【お知らせ】新潟県出身プロ野球選手による小学生野球教室を開催します(募集は締め切りました)

新潟野球ドットコムは12月27日(日)に新潟市のハードオフ・エコスタジアムにて新潟県出身プロ野球選手による野球教室『小学生ベースボールクリニック2015』を開催いたします。

このイベントは新潟県の小学生に夢を持って野球に取り組んでもらおうと2012年から毎年12月に開催しています。講師には新潟県出身のプロ野球選手とOBに務めていただいていますが、今年は広島カープ・今井啓介投手(長岡市出身)、読売巨人軍・高橋洸外野手(新潟市秋葉区出身)、横浜DeNAベイスターズ・飯塚悟史投手(上越市出身)の現役3選手と、元ヤクルトスワローズ投手の本間忠さん(新潟市秋葉区)、元阪神タイガース投手の横山龍之介さん(新潟市秋葉区出身・胎内市)のOB2人が講師を務めます。

左から広島・今井啓介投手、巨人・高橋洸外野手、DeNA飯塚悟史投手

事業名:小学生ベースボールクリニック2015
主催 :新潟野球ドットコム アルビレックス新潟・都市緑花センターグループ
協力 :シンプル・ベースボールアカデミー
協賛 :新潟の野球を応援していただいている各社様
場所 :ハードオフ・エコスタジアム新潟(新潟市中央区)
日時 :12月27日(日)9:30~12:00
募集 :新潟県内のチーム(軟式)に所属する小学生300人
1チーム20人以内でチーム単位で申し込みを受け付け
参加費:無料

※12月20日23時までに募集人数に達しましたので、申し込みを終了させていただきました。多数のお申し込み、ありがとうございました。なお当日は参加チーム以外の方は球場内に入場できませんのでご了承くださいm(_ _)m

(新潟野球ドットコム代表 岡田浩人)


【大学野球】鎌倉&森田の甲子園ヒーローが講師に 法政大が中学生を指導

東京六大学野球の法政大学硬式野球部のメンバーによる野球教室が12日、新発田市の新発田農業高校でおこなわれた。来年8月20日に同市の五十公野球場で開催される「東京六大学野球オールスター戦」の事前イベントとして新発田市スポーツ推進課が企画。講師には同大の青木久典監督のほか、昨夏甲子園でベスト4に進出した日本文理高出身の鎌倉航捕手(1年)や富山商高のエース左腕でU18日本代表として活躍した森田駿哉投手(1年)らが務め、地元の中学生が指導を受けた。

地元の中学生を指導する法政大1年・鎌倉航捕手(右端・日本文理高出身)

法政大学硬式野球部は春秋のリーグ戦で44回優勝、全日本大学野球選手権では全国最多となる8回の優勝を誇る名門。山本浩二、田淵幸一、江川卓らプロ野球にもOBを多数輩出している。

野球教室の講師を務めたのは、今季から指揮を執る青木久典監督のほか、父母が新発田農高出身という4年生の皆川晋内野手(西武台千葉高)、2年生の森龍馬副将(日大三高)、1年生の森田駿哉投手(富山商高)、そして上越市出身で1年生の鎌倉航捕手(日本文理高)の選手4人。長岡市出身で3年生の高野峻一郎主務(長岡高)が野球教室の進行役を務めた。

左から青木監督、皆川内野手、森副将、森田投手、鎌倉捕手、神長英一前監督、皆川浩一OB会理事


進行役を務めた主務の高野峻一郎さんは長岡市の出身


午前の部は新発田市内の4つの中学校33人が参加した

野球教室は全員でランニングとアップ、キャッチボールをおこなったあと、投手・捕手のバッテリーと野手に分かれて指導がおこなわれた。捕手を指導した鎌倉捕手は捕球の姿勢について、「キャッチャーで大事なのは足の送り方。股の間を抜かれるのは恥ずかしいことなのでしっかり練習をしてほしい」と身振りを交えながら説明した。森田投手はブルペンで投げ込む投手1人1人に腕の使い方などを指導した。野手は捕球や打撃指導を受けた。

全員でランニング


ブルペンで1人1人に指導する森田駿哉投手


野手に打撃指導をおこなう森龍馬副将

新発田市によると法政大学硬式野球部が新潟県内で中学生への野球教室をおこなうのは初めてだという。指導を受けた菊地龍一さん(14・紫雲寺中2年)は「貴重な経験なので集中して聞くようにした。打撃では足を使うことを指導された。身近な選手が大学で活躍しているのはすごいと思う」と話していた。

