【ルートインBCL】新潟の高須洋介兼任コーチが退団 来季DeNA打撃コーチへ

ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは31日、高須洋介選手兼任野手総合コーチ(38)が退団し、来季横浜DeNAベイスターズの2軍打撃コーチに就任すると発表した。高須コーチは近鉄、楽天で内野手として活躍。今季から新潟に入団し、選手兼任コーチとして若手の指導にあたった。今季の成績は28試合に出場し、打率.265、本塁打1、打点4だった。

新潟を退団、DeNAの打撃コーチ就任が決まった高須洋介コーチ

高須コーチは球団を通して「1年間本当にお世話になりました。ルートインBCリーグ、新潟アルビレックスBCで学んだことを活かしてこれからも頑張っていきたいと思います。今後も応援よろしくお願い致します」とコメントを発表した。

<9月撮影:高須洋介コーチの捕球講座>

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【社会人&大学野球】バイタルネットと新潟医療福祉大が初のオープン戦

社会人野球のバイタルネットと関甲新学生野球連盟の新潟医療福祉大が26日、新潟市北区の新潟医療福祉大野球場でオープン戦(練習試合)をおこなった。昨春活動を始めた新潟医療福祉大硬式野球部と県内の社会人チームの強豪・バイタルネットがオープン戦をおこなうのは初めて。試合はバイタルネットが7-0で勝利した。バイタルネットの三富一彦監督と新潟医療福祉大の佐藤和也監督は今後も定期的にオープン戦をおこなうことで合意。今季の都市対抗と日本選手権に出場するバイタルネットが“胸を貸す”形だが、神宮球場での全国大会出場を目指す新潟医療福祉大にとっては貴重な“強豪”との対戦経験となり、県内の硬式野球のレベルアップと盛り上げに新たな一歩を踏み出した形だ。

バイタルネットの三富一彦監督(左)と新潟医療福祉大の佐藤和也監督

◎26日のオープン戦結果◎
新潟医福 000 000 000 =0
バイタル 101 003 11× =7
(バッテリー)
新潟医福:笠原、菅野、高良-堀口、福島
バイタル:曽根、亀谷、甲斐、藤岡、宮沢、江村-加賀

新潟医療福祉大の笠原祥太郎投手(新津高出身) この日最速145キロの直球を披露


バイタルネットの2番手・亀谷拓朗投手(杏林大出身) 成長が期待される大型新人投手

<試合動画 約2時間20分>

◇バイタルネット・三富一彦監督の話◇
「新潟県出身の選手もたくさんいて、いい選手がいるのも見ることができた。今後、新人の採用などを考えていく上でいいと思う。定期戦で春夏秋もやりましょうとお願いした。胸を貸すというよりも、我々にとっても県外に出ていかなくても新潟で試合ができるメリットがある。この試合をきっかけに今後連携をを深めていければいいと思う」

◆新潟医療福祉大・佐藤和也監督の話◆
「地元に都市対抗、日本選手権に出ているチームがあり、胸を借りながら、助けてもらいながらと思っていたので、こんなに嬉しいことはない。記念すべき試合。原点がきょうの0-7だから、ここからレベルを上げていこうと選手に話した。笠原があれだけのスピード(最速145キロ)を出し、社会人を相手にこれだけ直球が通用する投手もいない。楽しみ。野手がもう1ランク上がてくれば。社会人の距離感、スピード、勉強になる。春夏秋と3回くらいやりたいと言ってもらっていて大きい」

(取材・撮影・文/岡田浩人)


元阪神投手の横山龍之介さんが結婚

日本文理高校出身の元阪神タイガースの投手で、現在は胎内市役所生涯学習課職員の横山龍之介さん(26・新潟市秋葉区出身)が25日、新潟市内で挙式・結婚した。お相手は胎内市の歯科助手・水澤知絵さん。5月5日に入籍を済ませていて、25日は新潟市内の結婚式場で日本文理の大井道夫監督や高校時代のチームメイト、現在所属する胎内市役所野球部の同僚などが出席し、結婚式がおこなわれた。


新郎の横山龍之介さんと新婦の知絵さん

2人のなれそめは横山さんが阪神タイガースを退団・現役を引退し、胎内市役所の臨時職員として働き始めた昨春にさかのぼる。市役所野球部に入部することになった横山さんの歓迎会が催され、先輩投手の奥さんの双子の妹である知絵さんがその場に居合わせたことがきっかけ。野球の知識がなかった知絵さんは横山さんが元プロ野球選手とは知らなかったという。何度か会ううちに知絵さんは横山さんの誠実な人柄に魅かれたという。新潟市秋葉区出身の横山さんは知絵さんに初めて住む胎内市を案内されるうちに明るい人柄に魅かれ、交際がスタートしたという。
公式戦で登板する横山さん(ことし5月)

