【ルートインBCL】新潟が4年連続の上信越地区後期優勝

ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは7日、三条パール金属スタジアムで群馬ダイヤモンドペガサスと対戦し、5-2で勝利。上信越地区の後期優勝を決めた。今季の前期優勝を逃した新潟は2期ぶりの優勝で、後期優勝は4年連続。新潟は前期優勝の群馬と地区王者をかけ19日から地区チャンピオンシップ(3戦先勝)を戦う。


ギャオス内藤監督を胴上げする新潟の選手たち

◎7日の試合結果◎
群馬 010 000 100 =2
新潟 100 030 10× =5
→新潟が上信越地区後期優勝

(バッテリー)
群馬:●堤(7勝3敗)、山崎、今井-宇佐美
新潟:○田村(10勝3敗)、山岸、渡辺貴、羽豆(2勝1敗11S)-平野
(本塁打)
群馬:井野口17号ソロ(2回・田村)


後期優勝を決め、マウンド上で歓喜の輪を作る新潟の選手たち


優勝盾を贈られたギャオス内藤監督

◇新潟・ギャオス内藤監督の話◇
「目の前の一戦一戦を必死に戦ってきた中で、地区優勝でき嬉しく思う。後期は引き分けの試合が多く、選手が何としようとしていた。新潟の投手陣はどこよりも層が厚く、特に中盤の山岸の成長が大きかった。打線はバランスの取れた攻撃ができた。中軸のデニング、平野がしっかり結果を残してくれた。それぞれが個々の仕事をしっかりしてくれた。(プレーオフは)我々ができることは今この一戦をしっかり戦うこと。サポータに『また勝ったね』と言われる試合をしっかりしていきたい」

◇新潟・稲葉大樹主将の話◇
「前期に優勝を逃してサポーターの皆さんに申し訳ない気持ちだったので、後期優勝を取れたのはチャンピオンシップに行ける権利を手に入れてほっとしている。後期は何点相手取られても追いつく試合、負けていても同点に追いつく試合があり、チーム力が上がったと思う。まだまだ上を目指して成長しなければならない。(プレーオフへは)去年やられているので、日本一を目指すのは当たり前だが、監督の言うように目の前のことをしっかりやりたい」

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【社会人野球】バイタルネットが優勝 3年連続で日本選手権出場決める

社会人野球の日本選手権への出場をかけた北信越最終予選の代表決定戦が7日、富山市民球場アルペンスタジアムでおこなわれ、バイタルネット(新潟)が2-1で伏木海陸運送(富山)をくだし、3年連続6回目(ニチエー時代含む)の日本選手権出場を決めた。MVPには好救援を見せた河田貴之投手が選ばれた。

バイタルネットは7月の都市対抗野球に続く全国大会出場で、同一年に2大会に出場するのは初めて。日本選手権は11月1日から京セラドーム大阪でおこなわれる。


日本選手権出場を決め喜ぶバイタルネットの選手たち

◎代表決定戦の試合結果◎
バイタルネット2-1伏木海陸運送
→バイタルネットが3年連続6回目の日本選手権出場

バイタル 020 000 000 =2
伏木海陸 010 000 000 =1
(バッテリー)
バイタル:中島、河田-加賀
伏木海陸:城戸-田中

・2回表、バイタルは1死満塁から9番・加賀の中前適時打で1点先制。なお満塁から1番・谷口の中犠飛で2点目。
・2回裏、伏木海陸は2死満塁から2番・宮口の押し出し四球で1点。3番・荒崎のセンター前の当たりをセンター井上がダイビングキャッチ。
・3回裏から登板したバイタル・河田が7回を投げ無失点。MVPに輝く。


バイタルネットの先発・中島翔平投手


2回表、バイタルネットが9番・加賀敏幸選手の中前適時打で1点先制


2回表、バイタルネットが谷口秀峰選手の中犠飛で1点追加


3回裏から登板したバイタルネット・河田貴之投手

◇バイタルネット・三富一彦監督の話◇
「優勝はしたが課題が多い大会だった。課題は投手陣。3戦とも先発投手が内容が悪かった。(先発したが2回で交代した)中島は来年担ってもらわなければならない投手なのに・・・。河田が3連投だったが立派なMVP。それは初戦が悪い内容だったので、2戦目、3戦目の好投につながったと思う。都市対抗と日本選手権に2つ出るのは初めて。それを目標にやってきたので嬉しいが、課題が多い。本大会までしっかり練習して、もう一度チームを建て直して本大会に臨みたい。打撃は調子がいいので投手がしっかりすれば戦える。ベスト4を目指して戦いたい。それには投手」

◇MVPのバイタルネット・河田貴之投手の話◇
「3回からだったのでロングリリーフになるとは思っていたが、とりあえず飛ばしていこうと思っていた。ストライク先行でき、3、4番の長打のある打者を切れたのが大きい。変化球でカウントを取れたのが大きかった。(9回裏の前は)ここまできたら行かせてくれと思っていた。初戦の失敗があったので2戦目、3戦目と腕を振ることができた。(MVPについては)初戦が終わった時この内容では投げられないと思った。(本大会では)まず初戦を突破したい。甲子園で北信越勢が活躍していたので流れに乗りたい」

(取材・撮影・文/岡田浩人)