同大の青木監督は「中学生が非常に素直でどん欲だった。野球人口が段々減っているので、我々ができることは底辺拡大のために野球の楽しさ、心や体を教えることが大事だと思っている。ぜひこの中から法政大に来る選手が出てほしい」と感想を話した。4年生の皆川内野手は「野球を教えることは自分たちが学ぶ場で、気づかされることが多くいい経験だった」と話し、2年生の森副将は「リーグ戦で活躍しないとオールスター戦に選出されないと思うので、選出されるよう優勝を目標に頑張りたい」と来夏のオールスター戦出場へ向けて意気込みを話した。

富山商時代の昨夏甲子園3回戦で日本文理と対戦し惜敗した経験のある森田投手は「甲子園で負けている県なので複雑な気持ちはあるが」と苦笑いした後、「同じ野球人として上手くなってもらえるようサポートできれば」と話し、「今の時期は体が大きくなる時期で、走り込み、たくさん食べる、そして寝ることが大事。(オールスター戦へは)第二の地元でもある新潟、新発田の地でいいプレーを見せられるよう1年間しっかり頑張りたい」と笑顔を見せた。

野球教室は午後もおこなわれ、新発田シニアの選手が指導を受けた。


◎法政大での1年を振り返って・・・鎌倉航捕手に聞く◎

中学生に指導する鎌倉航捕手 法政大でのこの1年を振り返ってもらった

Q地元で中学生に教えた感想は
鎌倉航捕手(以下鎌倉)「新潟の雰囲気は落ち着く。教える難しさ・・・感覚を言葉に表すのは難しかった。(教えたかった)1番のことは自分も言われていたが『自分のことだけでいっぱいいっぱいにならないように』ということ。基本動作が大事できっちりやってもらいたくてアドバイスさせてもらった。自分が中学生の頃と比べても上手い」

Q大学1年生としてのシーズンを振り返って
鎌倉「あっという間だった。トーナメントではないリーグ戦は長いが始まるとあっという間に最終戦が来ている感じだった。1試合1試合の大切さを学んだシーズンだった。春から試合に出させてもらい、いい経験をさせてもらった。神宮という素晴らしい球場で大勢の観客の前でプレーさせてもらったのはいい経験。(今年)プロに行った選手が何人もいる中で一緒にプレーさせてもらえたのは今後の大学生活にいきる」

Q高校野球と大学野球の違いは
鎌倉「1球の執着心が違うと感じた。スピードやパワーも違うが、この1球にかける思いが全然違う。部員数も多い中、試合に出させてもらったが、責任を持ってやらなければと思っていた。自分が思っていたよりは自分の力が発揮できなかった。場に圧倒された部分はある。やらなければという思いが空回りした部分がある。周りもスター選手ばかり。自分もと思い、力以上のものを出そうとしてしまった部分はある。今は地に足につけて練習できている」

Q秋はケガで出場できなかった?
鎌倉「前半はベンチ入りできたが、途中から運動禁止になってしまった。何もできず悔しいシーズンになってしまった。ただ周りから試合を見て春とは違った目線で試合を見ることができてよかった。(ケガは)10月の頭に目の網膜剥離をおこしてしまい、1か月の運動禁止だった。中学でボールが目に当たったことがあり視力が落ちていたので、コンタクトを作ろうと病院に行ったら網膜剥離がわかった。今はもう治って練習ができている」

Q同期は飯塚投手をはじめ、それぞれの道を歩んでいる
鎌倉「時々連絡を取っていて勇気づけられるし、また頑張ろうと思う。同期とは(東京で)よく会っている」

Q来季への意気込みを
鎌倉「試合に出られるようにというのが一番。その中で1年間、ケガをしない体でやりたいので、この冬はしっかり体作りをしてしっかり野球ができるようにしたい。(オールスター戦は)来ることができるようにしっかり練習したい」
参加した中学生と記念撮影

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【BCL】新潟退団の間曽が四国・香川入団

四国アイランドリーグplusの香川オリーブガイナーズは11日、新潟アルビレックスBCを今季限りで退団した間曽晃平投手(27)が入団すると発表した。

四国・香川オリ-ブガイナーズに入団が決まった間曽晃平投手

間曽投手は神奈川県の出身で、横浜商高、神奈川大を経て、2010年に新潟アルビレックスBCに入団。今季13勝を挙げ、2年連続となるリーグ最多勝と投手部門のMVPを獲得した。先月20日に6年間在籍した新潟を退団することが発表され、球団を通し「環境を変えてNPBに挑戦したい」とコメントを発表していた。

(文/岡田浩人)


