【高校野球】新潟明訓 決勝進出ならず 高岡商に競り負け 北信越大会・準決勝

第134回北信越高校野球大会は6日、福井県で準決勝がおこなわれ、新潟明訓(新潟1位)は2対3で高岡商(富山2位)に惜敗し、決勝進出はならなかった。これで夏の全国高校野球選手権・新潟大会前の公式戦は全て終了した。夏の新潟大会は24日に抽選会がおこなわれ、7月8日に開幕する。

準決勝で惜敗した新潟明訓ナイン

◎6日の準決勝の試合結果◎
<福井県営球場>
新潟明訓2-3高岡商
明訓 000 001 100 =2
高商 101 000 10× =3
(バッテリー)
明訓:遠藤、高津、大藪-中村
高商:伏見、北村-堀内

◎戦評◎
新潟明訓が好機であと一本が出ず、高岡商に競り負けた。
新潟明訓は先発した遠藤が1回、3四死球から犠飛で1点を失い先制を許した。3回からは背番号1の高津が登板したが、2死2塁から適時打を浴び2点目を失った。
新潟明訓は2点を追う6回、2死3塁から遊ゴロ悪送球の間に1点を返す。7回には1死3塁から部田の右前適時打で同点に追いついた。
しかし7回裏、新潟明訓は3番手の大藪和馬(2年)が2死2塁から適時打で勝ち越された。
新潟明訓は8回に連打から1死2、3塁と一打逆転の好機を得たが、7番・中村の当たりは三塁手の正面を突き併殺。9回にも1死1、3塁の好機を得たが、主将の栗山が空振り三振に倒れた。あと一本が出なかった。

新潟明訓の先発は⑪遠藤龍一投手 2回を投げ4四死球で1失点だった


3回からマウンドに上がった①高津大嗣投手 4回を投げ被安打3、1失点の内容


新潟明訓は7回表、1死3塁から部田隼平選手の右前適時打で同点に追いつく


3番手の大藪和馬投手(2年) 直球に力があったが、7回に勝ち越しを許した


新潟明訓は9回表1死1、3塁の好機も3番・栗山謙主将が空振り三振に倒れ試合終了


3位表彰を受ける栗山謙主将

◆新潟明訓・本間健治郎監督の話◆
「勝ち負けに関しては惜しい試合だった。初回、遠藤の入りがリズムを作れなかった。その後、投手は1失点でしのいだがリズムに乗れなかった。(高岡商2番手の北村投手の)高めのボール球の見極めがルーズだった。最後の栗山も気負い過ぎ。冷静に見極めることができれば、次に秋葉も控えていたので、もう1つ栗山がつないでくれたら。(投手陣は)球数を抑えてアウトを取れるようになれば野手もリズムがよくなる。今後の課題。(春を総括すると)緊張感の高まる試合でもう少しタフに、冷静にやれるようになってほしい」

◆新潟明訓・栗山謙主将の話◆
「最後の打席は悔いが残る。みんながつないでくれたのに、ボール球の見極めが・・・気持ちだけが前に行ってしまった。(チームとして)得点圏で決めきれなかった。走者が出てもいつも通りの打撃をすればいいと思うが、自分も含めて力が入ってしまった。(夏に向けて)厳しい戦いになると思うが、しっかり勝ち切れるだけの力を夏に向けて練習していきたい」

◆新潟明訓・高津大嗣投手の話◆
「県大会が終わった後、北信越までは1番背負っているという自覚を持って、気持ちの面で思い切って行こうと練習をしてきた。県大会は体調面がよくなかったこともあり、練習不足だった面もあったが、県大会後は投げ込みや走り込みが多くできた。(北信越大会は)収穫は大きかった。夏に向け、いい舞台で投げることができた。(5回に三者凡退だったが)冷静になろうとした結果がよかった。低めに決まり始めた。球種は全部投げた。シンカーが打ち取れた。全体的には緩急をうまく使うことができた。(夏に向けて)この代で甲子園に行きたい。いい流れできていると思うので、きょうの負けを心に留めて、しっかりやっていくという気持ちを持って、絶対的なエースになれるように頑張りたい」

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【高校野球】新潟明訓 決勝進出ならず 高岡商に競り負け 北信越大会・準決勝” への2件のコメント

  1. 高津投手は、今回、経験登板だけでいいのではないでしょうか?・・

  2. 内容あるいい試合だった。反省材料も夏の大会に向けていい経験になったのではないか。レベル差はない!

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