プロ野球選手を引退後、胎内市役所の野球部に所属する横山さんは今季から公式戦での登板が解禁となり、大会にも出場している。「軟式ボールにはまだ慣れない」と言うが、プロの世界で磨いた投球術を披露している。姉さん女房の知絵さんは精神的な面でも横山さんを支えている。2人は「明るい家庭を築きたい」と笑顔で話していた。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【高校野球】中越が惜敗 決勝進出ならず 北信越大会・準決勝

第131回北信越高校野球大会は25日、石川県立野球場で準決勝2試合がおこなわれ、中越(新潟1位)が3-4で長松商学園(長野1位)に敗れ、決勝進出はならなかった。北信越地区の選抜出場枠は例年2校で、初の選抜甲子園出場を目指した中越は北信越地区枠での自力での出場は厳しくなった。11月におこなわれる神宮大会で北信越代表校が優勝した場合に与えられる「神宮枠」での出場の可能性は残されている。


決勝進出はならなかった中越ナイン

◎25日の準決勝の試合結果◎
①敦賀気比7-0富山第一(7回コールド)

②中越3-4松商学園
中越 000 101 010 =3
松商 200 010 10× =4
→中越は決勝進出ならず
(バッテリー)
中越:①上村、⑩高井-波方
松商:①恩田、⑪羽賀-松原
(本塁打)
中越:小林史(4回・ソロ)、斎藤(8回・ソロ)


中越の先発①上村将太投手


4回表、中越の3番・小林史弥選手が左越えソロ本塁打を放つ


中越の2番手として7回途中からマウンドに上がった⑩高井涼投手


8回表、中越の4番・斎藤颯主将が左越えソロ本塁打を放つ


3位表彰を受ける中越・斎藤颯主将

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【ドラフト】飯塚悟史投手 DeNAが7位指名

プロ野球ドラフト会議が23日、東京都内のホテルでおこなわれ、日本文理高校のエースとして今夏の甲子園ベスト4の原動力となった飯塚悟史投手(18)が、横浜DeNAベイスターズから7位指名を受けた。日本文理高校で記者会見した飯塚投手は「やっとプロのスタートラインに立てる。いろんな人から応援される、目標とされる選手になりたい」と喜びの気持ちを語った。

指名後の記者会見で表情を緩ませる飯塚悟史投手 右は大井道夫監督

飯塚悟史投手は上越市出身。右投げ左打ち。186センチ、83キロの堂々とした体格から最速145キロの直球とキレのあるスライダーやフォークボールを操る。高校1年の秋からエースナンバーを付け、2年夏に甲子園に出場し初登板。2年秋に北信越大会で優勝。神宮大会では決勝で1試合2本塁打と打撃でも注目を集め準優勝。今春の選抜甲子園は1回戦で豊川に敗れるも安定した投球を見せ、投手として評価を上げた。今夏の甲子園では全5試合で完投しベスト4に進出。U18日本代表に選ばれた。

新潟県出身のプロ野球選手が誕生するのは去年、楽天から指名を受けた相沢晋投手(巻高校出身・日本製紙石巻)に続き2年連続となる。高校生でドラフト指名されるのは巨人に指名された高橋洸選手以来3年ぶり。日本文理高校出身者でプロ野球ドラフト会議で指名されるのは吉田篤史投手(ヤマハ-元千葉ロッテ等)、本間忠投手(元ヤクルト)、横山龍之介投手(元阪神)、高橋洸選手(巨人)に続き5人目。

◎飯塚悟史投手の記者会見の一問一答◎
Q今の気持ちを
飯塚「自分を選んでもらって、やっとプロのスタートラインに立てるんだと思うと嬉しい」
Qどんな気持ちで待っていた?
飯塚「すごくドキドキした気持ちで、まだかまだかと待っていた。自分を選んでもらえて嬉しい」
Q不安もあった?
飯塚「もしかしたらというのは考えていたが、自分を必要としてもらえて嬉しかった」
Q名前が出てどんなことを考えた?
飯塚「チームがどこであろうと、プロの世界を目指してやってきたのでほっとした」
QDeNAはどんな印象?
飯塚「監督さんをはじめ、すごくいいチームだと思うので、そのチームに自分が必要とされるように頑張っていきたい」
Q戦った選手の名前が出てきたが
「一緒に戦った仲間たちが指名を受けていたので、自分もまだかなという気持ちになった。またプロの舞台で競い合えるかと思うと楽しみ」
Qこの喜びを誰に伝えたい
「お父さん、お母さんにしっかり自分の口から伝えたい」

