【中学軟式】大和中が初優勝 来春の全国大会出場へ 県新人大会・オンヨネカップ

新潟県中学生新人野球大会で、来春の「全日本少年春季軟式野球大会」の県予選でもある「第15回オンヨネカップ」は6日、長岡市悠久山球場で準決勝と決勝が行われ、南魚沼市立大和中学校が初優勝を飾った。準優勝は上越市立能生中学校、3位は新発田市立本丸中学校と上越市立柿崎中学校だった。大会には新潟、上越、中越、下越の4地区から勝ち上がった16校が参加。1、2年生による新チームがトーナメントで秋の頂点を争った。優勝した大和中は来年3月に静岡県で開催される全国大会に出場する。

初優勝の大和中 決勝で完投し、マウンドで喜ぶ②遠藤蒼太(2年)

◎大会1日目(5日)の試合結果◎
<1回戦>
本丸2-0葛塚
直江津東10-3小千谷
大和3-1内野
見附南3-2聖籠
十日町南5-4胎内中条
能生2-1新津第五
柿崎3-1十日町
葵9-1岡方(5回コールド)

<準々決勝>
本丸2-1直江津東
大和9-0見附南
能生6-1十日町南
柿崎1-0葵

◎大会2日目(6日)の試合結果◎
<準決勝>
①大和4-0本丸

②能生2-0柿崎

<決勝>
大和6-2能生
→大和は初優勝

(バッテリー)
能生:杉田悠飛、松尾海璃、杉田悠飛-石塚太智、渡邉慶大、石塚太智
大和:遠藤蒼太-丸山賢信
(二塁打)
大和:行方勇稀(1回)、丸山賢信(5回)
(三塁打)
大和:遠藤蒼太(3回)

大和中の先発②遠藤蒼太(2年)


能生中の先発①杉田悠飛(2年)


1回裏、大和中が行方勇稀(2年)の適時二塁打で主将の中澤心(2年)が先制のホームを踏む



1回裏、大和中が四番・遠藤蒼太(2年)の中前適時打で行方が生還し2-0に


能生中は2回途中から⑥松尾海璃(1年)が登板



2回裏、大和中は1死3塁から遠藤三生(1年)の中犠飛で中澤が生還し4-1に


6回表、能生中が1死3塁から松尾海璃の内野ゴロの間に主将の村井亮哉(2年)が生還し、2-6に


ベンチ入り13人で初優勝を成し遂げた大和中

◇優勝した大和中・佐藤亮介監督の話◇
「びっくりしている。子どもたちがよく頑張ってくれた。試合をしていくたびに成長していってくれた。(打撃が力強かったが)出来過ぎなくらい。ベンチの指示をしっかり選手が実践してくれた。1、3、4番打者は計算できる打者だったが、2番の行方が大きい当たりを打ってくれ、いけるかなと思えた。(ベンチ入り13人での優勝は大会で過去最少ベンチ入り優勝だが)少ないなりに練習の効率を考えながら、全員がしっかり練習できるよう、平日も早い時間に集まり練習しようと新チームがスタートした。背番号1の丸山と背番号2の遠藤蒼の2人が試合をつくってくれる。特に丸山がゲームメイクできるようになった。それが昨日と今日の勝因。(3月の全国大会へ)新潟県代表として自分たちにできることをしっかりやり、1勝でも多く頑張りたい」

◇優勝した大和中・中澤心主将の話◇
「県大会出場という目標を掲げてきたが、2年連続で中越大会で負け、先輩たちの分も今年こそはという気持ちだった。優勝できてすごくうれしい。(打撃は)相手の投手を想定したり、チーム全体の課題を持ったりしながら練習してきた。家でも素振りを頑張ってきた。(2年生9人で)今の3年生が4人と少なく、2年生の試合経験があった。(3月の全国大会へ)雪国なので冬は外で練習できないが、トレーニングをしっかりやり、来年の全国大会につながるように気持ちも体も鍛えたい。自分たちの全員野球で勝ちたい」

◆準優勝の能生中・村井亮哉主将の話◆
「(準優勝という結果だったが)県大会出場がだいぶ前のことだと聞いている。チームとして仲が良く、県でベスト4になろうと目標を立てていたが、初めての大会で結果を出すことができた。大きな目標を立てたからこそ、こういうところまで来ることができたと思う。(決勝は)こういう舞台に来ることができたのが大きな財産。優勝したチームとは力の差があったが、そこを埋められるようにして次の大会に向かいたい。打撃で振りの違いを感じたので、冬に打撃力を上げていきたい」


初優勝の南魚沼市立大和中学校 来春の全国大会に出場する


準優勝の糸魚川市立能生中学校


第3位の新発田市立本丸中学校


第3位の上越市立柿崎中学校

◎第15回オンヨネカップ 勝ち上がり◎ ※オンヨネ提供

(取材・撮影・文/岡田浩人)


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です