【BCL】リーグ命名権を「ルートイン」が取得

独立リーグのBCリーグを運営する「ジャパン・ベースボール・マーケティング」(本社・新潟市)は25日、新潟市で記者会見を開き、リーグの命名権をホテル事業などを全国で展開する「ルートイングループ」(本部・東京)が取得したと発表した。リーグ名称は『ルートインBCリーグ』となる。契約期間は来月1日から3年間で、契約金額は未発表だが「3年間で数千万円になる」(BCリーグ村山哲二代表)という規模。

新名称を発表するBCリーグ村山哲二代表(右)とルートインジャパン永山泰樹社長

命名権を取得したことについてルートインジャパンの永山泰樹社長は「当グループは長野県上田市の発祥で、リーグ設立当初から『地域と、地域の子どもたちのために』という憲章を掲げるリーグを応援してきた。選手への宿泊サービス、ファンへの割引サービスや特典で今まで以上にリーグ発展に尽力したい」と話し、命名権取得の意義については「スポーツを通して社会貢献できると考えた」と述べた。

BCリーグの村山哲二代表は「現在は6球団だが2015年度は埼玉県の熊谷球団の参入準備中で、今後は8球団に増やし、エリアを少しずつ拡げていこうという戦略がある。球場の近くにルートインのホテルがあるという形でリーグとルートインの関係をさらに強化できれば。選手のプレーがルートインの看板を背負うことになる」と話した。

6球団の監督・主将と新名称のチャンピオンフラッグ

施設名などで命名権が販売される例は多数あるが、野球のリーグ名称の命名権が販売されるのは日本では初めて。サッカーでは女子サッカーの『プレナスなでしこリーグ』があるほか、Jリーグで今季新設されるJ3がリーグ戦の冠スポンサーとして「明治安田生命」と契約し『明治安田生命J3リーグ』となる例がある。

ルートインBCリーグの2014年シーズンは4月9日(水)の群馬-巨人(ファーム)で開幕する。新潟アルビレックスBCの開幕戦は4月12日(土)でアレックス・ラミレス選手が新加入する群馬と対戦する。今シーズンは6球団がNPBファームチームとそれぞれ2試合の交流戦をおこない、公式戦として勝敗数やチーム成績、個人成績に反映される。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


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