会見場で息子の姿を見守る父親の飯塚満喜さん(右)、涙ぐむ母親の香さん

Q大井監督に、どんな気持ち?
大井監督「ほっとした。本人と進路について話し合った時から、プロ一本で行きたいと。『おまえの意向に沿って、大学や社会人から誘いがあったが断るぞ』ということで、プロに行きたい思いが通じたということで監督としても嬉しい」
Q7位という順位については?
大井「球団も思惑もある。入れば横一線で1位も7位もない。あとは本人の努力。私はこの子はやれると思っている」

Q飯塚投手に、どんな選手になりたい?
飯塚「いろんな人から応援されて、目標とされる選手になりたい。投手一本でやりたいと思う」
Q大井監督に、アドバイスは?
大井「体力的にまだ体が細い。時間をかけて、私は3年目くらいに出て来てくれればいいと思っている。あと5~6キロ体重も増やしてほしい。必ずやれると思っている」
Q飯塚投手に、意気込みを
飯塚「プロのスタートラインに立ったので、これからも努力して第一線で投げられるように頑張りたい」
Q新潟県の皆さんが応援している。決意を
飯塚「新潟県出身として、いろんな人に夢や希望を与えられるようプロの世界で活躍する姿を見せられれば」
Qどんな投手になりたい?
飯塚「自分が目標とされる選手になりたい」


チームメイトに肩車される


チームメイトと記念撮影

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【高校野球】中越が星稜にコールド勝ち 日本文理は敗退 北信越大会準々決勝

来春の選抜甲子園出場校選考の参考となる第131回北信越高校野球大会は19日、石川県で準々決勝がおこなわれ、中越(新潟1位)が9-2の8回コールドで星稜(石川2位)をくだし、準決勝に進出した。日本文理(新潟2位)は4-10で富山第一(富山3位)に敗れた。北信越地区の選抜出場枠は2。決勝進出をかけた準決勝は25日におこなわれ、中越は松商学園(長野1位)と対戦する。

中越×星稜 7回裏、中越が8番上村将太選手の適時三塁打で追加点

◎19日の準々決勝の試合結果◎
<金沢市民>
①日本文理4-10富山第一
富山第一 200 025 010 =10
日本文理 100 200 010 =4
(バッテリー)
富山第一:①梶尾、⑩川村-高島
日本文理:⑯藤塚、①八幡、③川合、⑪山口-近藤

◎戦評◎
日本文理は4投手を送り込んだが富山第一の打線を止められなかった。打線もチャンスであと1本が出なかった。
日本文理は先発の藤塚が初回に1死満塁のピンチを招くと、遊ゴロ失策などで2点を先制された。1回裏に3番荒木の三塁打で1点を返した。4回裏には八幡の犠飛で同点に追い付いた後、7番近藤の右前適時打で逆転した。
しかし、2番手で登板した八幡が5回表に走者2人を置いて富山第一の5番狭間に逆転の2点適時三塁打を浴びた。6回に再びピンチを招くと、マウンドに上がった川合が暴投後に3連打を浴びてこの回大量5失点を許した。
文理打線は8回裏に2死満塁のチャンスを掴んだが、1番星が初球をサードゴロに仕留められ得点を重ねることができなかった。

日本文理の先発⑯藤塚光二郎投手


1回裏、日本文理が3番・荒木陵太選手の適時三塁打で1点を返す


2番手で登板した八幡竜投手


4回裏、日本文理は7番・近藤友拓選手の適時打で逆転


試合終了後の日本文理ナイン 4季連続の甲子園出場は絶望的となった

◆日本文理・大井道夫監督の話◆
「初回に併殺を取れるところを(ショートが)エラーしたのが大きかった。でもしょうがない。エラーしたくてしている訳ではない。何でもないゴロだったが、精神面が出たのか・・・。自分たちのチームの力を選手たちもわかったと思う。(投手4人の継投だったが)4人ともきょうは厳しかった。打つ、投げる、守る、全ての面で夏に向けてもう1度チームを作り直さないと今の状態では来年夏も勝てない。あと1ランク、2ランクではダメ。3ランクくらい上げないと夏は勝てない」

