【BCL】新潟が初黒星 群馬に競り負ける

ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは15日、長岡市悠久山球場で群馬ダイヤモンドペガサスと対戦し、4対5で競り負けた。新潟は今季初黒星で前期成績を1勝1敗1分とし、東地区の2位に後退した。新潟の次戦は16日(土)13時から福井市で福井ミラクルエレファンツと対戦する。

3回裏、新潟は5番・纐纈隼基選手の中前適時打で一時は逆転するも・・・

◎11日の試合結果◎
新潟4-5群馬
群馬 003 010 001 =5
新潟 202 000 000 =4
(バッテリー)
群馬:柿田、南、町田、○山崎(1勝)-八木
新潟:田村、高井、●知念(1敗)-宮沢
(本塁打)
群馬:カラバイヨ1号(3回・3点)
新潟:野呂1号(3回・ソロ)

新潟の先発・田村勇磨投手(日本文理高) 7回を投げ11安打4失点だった


1回に左越二塁打で出塁した野呂大樹選手 3回にはソロ本塁打を放った


3回、群馬はカラバイヨ選手の3点本塁打で逆転 内角の難しい球を場外へ運んだ


2番手で登板した新潟・高井俊投手(見附市出身・東北高)


新潟の3番手で登板した知念広弥投手(三菱自動車九州) 粘投も敗戦投手に

(戦評)
新潟は投手陣が16安打を打たれながらも粘りの投球を見せたが、終盤に競り負けた。
新潟は1回、1番・野呂の二塁打から3番・ジョージの右線適時三塁打で先制。さらに5番・纐纈の中前適時打で追加点を挙げ2点を先行した。
3回、走者2人を溜めた新潟の先発・田村が群馬の3番・カラバイヨに場外3点本塁打を打たれ逆転される。その裏、新潟は野呂のソロ本塁打で同点に追いつくと、ジョージが左前安打から二盗を決め、纐纈の中前適時打で逆転に成功する。
しかし5回、群馬の攻撃で2死1塁から八木の左前安打を新潟のレフト古澤が失策。1塁走者が一気に本塁を突くが、本塁返球のタイミングはアウトも、新潟の捕手・宮沢の走路妨害が適用されセーフに。これがBCリーグでの今季からの「コリジョン」ルール初適用となった。
9回には群馬が2死1、2塁から左前安打で勝ち越し、そのまま逃げ切った。

◆新潟・赤堀元之監督の話◆
「投手はみんな粘り強く投げた。田村もオープン戦よりもよくなっている。髙井も知念もこれからにつながる投球ができた。打者は3回までは点が取れたが、それ以降走者が出せなかった。あとは下位打線がどれだけ塁に出ることができるか。今は我慢しなければならない時期。(群馬との3戦で1勝1敗1分だが)負け越していないのがまだいい。(5回のコリジョン初適用は)なかなか難しい。球審の判断なので・・・難しいがルール上のことなので仕方がない」

(取材・撮影・文/岡田浩人)