【大学野球】新潟大が13日から春季リーグ戦に挑む 関甲新2部

大学野球の関甲新学生野球連盟2部に所属する新潟大が13日、春季リーグ戦の初戦に臨む。長野・松本大野球場で行われる初戦の相手は昨秋の3部優勝校で今季から2部に昇格した高崎経済大。昨春、昨秋ともに2部で4位となった新潟大は「2部でAクラス(3位以内)を目指す」と目標を掲げている。

13日から春季リーグ戦に臨む新潟大 私大から勝ち点を挙げての上位進出を狙う

新潟大は昨春と今春のリーグ戦では同じ国立大の2校から勝ち点を奪ったものの、私立大3校からは勝ち点を奪えず、ともに4位の成績だった。ただ、昨秋2部で優勝して今春から1部昇格を決めた平成国際大から1勝を挙げるなど、関甲新に所属する国立大の中ではトップクラスの力を持つ。

柳澤将貴選手兼任監督(3年・上田染谷丘)は「昨秋のレギュラーメンバーが抜けた部分はあるが、誰が試合に出ても同じプレーをしようと言い続け、全員で試合を戦う意識で臨んでいる」とチームの特徴を説明する。

投手陣の中心となる八幡蓮 「自分が投げた試合は全部勝ちたい」と話す

投手陣の中心となる左腕の八幡蓮(3年・新発田南)は「今年は雪がなく早い時期から投球練習を始め、そのためフォームが安定している。調子もいい」と表情も明るい。昨年まで投手陣を支え、2部昇格に大きく貢献した投手が今春卒業した。八幡は「去年までは大黒柱となる先輩がいたが、今は自分が投げなければ勝てないと思っている」と自覚も出てきた。「(3年生の)今年がラストシーズンになると思うので、自分が投げた試合は全部勝ちたい」と意欲を見せる。

その他にも川﨑温史(2年・高田)と海老原巧(2年・下舘第一)の両右腕が控える。クローザ―には左腕の榑井孝太(2年・巻)が控える。

打撃練習で快音を響かせる宮澤大貴(左から2人目)と渡邊大地主将(右)

攻撃では主将の渡邊大地(3年・会津)を中心に、双子の兄弟である長島高樹(3年・巻)と長島大輝(2年・巻)、宮澤大貴(2年・日本文理)らに長打力があり、「下位で得点圏に走者を進め、上位で点を取る」(柳澤監督)と得点イメージを持っている。

渡邊大地主将は「オープン戦の最初は打てる試合と打てない試合の差があったが、徐々に試合に慣れてきた。前半からどんどん振っていけるチームになってきた」と打力に自信を見せる。

柳澤監督は「チーム全体の目標は2部でAクラス(3位以内)に入ること。そのためには私立大(関東学園大、松本大、常磐大)に勝つだけではなく、勝ち点を取らなければいけない」と目標を掲げる。選手同士が切磋琢磨し合ってきたチームで、2部の私立大を相手に“大物食い”し、上位進出を狙う。

◎新潟大の春季リーグ戦日程◎
4月13日(土)14日(日)…対 高崎経済大(長野・松本大野球場)
4月20日(土)21日(日)…対 関東学園大(群馬・関東学園大野球場)
4月27日(土)28日(日)…対 松本大(長野・松本大野球場)
5月11日(土)12日(日)…対 埼玉大(長野・松本大野球場)
5月18日(土)19日(日)…対 常磐大(埼玉・平成国際大野球場)

(取材・撮影・文/岡田浩人)


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