◆日本文理・太田貴己主将の話◆
「新チームの始動が遅かった中、よく言えば北信越に来ることができたが、一方でここで終わってしまったという思い。この冬でどれだけチームを変えられるか。野球以外の面が試合に出てしまった。野球以外の面でも自分が率先して行動する姿を見せていかなければいけないと改めて思った」

◆日本文理・星兼太選手の話◆
「チームの軸とならなければならない自分がチャンスに打てず、大きな課題が残った。(8回の2死満塁で初球を三ゴロで)何とか次につなごうと思って、自分らしい積極性を発揮しようと初球から振っていった。そこで冷静さがあれば1本出せたかもしれない。(秋が終わってみて)先輩の甲子園ベスト4という結果のあと、自分たちが中心になったが上に勝ち進めなくて残念。(4季連続甲子園出場が絶望的になったが)夏に甲子園に出れるかどうか、自分たちの冬の過ごし方で変わってくる。夏を見据えて、精神面も含めレベルアップが必要」


②中越9-2星稜(8回コールド)
星稜 001 100 00  =2
中越 001 401 12× =9
(バッテリー)
星稜:①谷川、⑪前井、⑯塚田、①谷川-坂本
中越:①上村-波方

◎戦評◎
中越が中盤の集中打で逆転。終盤も小刻みに加点し、強豪・星稜にコールド勝ちした。
星稜に先制された中越は3回裏、1番入澤の中越え三塁打でチャンスを作ると2番井口の三ゴロ失策で同点に追い付いた。勝ち越しを許した直後の4回裏、7番小林弘の適時打で同点に追い付くと、8番上村の遊ゴロ内野安打で逆転。さらに9番永井、1番入澤の連続バントヒットの後、相手の失策もあり、この回一挙4得点と流れを引き寄せた。
投げてはエース左腕上村が5回以降、走者を許しながらも星稜打線を無得点に抑えた。6回以降も着実に加点した中越がコールド勝ち。過去、秋の北信越大会で3度敗れていた星稜に初めて勝利した。

中越のエース①上村将太投手 粘りの投球で星稜打線を2点に抑えた


4回裏、同点打を放った小林弘樹選手


大量得点に沸く中越スタンド


コールド勝ちで星稜をくだした中越ナイン

◇中越・本田仁哉監督の話◇
「きのうの初戦でいい投手、いい相手に勝ち切れたことでチーム力を上げることができ、きょうも先制されたが、選手が昨日以上に落ち着いていた。4回が勝ちにつながる一番のイニングだった。相手のエラーもあったが、上村の打球も井口の打球もしっかり狙いを持って自分たちの力を出せていた。(小林弘の同点適時打が)1本のヒット以上に活気づく1本だった。その勢いに乗っていけた。基本に忠実に打撃をしようと言ってきた中で、こういう相手にこういう舞台でできたのはまた自信が持てる。上村はきのうああいうアクシデント(死球)があった中で普段通りの投球ができ頼もしく思えた。全国の高校野球をリードしてきた相手にこういう形で試合ができたのは嬉しいし力になる。(準決勝の相手・松商学園は)力のある学校。ただ当初から県大会1位、北信越でも優勝し、神宮大会、選抜へというエネルギーで来ている。相手を意識せずあと2つ取るために準備したい」

◇中越・上村将太投手の話◇
「しっかり低めに投げることができた。(きのうの死球は)大丈夫。(先制されたが)味方が点数を取ってくれると信じていた。父(真人さん)が(小出高校時代に)北信越大会で星稜に負けていると聞いていたので、リベンジしてくれと昨日言われた(※真人さんは投手としてマウンドに上がり松井秀喜さんに本塁打を打たれた)。選抜、神宮大会という目標も近付いているので絶対に勝つという気持ちだった。(追加点となる三塁打は)打撃でも点が取れればという思い。この5日間で準備をしっかりして自分の投球ができるようにしたい」


◎「星稜に雪辱を」・・・父の思い 息子が叶える◎
4回裏に同点に追い付くタイムリーを放った中越の7番打者・小林弘樹。「前の打席で2ストライクから変化球を三振してしまった。3ボール2ストライクに追い込まれて変化球が来ると思った」と読みが的中。センター前へ弾き返した。その後も2安打の活躍を見せ勝利に貢献した。