【高校野球】21世紀枠 五泉は選出ならず 北信越推薦校は長野 

日本高野連は11日、来春選抜大会の21世紀枠の各9地区の推薦校を発表した。北信越地区は長野県の長野が推薦され、新潟県の五泉は選出されなかった。

各9地区の推薦校は以下の通り(21世紀枠はこのうち3校)
北海道=札幌清田 東北=釜石(岩手) 関東・東京=上尾(埼玉) 東海=宇治山田(三重) 北信越=長野 近畿=長田(兵庫) 中国=出雲(島根) 四国=小豆島(香川) 九州=八重山(沖縄)

来春選抜大会の選考委員会は1月29日に開かれ、出場32校が決定。3月20日に甲子園球場で開幕する。

(取材・文/岡田浩人)


【BCL】片岡「本塁打王」&古澤「スタメン奪う」 新潟の新人10選手が入団会見

ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは10日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで新入団選手の入団会見を開いた。関東と関西のトライアウトを経て先月28日のドラフト会議で指名された高校生から社会人までの10人の新人選手が出席。地元・新潟県出身では片岡優斗内野手(19・日本文理高-新潟コンマーシャル倶楽部)が「1年目から本塁打王を狙う」、古澤敦也外野手(18・上越高)が「スタメンを奪ってチームに貢献したい」とそれぞれ抱負を述べた。

赤堀元之監督(後列右から3人目)とともに日本一奪還を目指す新人選手

会見の冒頭で藤橋公一社長は「有望な10名の選手を獲得でき喜んでいる。来季は今年の大きな忘れ物を取りに行きたい」とあいさつ。

赤堀元之監督は「今年は日本一を獲れなかった。この10名でもう一度チームを作り直し、競争して、優勝目指し頑張りたい」と期待を寄せた。

藤橋公一社長(左)と赤堀元之監督

日本文理高で昨夏甲子園ベスト4を経験した片岡優斗内野手は「新しいスタート地点。持ち味はフルスイング。1年目から本塁打王を狙いたい」と決意を述べた。

また今春の県大会で初のベスト4入りした上越高で中軸を打った古澤敦也外野手は「スタメンの座を奪ってチームに貢献し、いずれNPBで活躍したい。打撃で広角に打ち分け、足を絡めてチャンスメイクしたい」と抱負を述べた。

片岡優斗内野手(19・日本文理高-新潟コンマーシャル倶楽部)


古澤敦也外野手(18・上越高)

また、大阪・履正社高時代に今季ヤクルトで本塁打王に輝いた山田哲人内野手と同期だった前田将司捕手(23)は「一度は就職したがもう一度野球やりたいと会社を辞めた。覚悟をもってやらせてもらう。同級生の山田(哲人)が頑張っている。自分も負けずに、まず開幕スタメンを狙う。キャッチングとスローイングは負けない」と話した。

前田将司捕手(23・履正社高-帝塚山大出身)

その他の選手のプロフィールとコメントは以下の通り。


知念広弥投手(25・おかやま山陽高-金沢学院大-九州三菱自動車)
「NPB目指して頑張りたい。持ち味はサイドスローからの動く真っ直ぐで打ち取ること」


斉藤力投手(22・大商学園高-帝塚山大)
「1年目から戦力になれるよう頑張る。直球でどんどん打者を打ち取りたい」


髙田郁美斗投手(19・留萌千望高)
「年齢は19だが、中学卒業から高校を自主退学し地元の高校に入学し直した。最速142キロなので150キロを目指して頑張りたい。日本一のために貢献できれば。直球で三振を取れるキレ」


田畑開人投手(18・創志学園高)
「野球だけに打ち込みたいと思い新潟に来た。NPB目指して頑張りたい。制球と変化球の緩急で打者を打ち取る」


宮沢直人捕手(22・藤沢西高-日本体育大-千葉熱血メイキング)
「独立リーグ日本一を目指して赤堀監督を胴上げできるよう頑張りたい。持ち味は勝負強い打撃と1.8秒台のセカンドへのスローイング」


大嶋達也内野手(23・首里高-名桜大-てるクリニック)
「やっとスタートできた。NPBの一軍で活躍することが目標。身長は168センチだがパワーがある。二塁から本塁までの足の速さも負けない」


後藤龍輝外野手(21・中京高-愛媛マンダリンパイレーツ)
「新たな地で野球ができる喜びと感謝を忘れず、日本一とNPB目指して頑張りたい。持ち味は足の速さ。スピードあるプレーを見ていただければ」


新人10人を迎え、新潟アルビレックスBCは10年目のシーズンを迎える

ルートインBCリーグは来季が節目となる10年目のシーズンで、3月15日から全体練習が始まる。選手たちはそれまで自主トレーニングの期間となる。開幕は4月上旬の予定。

<入団記者会見の動画 BCリーグ公式USTチャンネルより>
http://www.ustream.tv/recorded/79495951/theater

(取材・撮影・文/岡田浩人)