【ルートインBCL】ギャオス内藤監督が退団へ

ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCのギャオス内藤監督が今季限りで退団することが、関係者の話でわかった。近く球団から正式に発表される。

内藤監督は独立リーグ日本一を成し遂げた高津臣吾前監督の後を引き継ぎ、昨季からチームの指揮を執った。13年はシーズン52勝のリーグ記録を打ち立て、前後期完全優勝を成し遂げた。しかしリーグチャンピオンシップでは石川に敗れた。

2年ぶりの日本一奪還を目指した今季は後期優勝を成し遂げたが、上信越地区チャンピオンシップで前期優勝の群馬に敗れ、4年ぶりに地区優勝を逃した。内藤監督は敗退が決まった24日の試合終了後、進退について「終わったばかりで何とも言えないが、2年契約なので今後考えていきたい」とコメントしていた。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【ルートインBCL】新潟が地区優勝逃す 群馬に逆転負け

ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは24日、新潟市のみどりと森の運動公園で上信越地区チャンピオンシップ第6戦を群馬ダイヤモンドペガサスと戦い、3-5で逆転負け。対戦成績2勝3敗1分で上信越地区優勝を逃した。新潟が地区優勝を逃すのは4年ぶり。新潟に勝った群馬と北陸地区を制した石川が26日からのBCリーグチャンピオンシップを戦う。


群馬に逆転負けを喫し、サポーターに挨拶する新潟アルビレックスBCの選手たち

◎上信越地区CS第6戦の試合結果◎
新潟3-5群馬
群馬 000 002 300 =5
新潟 200 001 000 =3
(バッテリー)
群馬:○ザラテ-広神
新潟:田村、●上野、佐々木、渡辺貴、渡辺雄-平野

◎戦評◎
2連敗から1分けを挟んで2連勝し、地区優勝に逆王手をかけた新潟。先制したものの群馬の強力打線に終盤逆転負けを喫し、4年連続の地区優勝はならなかった。
新潟は初回、相手投手の暴投で先制すると、6番・足立の中前適時打でさらに1点を加えた。
試合前に円陣を組む新潟アルビレックスBCの選手、スタッフ


1回裏、新潟が6番・足立尚也選手の中前適時打で2点目を挙げる

新潟の先発・田村(日本文理高出身)は5回まで1安打8奪三振と好投したが、6回に味方の失策と死球、暴投で無死2、3塁とピンチを招き、群馬の4番・井野口に中前2点適時打を浴び同点に追い付かれた。新潟の先発は2年目の田村勇磨投手(日本文理高出身)


6回表、群馬が無死2、3塁から4番・井野口祐介選手の中前適時打で2点入り同点に

同点とされた新潟は6回裏、四球と犠打で2死2塁のチャンスを作ると、8番・萩島が左前適時打を放ち、勝ち越した。
しかし群馬は7回表2死から4連打で3点を奪い逆転。新潟は群馬の先発・ザラテに7回以降無安打に抑えられ敗れた。6回裏、新潟が2死3塁から8番・萩島寿哉選手の左前適時打で再びリード


7回表、群馬打線に再び逆転されマウンド上に集まる内野陣とギャオス内藤監督


9回裏、打席に向かう青木智史選手 ライトフライに倒れ、これが現役最後の打席となった


4年ぶりの上信越地区優勝を決め喜ぶ群馬ダイヤモンドペガサスの選手たち

◆新潟・ギャオス内藤監督の話◆
「選手のおかげで第6戦までできて誇りに思う。群馬の発想力でちょっとしたスキを狙われた。田村はしっかり投げてくれたが、(群馬の)ザラテに最後まで投げ切られた。(田村は)中3日だったが内野陣のちょっとしたミスで力が入った。(6回は)同点で何とか切り抜けてくれた。(攻撃は)ザラテが尻上がりに調子が上がった。先制できたのは大きかったが・・・。土壇場でのスキをきっちり(群馬が)狙ってきた。新潟の投手陣は真っ向勝負をして投球ができた。(敗退は)悔しいが限られた選手の中でみんなががんばってくれた。(監督の進退は)きょう終わったばかりで何とも言えないが2年契約なので今後考えていきたい。悪天候の中、足を運んでくれたサポーターに感謝したい」