実は小林の父・和徳さん(48)は長岡商2年の秋にサードとして1982年秋の北信越大会に出場。準決勝まで勝ち進み、あと1つで甲子園という試合で星稜に0-6で敗れ、選抜甲子園出場の夢を断たれた。その相手に息子が“雪辱”を果たした。「星稜だけには勝って欲しいと思っていた」と笑う和徳さん。自分の現役時代と同じサードを守る息子に「中越は競争も激しいので頑張ってほしい」とエールを送る。

「父が星稜に負けたという話は以前聞いていた。父も負けている星稜に勝たなければ選抜もないと思い、絶対に勝ちたかった」と話す小林。「中越は伝統があるが、選抜には出ていない。自分たちが選抜に出て、新しい伝統を作りたい」と25日の準決勝に向けて意気込んだ。


◎その他の準々決勝の結果◎
敦賀気比10-0小松大谷(6回コールド)
松商学園6-5金沢


◎25日の準決勝の試合予定◎
<石川県立野球場>
①敦賀気比(10:00)富山第一
②松商学園(12:30)中越

(取材・写真・文/岡田浩人)


【高校野球】中越と日本文理が初戦突破 北越は惜敗 北信越大会

来春の選抜甲子園出場校選考の参考となる第131回北信越高校野球大会が18日、石川県で開幕した。新潟代表3校のうち、中越(新潟1位)が7-5で啓新(福井3位)をくだし、日本文理(新潟2位)が5-1で長野日大(長野2位)をくだし、それぞれ19日の準々決勝進出を決めた。北越(新潟3位)は10-11で松商学園(長野1位)に惜敗した。


日本文理×長野日大 2回表、日本文理が満塁から八幡竜選手の二塁打で3点を追加

◎18日の1回戦の試合結果◎
①日本文理5-1長野日大(試合終了)
日本文理 040 100 000 =5
長野日大 001 000 000 =1
(バッテリー)
日本文理:八幡、山口、川合、藤塚-近藤
長野日大:川上-山岡

◎戦評◎
日本文理が2回、満塁から押し出し四球で先制し、9番八幡竜選手の適時二塁打で走者3人が還り、この回一挙4点を挙げた。4回にも山口尚輝選手の適時三塁打で1点を追加。投げては4人の投手リレーで逃げ切った。

日本文理の先発①八幡竜投手 2回を投げ打者一巡したところで降板した


日本文理の二番手⑪山口尚輝投手 1回1失点で降板


日本文理の三番手③川合哲平投手 4回を投げ無失点と安定した投球を見せた


日本文理の4番手で登板した⑯藤塚光二郎投手(左) 近藤友拓捕手(右)と勝利を喜ぶ

◇日本文理・大井道夫監督の話◇
「4点取った2回が全て。集中打ができるのは先輩譲りかな。(投手は)長いイニングは無理。本来なら3回くらいまで八幡、その後の3回を山口、あとの3回を川合と藤塚で、と考えていたが上手くいかないね(苦笑)。川合が想像以上に頑張ってくれた。ピンチでもなんとか守り切った。あしたも何とか勝って来週も試合できるよう、選手に頑張ってもらいたい」

◇日本文理・川合哲平投手の話◇
「気持ちで負けないよう、チームに流れを呼び込むために投げた。相手打線は直球に強いイメージがあったので、秋の県大会前に覚えたカットボールでよく引っ掛けることができた。監督からは三番手で行くぞと言われていたので準備していたが、これほど早く(登板機会が来る)とは思わなかった。あしたもピンチでいつでもマウンドに上がれるように準備したい」


②松商学園11-10北越
北越 140 002 102 =10
松商 710 210 00× =11
(バッテリー)
北越:大塩、伊藤、江村-月橋
松商:羽賀、徳田、恩田-松原

◎戦評◎
初回に大量失点をした北越が中盤以降追いすがったが、あと1点届かなかった。
北越は初回に先制したものの、その裏に松商打線に打者11人、ヒット6本を集中され7失点。2回に連続押し出しと3番・国松の左線二塁打で4点を返した。点差を拡げられた中盤以降も点数を返し、6回には5番・水落の適時打などで2点を返すなど徐々に点差を縮めた。9回には長打を絡めて1点差まで追い詰めたが、序盤の失点が大きかった。

