【NPB】椎野のソフトバンク入団を祝う 地元・胎内市で激励会

ソフトバンクに入団が決まった国士舘大4年・椎野新投手(村上桜ヶ丘高出身)の激励会が26日、出身地の胎内市のホテルで開かれ、市民ら関係者約150人が地元のプロ野球選手誕生を祝った。椎野投手は「多くの方に支えられ成長できた」と感謝の言葉を述べ、プロの世界での活躍を誓った。

花束を贈られた椎野新投手(左から2人目) 黒川中の坂上鈴旺主将、黒川サンダースの今井貫太主将、県女子野球連盟の頓所理加会長と記念撮影

椎野投手の激励会は地元の胎内市役所や野球関係者の呼びかけで行われ、ゆかりのある市民や親せきなどが集まった。

高校時代の恩師である松田忍監督は挨拶で「高校時代から投げ方にクセがなく、あとは体を鍛えること、そして夢を持つこと、目標をしっかり見据えてやることを指導した。195センチという身長は(プロの)日本人で5本の指に入るだろう。体に負けないくらい大きな選手になってほしい」と激励した。

出身中学校である黒川中の野球部・坂上鈴旺主将が「旧黒川村から初のプロ野球選手が出たことを大変嬉しく思う。新潟から応援しているので、ぜひ日本一になってください」とメッセージを読み上げ、黒川サンダースの今井貫太主将と新潟県女子野球連盟の頓所理加会長が花束を贈った。

激励する村上桜ヶ丘高校・松田忍監督

椎野投手は「このような大きな会場で皆さんに祝っていただけることを嬉しく思う。多くの方々に支えられて、ここまで成長することができた」と感謝の言葉を述べた。

会では元黒川中野球部監督の内山秀実さんが「ひざのケガをした時に樽ヶ橋遊園までリハビリのために2人で歩き、アルパカに何度も声を掛けたことを覚えている」と思い出を語り、「ケガの苦しみは分かっていると思うので焦らずじっくり体をつくって、長くプロとして活躍を」と期待を込めた。

元黒川サンダース監督の深井和雄さんは「小学校時代の椎野くんは丈夫で、『無事これ名馬』だった。野球少年の夢であるプロの世界。また来年もこういう会でいい報告をしてほしい」と激励した。

感謝の言葉を述べる椎野投手

椎野投手は、元阪神投手で胎内市役所に務める横山龍之介さんとも初めて懇談。横山さんは「胎内市の子どもたちのためにも、ぜひ頑張ってほしい」と激励した。

椎野投手は1月10日からソフトバンクの新人合同自主トレに参加する。

元阪神で胎内市役所職員の横山龍之介さん(右)も激励

(取材・撮影・文/岡田浩人)


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