◆新潟・稲葉大樹主将の話◆
「本当に悔しい。最後まで応援してくださったサポーターの皆さんに感謝しかない。群馬の打線が凄かった。序盤の2点で勝てるとは思っていなかったので、さすがだなと思った。群馬の気持ちが勝ったのではないかと思う。キャプテンをやらせていただき感謝している。逆に若手に日本一を味わせてあげられなかったという悔しさがある。(自身のキャリアについては)白紙で今は何も考えていない」

◆今季での現役引退を表明している新潟・青木智史選手の話◆
「このシリーズで負けるつもりはなかったので、勝てる試合を落とし悔しい。日本一を必ず獲れるチームだと思っていたので、ここで去らなければいけないという現実が悔しい。(9回の打席は)ここで点が入らなければチームが終わってしまうので何とかチャンスを作りたいという気持ちだった。何とか塁に出ようと挑戦する気持ちで打席に立った。人間的にも野球人としても成長できた7年間だった。この環境や支えてくれた人、サポーター、全ての人に感謝の気持ちでいっぱい。悔いはない。今後は新潟県内の企業に就職して一社会人として新たなスタートを切る予定。違った形でみんなの活動をサポートできるように自分自身がんばっていきたい」

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【高校野球】ベスト4決まる 北信越高校野球・県大会

第131回北信越高校野球・新潟県大会は23日、準々決勝の4試合がおこなわれ、ベスト4が決まった。北越、中越、巻、日本文理の4校が勝ち上がった。準決勝は27日にハードオフ・エコスタジアムでおこなわれる。上位3校が10月に石川県でおこなわれる北信越大会に出場する。


中越×小出 8回裏、中越が3番・小林史弥選手の中前適時打で貴重な1点を挙げる

◎23日の準々決勝の試合状況(随時更新)◎
<鳥屋野>
①北越6-4新潟(試合終了)
北越 000 120 012 =6
新潟 004 000 000 =4
(バッテリー)
北越:大塩、江村、小林-月橋
新潟:諸橋-小田

②巻3-2加茂暁星(試合終了)
暁星 000 000 020  =2
巻高 100 000 002× =3
(バッテリー)
暁星:森山-近藤
巻高:小林(俊)、梨本-長島(高)

<悠久山>
①中越1-0小出(試合終了)
小出 000 000 000 =0
中越 000 000 01× =1
(バッテリー)
小出:庭山-桑原(健)
中越:上村-波方

②日本文理9-0六日町(7回コールド)
六高 000 000 0 =0
文理 401 103 × =9
(バッテリー)
六高:長谷川、関矢-大竹
文理:川合、八幡-山本


◎中越1-0小出◎

小出打線を完封した中越①上村将太投手


中越を相手に好投した小出①庭山希投手


◎日本文理9-0六日町(7回コールド)◎

日本文理の先発で5回を無失点に抑えた川合哲平投手


六日町の先発①長谷川利来投手


3回裏、日本文理の3番・荒木陵太選手が右越え本塁打を放ち1点を追加

 


◎27日の準決勝◎
<ハードオフ・エコスタジアム>
①北越(10:00)中越
②巻(12:30)日本文理

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【ルートインBCL】新潟が踏み止まる 群馬に初勝利 上信越地区CS第4戦

ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは22日、三条パール金属スタジアムで群馬ダイヤモンドペガサスと上信越地区チャンピオンシップ(CS)第4戦をおこない、9-3で勝利した。これで新潟は対戦成績を1勝1分2敗とした。23日は13時から群馬・城南球場で第5戦がおこなわれる。新潟は残り2試合で2勝するか1勝1分で上信越地区優勝となる。


6回裏、新潟が4番デニングの内野安打で二者生還

◎22日の上信越地区CS第4戦◎
新潟9-3群馬(試合終了)