北越の先発①大塩悠太郎投手 1回7失点と精彩を欠いた


2回表、北越は3番・国松脩人選手の適時二塁打などで4点を返し反撃


北越の二番手⑩伊藤洸輝投手


北越の三番手⑪江村伊吹投手


6回表、北越は5番・水落風雅選手の中前適時打で1点を返す

◆北越・小島清監督の話◆
「立ち上がりに点数をあげすぎた。大塩の立ち上がりは球が高く、ストライクとボールがはっきりしていて(相手打線を)止められなかった。攻撃面に関しては打ち勝つということをテーマにやってきたので、やってきたことは出せた。(7点は)絶対に返せると思っていて、7点以上は取れたが、中盤に守備面でいらない失点もあった。そこが響いた。このチームはまだ伸びしろがあるので、またひと冬かけて鍛えたい」

◆北越・大塩悠太郎投手の話◆
「初回の入りは県大会でも悪い時があり、キャッチャーとしっかり話してしっかりいこうと話していたが、ボールが少し高く、それを試合中に修正できなかった。県大会から(立ち上がりで)チームに迷惑をかけてしまった。この冬にしっかり追い込んで、技術以上に気持ちの面でもしっかり鍛えたい」

◆北越・国松脩人選手の話◆
「(2回の)あの打席では点差が離れていたので1点でも返そうという意識でいった結果。でもあと1点届かなかったというのは、自分たちの個人もチームとしても足りない部分があると思うので、そこをこの冬に鍛え直したい。このリベンジの気持ちを春夏につなげていきたい」


③中越7-5啓新
啓新 200 000 012 =5
中越 002 000 14× =7
(バッテリー)
啓新:北田-中井
中越:上村-波方

◎戦評◎
初回に2点を先制された中越だったが、3回に同点に追い付くと終盤に突き放した。中越は3回に5番・波方の適時打をきっかけに同点に追い付くと、7回には重盗で勝ち越し。同点に追い付かれた直後の8回には投手の上村が左越二塁打を放つなど集中打で一挙4点をあげ、試合を決めた。先発投手の上村は2回に頭部死球を受けるアクシデントがあったが、3回以降も落ち着いた投球で試合の流れを引き寄せた。

中越①上村将太投手 頭部死球を受けるアクシデント後も落ち着いた投球が光った


3回裏、中越の5番・波方凌選手の左前適時打で1点を返す その後同点に追い付いた


7回裏、中越は1、3塁から重盗を決め、1点を勝ち越す


同点に追い付かれた直後の8回裏、8番・上村将太選手の適時二塁打で再び勝ち越し


昨秋に続き北信越大会の準々決勝に進出した中越

◇中越・本田仁哉監督の話◇
「上村が作ってくれた勝ちゲーム。(頭部死球で)こちらは(続投を)止めたが、本人が志願して、その背中を見て皆が力を増して最後まで戦い抜いた。初戦の失点は考えられたが、試合前に『トータルで3失点までは慌てるな』と言っていた。(2失点で)あそこで止められたのはよかった。苦しんで(重盗で)1点取った後、同点にされて、今までだとそこでやられてしまっていたが、その後(8回裏に)取り返すことができたのはこのチームの力が上がった証拠だと思う。最後の4点はいい形で取ることができた。(星稜は)力のある、そして歴史のあるチーム。そこで勝って、またチーム力を上げていきたい」

◇中越・斎藤颯主将の話◇
「初戦が大事だと思っていたので競った試合を勝つことができよかった。(8回の適時打は)最後は泥くさく、しっかり次につなげることができた。去年秋は北信越で1回勝つことができたが準々決勝を勝ちきれなかったので、去年の分もしっかり返したい。ただ目指しているのは選抜と神宮大会なので、あすもしっかりと勝ちたい」

◇中越・上村将太投手の話◇
「(頭部死球は)右耳の裏。『明日もあるから』と言ってもらったが、1番の背番号を背負っている中で自分が投げる気持ちが強かった。(当たった時は)少しクラクラしたがあとは普通の状態だった。いつもの自分でいるように心がけた。その後もコースを投げることができてよかった。(勝ち越し二塁打は)直球に張っていた。自分が絶対に決めてやろうと思った。外の直球を逆らわず打つことができた。毎回レベルアップしたいと思っていて、あすも自分の投球をできれば」


◎19日の準々決勝◎
<金沢市民>

①日本文理(10:00)富山第一
②中越(12:30)星稜

<石川県立>
①敦賀気比(10:00)小松大谷
②金沢(12:30)松商学園

(取材・撮影・文/岡田浩人)