手の育成にあたっている。

野球教室は星野さんの新潟商業高校時代の1学年先輩・山賀茂さん(46・新潟コンマーシャル倶楽部コーチ)が旧巻町出身だった縁で始まり、毎年年末に星野さんが帰省するタイミングで行われている。

星野さんはキャッチボールで大事な基本を「ボールの握り、真っすぐ足を踏み出すこと、頭を前に突っ込まないこと」の3つだと強調。投手の指導では1人ひとりに声を掛けながら身振りを交えて指導した。また打撃指導は山賀さんが担当し、ティー打撃でアドバイスを送った。

記念撮影 前列右から6番目が星野さん その左隣が山賀茂さん

ピッチングの指導を受けた巻北小5年の西脇輝真(てるま)さん(11)は「足の位置など知らなかったことを教えてもらった。プロの世界で成績を残している人なので分かりやすかった。将来はプロ野球選手になりたい」と笑顔で感想を話した。

野球教室終了後、取材に応じた星野さんは「毎年楽しみにしている教室で、顔を覚えている子もいて1年ごとに子どもたちは成長している。少しでもホークスにも興味を持ってもらえればうれしい」と感想を述べた。同じソフトバンクで胎内市出身の椎野新投手(村上桜ヶ丘高出身)と三条市出身の渡邉雄大投手(中越高出身)について「椎野くんは今季一軍で5勝し、来年はさらに戦力になってくれると思う。渡邉くんも左サイドで特徴がある投手で、なんとか支配下登録になり一軍の舞台で投げてくれれば」と期待を寄せた。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


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