【高校野球】春の新潟県大会の組み合わせ決まる

第132回北信越地区高校野球・新潟県大会(春季県大会)の組み合わせ抽選会が21日、新潟市中央区のハードオフ・エコスタジアム会議室でがおこなわれ、参加85チーム(89校・5校連合1チーム)の組み合わせが決まった。県大会は29日に開幕。順当に日程が進めば5月11日に決勝戦がおこなわれる。上位2チームは6月6日から長野県でおこなわれる北信越大会に出場する。また県大会の上位校は夏の選手権新潟大会のシード校となる。
新潟市のハードオフ・エコスタジアムでおこなわれた組み合わせ抽選会

◎春季県大会の組み合わせ表◎

(取材・撮影・文/岡田浩人)

 


【ルートインBCL】新潟が逆転サヨナラ勝ち 東地区首位守る

ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは20日、長岡市悠久山球場で群馬ダイヤモンドペガサスと対戦し、8対7で逆転サヨナラ勝ち。前期成績を3勝1敗として、東地区の首位を守った。新潟は6対7の同点で迎えた9回裏、4番・デニングの適時打で同点に追い付くと、5番・平野進也の右前適時打でサヨナラ勝ちした。

9回裏、サヨナラ打を放って喜ぶ平野進也選手兼任コーチ(中央)

◎20日の試合結果◎
群馬 014 000 002  =7
新潟 120 020 012× =8
(バッテリー)
群馬:堤、菊地、山崎、●ロメロ(1敗1S)-八木
新潟:渡辺雄、阿部、山口、○塚田(1勝)-平野
(本塁打)
新潟:纐纈1号(8回・ソロ)


新潟・先発の渡辺雄大投手(中越高出身) 序盤に5失点も7回まで投げ降板


2番手で登板し8回表を三者凡退に抑えた阿部拳斗投手(中越高出身)


8回裏、特大のソロ本塁打を放った纐纈隼基選手(右から2人目)

◇新潟・赤堀元之監督の話◇
「勝ててよかった。先発の渡辺雄が3回までよくなかったが、その後はいつもの投球になった。みんなが最後まであきらめずにできてよかった。(9回表に登板した)山口は先頭をストレートの四球で歩かせたのが一番ダメ。そこを考えていかなきゃならない。(9回表は)僕の守備位置の指示ミスもあったが選手がカバーしてくれた。(群馬との3連戦を)勝ち越せてよかった。きょうのこういう試合を勝てたのは大きい」

◇サヨナラ打の新潟・平野進也選手兼任コーチ◇
「打った球は真っ直ぐ。(相手のロメロが)球持ちが長いのでポイントを少し前で、引っ張るくらいの気持ちでちょうどいいと思って打席に入った。(新潟でサヨナラ打は)初めて。9回は稲葉さんが出れば返せると思っていた。とりあえず勝ててよかった。自分で決める気持ちだった。きょうは投手のデキがよくなくて、次までに修正しなければいけないところ。(群馬3連戦で勝ち越して)同地区の相手に対しこういう試合をものにしたのは大きい。相手にプレッシャーをかけることができたと思う」

◇8回裏にソロ本塁打の新潟・纐纈隼基選手の話◇
「チームの勝ちが全て。よかった。真っ直ぐしかない、強くボールを叩こうと思っていた。手応えは十分。きょうは本塁打よりも2安打打てたことが一安心した。1年前の自分を思うとまだまだだと思うが、いい仲間と野球ができている環境に感謝している」

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【ルートインBCL】新潟が群馬に大勝 東地区首位に

ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは19日、群馬県伊勢崎市で群馬ダイヤモンドペガサスと対戦し、12対4で大勝した。新潟は前期成績を2勝1敗とした。武蔵ヒートベアーズが福島ホープスに敗れたため、新潟が東地区の首位に立った。

◎19日の試合結果◎(※球団速報より)
新潟 000 301 170 =12
群馬 101 000 011 =4
(バッテリー)
新潟:○間曽(1勝)、渡辺貴、中西、山口、雨宮、塚田-平野

新潟の次戦は20日(月)13時から長岡市・悠久山球場で群馬と対戦する。予告先発投手は新潟が渡辺雄(中越高出身)、群馬が堤。

(文/岡田浩人)


【ルートインBCL】新潟 失策で群馬に逆転負け

ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは18日、長岡市悠久山球場で群馬ダイヤモンドペガサスと対戦し、1対2で逆転負け。前期通算成績を1勝1敗とし、東地区の3位に後退した。新潟の次戦は19日、群馬県伊勢崎市で群馬と対戦する。

試合後、観客に挨拶する赤堀元之監督(左から2番目)と新潟の選手たち

◎18日の試合結果◎
群馬 000 000 200 =2
新潟 010 000 000 =1
(バッテリー)
群馬:町田(2勝)、ロメロ(1S)-八木
新潟:田村(1敗)、チェンバース、雨宮-平野

◎戦評◎
新潟が先制したものの追加点が奪えず、終盤に失策から逆転負けを喫した。
新潟は2回、6番・纐纈(こうけつ)隼基の右線二塁打から2死3塁のチャンスを掴むと、9番・佑紀(日本文理高出身)の中前適時打で1点を先制した。
新潟の先発投手・田村勇磨(日本文理高出身)は1回に無死2、3塁のピンチを無失点で切り抜けると、2回以降は走者を背負う場面でも要所を締めた。
しかし終盤7回にヒットと失策で走者を1、2塁のピンチを招くと、群馬の5番・カスティーヨの当たりをレフトのキャンデラスが失策し、2点を入れられ逆転された。新潟は打線が6回以降、走者を出せず沈黙した。

新潟の先発・田村勇磨投手(日本文理高出身)


2回裏、佑紀選手(日本文理高出身)の中前適時打で新潟が先制


9回に登板した新潟・雨宮敬投手 2011年以来のBCリーグでの登板となった

◆新潟・赤堀元之監督の話◆
「去年からの課題だがチャンスにつながらなかった部分が後半に響いた。走者を出すことができなかった。初回のチャンス(1死満塁で併殺打)で1本出たら流れが変わったと思うが、いい投手だとなかなか点が入らない。(7回の逆転の場面は)失策はつきものだが、しっかり少なくしていくのが大事。田村は悪いなりにしっかり放れた部分はあるし、まだよくなると思う。いい試合だったがここという時に1つのミスが尾を引いた。(群馬の印象は)もともと打撃もいいし、投手もしっかりしている。主力投手をいかに打てるか。こういう競った戦いになる。(8回表に)チェンバースがピンチ(1死2、3塁)でもゼロに抑えたのが次につながればと思う。(群馬との3連戦で)連敗がないようにしたい」

◆新潟・足立尚也主将の話◆
「自分を含めて失策が出ると投手がどれだけ頑張ってもこういう試合になってしまう。接戦で失策1つの重みはある。両チームが初回でチャンスを作ったが無得点で、先に点を取った方が勝ちという意識があって、中押しができなかったので逆転負けにつながった。(群馬の)町田投手のフォークボールについて準備をしてきたが、ボール球の見極めができず打ち崩すことができなかった。(昨季は群馬に負け地区優勝を逃したが)群馬は優勝に絶対に絡んでくると自分たちも意識している。あす準備して臨みたい」

◆新潟・田村勇磨投手の話◆
「立ち上がりは気合いが入ったが、2回からふわっとしてしまった。セットポジションに変えてからよかったが・・・。オープン戦よりは感覚がよく140キロ台も出たが、四球を出したり、球が高めに浮いたりというところをもう少し修正して次に臨みたい」

(取材・撮影・文/岡田浩人)