群馬 200 000 100 =3
新潟 300 003 30× =9
(バッテリー)
群馬:今井、山崎、樫尾-広神
新潟:板谷、佐々木、上野、阿部、渡辺貴、山口-平野

・1回表、群馬が1死1、2塁から4番井野口のセンター前ヒット→センターから三塁悪送球の間に1点、三塁から悪送球の間に1点。
・1回裏、新潟が2死満塁から押し出し四球で1点。7番萩島の遊飛失策の間に2点入れ逆転。
・6回裏、新潟が1死満塁から3番荒井の左犠飛で1点、4番デニングの内野フライを群馬内野陣がお見合いし、その間に2点追加。
・7回表、群馬が3番カラバイヨが左越え本塁打で1点返す。
・7回裏、新潟が押し出し四球で1点、2死満塁から4番デニングの右前適時打で2点を追加。

新潟の先発・板谷和投手

1回裏、2死満塁から7番・萩島寿哉選手の当たりを遊撃失策で新潟が逆転


2回表、1死から登板した佐々木啓介投手


6回表から登板した上野和彦投手


6回裏、1死満塁から荒井勇介選手のレフトへの犠牲フライで1点追加


7回表から登板した阿部拳斗投手(中越高出身)


7回裏、新潟は4番・デニング選手の右前適時打で2点を追加


8回表から登板した渡辺貴洋投手


9回を締めた山口祥吾投手

◇新潟・稲葉大樹主将の話◇
「1つ勝てて、まずよかった。次につながった。スタートからミスをしてしまったが、9回を終わった時に1点でも勝っていればいいと気持ちを切り替えた。そのおかげで1打席目から結果(中前安打)が出た。群馬打線は怖い。投手陣は頑張っているが、1球、1打席を気を引き締めていかないと、何点差がついていても気を抜けないし、スキを見せないようにあすの試合もしたい」

◇新潟・佐々木啓介投手の話◇
「短期決戦なので自分ができることをやろうと考えていた。シーズン中はなかなか結果が出なかったが、引きずらないようにと思っていた。(今季最速の140キロだった)真っ直ぐの走りが良かった。この1球で今季が決まってしまうかもしてないと1球1球投げた。スピードよりも制球がよかった。まだこのチームで試合をしたいので、明日からも1球、1人に全力でいきたい」

 

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【高校野球】秋季県大会 ベスト8出そろう

第131回北信越高校野球・新潟県大会は21日、県大会1回戦(支部予選から数えて4回戦)の4試合がおこなわれ、ベスト8が出そろった。準々決勝の4試合は23日に2球場でおこなわれる。

日本
文理×上越 8回裏、日本文理の4番・河合哲平選手が逆転の2点適時打放つ

◎21日の試合結果◎
<鳥屋野>
①加茂暁星6-3長岡商

長商 000 000 300 =3
暁星 002 210 10× =6
(バッテリー)
長商:大島、上村、西脇、古川、西脇-林
暁星:佐藤、森山、佐藤-近藤
(本塁打)
暁星:近藤(7回・ソロ)

②巻8-7柏崎工(延長13回サヨナラ)
柏工 000 000 700 000 0  =7
巻高 120 101 101 000 1× =8
(バッテリー)
柏工:永井、押見-金子
巻高:長谷川、小鷹、梨本-長島(高)

<悠久山>
①日本文理4-2上越
上越 011 000 000 =2
文理 000 000 04× =4
(バッテリー)
上越:飯塚-細川
文理:藤塚、八幡-山本、近藤

②六日町7-5村上桜ヶ丘(延長10回)
六日町 000 210 002 2 =7
村上桜 220 001 000 0 =5
(バッテリー)
六日町:長谷川、関矢-大竹
村上桜:佐々木、山田-大田
(本塁打)
六日町:貝瀬都(10回・2点)


◎23日の準々決勝の予定◎
<鳥屋野>
①新潟(10:00)北越
②加茂暁星(12:30)巻

<悠久山>
①中越(10:00)小出
②日本文理(12:30)六日町

(取材・撮影・文/岡田浩人)