【高校野球】中越が5年ぶりの秋優勝 日本文理の県内連勝は30で止まる

第131回北信越高校野球・新潟県大会は28日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで決勝戦がおこなわれ、中越が5-2で日本文理をくだし、5年ぶり(10季ぶり)13回目の優勝を飾った。敗れた日本文理は昨春のシード順位決定戦から続いた県内公式戦の連勝が30で止まった。決勝前におこなわれた第3代表決定戦では北越が17-6で巻をくだした。中越、日本文理、北越の3校が10月18日から石川県でおこなわれる北信越大会に出場する。

最後の打者を空振り三振に仕留めマウンド上で喜ぶ中越①上村将太投手

◎28日の試合結果◎
<決勝戦>
中越5-2日本文理
中越 111 010 010 =5
文理 200 000 000 =2
(バッテリー)
中越:上村-波方
文理:八幡-山本
(本塁打)
中越:小林弘(8回・ソロ)

◎戦評◎
中越が先制、中押し、ダメ押しと効果的に得点を奪い、2003年夏の決勝以来11年ぶりに日本文理に公式戦で勝利した。

中越は初回、1死満塁から5番波方の犠飛で先制。その裏、日本文理が3番多賀の適時左越三塁打で同点に追い付き、さらに6番山本の適時打で逆転した。
中越は2回、先頭の7番小林弘の三塁打の後、8番上村の適時打で1点を入れ同点に追い付くと、続く3回にも7番小林弘の適時打で勝ち越した。その後も5回にも1死3塁のチャンスで5番波方の犠飛で1点を追加。8回には7番小林弘の左越ソロ本塁打でダメ押しした。

日本文理は中越と同じ8安打を放ったが中越のエース左腕上村に要所を締められ、2回以降得点できなかった。


1回表、中越が1死満塁から波方凌選手の中犠飛で1点を先制


1回裏、日本文理が3番・多賀駿選手の左越二塁打で同点に さらにこの後逆転に成功


日本文理の先発①八幡竜投手 169球の熱投だった


中越のエース①上村将太投手 準決勝に続く連投で135球を投げ切った


2-2の同点で迎えた3回表、中越が小林弘樹選手の中前適時打で1点を勝ち越し


5回表、中越が1死3塁から犠飛で1点を追加 生還した小林史弥選手(右)


8回表、中越の7番・小林弘樹選手がレフトスタンドへソロ本塁打を放つ


5年ぶりに県制覇を果たし歓喜に沸くスタンドへ向かう中越ナイン


昨春以来の県内での敗戦となった日本文理 北信越大会での巻き返しを誓う

◇中越・本田仁哉監督の話◇
「経験を多くさせてもらっているチームで、優勝して次のステージに行こうというのがまず大きな目標だったので、1つそこが得られて嬉しい。うまく先制できたが、その裏に(逆転され)やっぱり厳しいなと思った。そこですぐ1点を返し、その後3点目を取れて攻撃に厚みが出てきたのかなと思って見ていた。(8回の本塁打は)2点差では文理さんがひっくり返す場面を何度も見てきたので、もう1点ほしいと思っていたので大きかった。上村はこういう舞台で普段通りできたのは褒めてあげたい。選抜甲子園のためにやってきているので、さらに鍛えてレベルアップしたい。特に上村1人ではなく、2番手3番手の投手陣の整備、いろんな形で得点できるようレベルアップして臨みたい。甲子園の舞台に立って、このグレーのユニフォームをもう一度輝かせたいとの思いでやっている」

◇中越・斎藤颯主将の話◇
「1年生からベンチに入ってきて、2年間夏に文理に負けて、先輩たちの分まで返せたのは嬉しい。夏に負けて秋は優勝しようと言ってきた中で優勝できて嬉しい。打撃がいいチームなので打ち勝とうと言ってきた。ダメ押しの1発が欲しい中での(8回の小林弘の)ホームランが大きかった。神宮大会、選抜甲子園を目指して練習してきた。北信越大会でも1位を目指して頑張りたい。OBの人たちの思いもしっかり背負って出場したい」

◆日本文理・大井道夫監督の話◆
「これが今のウチの力。やはり今の力は中越さんの方が上。(8回に打たれた本塁打は)配球ミス。北信越大会に向けて選手の入れ替えをおこなう。(あと3週間で)何とか勝負できるようにしたい」

◆日本文理・八幡竜投手の話◆
「(新チームスタートが遅れ)準備期間が少ないことはあったが、勝たなきゃいけない試合。悔しい。きょうはポイントポイントで防ぐことができる点数があったので、高めにいった甘い球を痛打されたり、先頭を出してしまったり・・・そこを改善すれば2、3点は抑えることができた。北信越まで3週間近くあるので、この大会でできなかった課題をしっかり改善して、力が発揮できるように頑張りたい」



優勝した中越 10季ぶり13回目の優勝で2季ぶり25回目の北信越大会出場


準優勝の日本文理 県内大会5連覇はならなかったが3季連続30回目の北信越大会出場


<第3代表決定戦>
北越17-6巻(7回コールド)
北越 420 504 2 =17
巻高 100 032 0 =6
→北越が2011年秋以来3年ぶり(6季ぶり)10回目の北信越大会出場
(バッテリー)
北越:大塩-月橋、馬場
巻高:小林(俊)、小鷹、長谷川、梨本-長島(高)

◎戦評◎
北越が序盤から巻の投手陣を攻略。コールド勝ちで北信越大会出場を決めた。
北越は初回、走者を2人置いて3番国松が右越え二塁打を放ち2点を先制。さらに長打とスクイズで2点を加えた。1点を返された2回には4番田村の適時打で2点を追加した。
北越は4回にも打者11人による攻撃で一挙5点を加えた。
巻は北越の先発大塩から5回に3点、6回に2点を返し粘りを見せたが、序盤の失点が痛かった。


1回表、北越が3番・国松脩人選手の適時二塁打で2点を先制


巻の先発①小林俊介投手 今大会は安定した投球だったが北越打線につかまった


2回表、北越は4番・田村将太選手が2点適時打を放つ


2番手で登板した巻⑱小鷹樹投手


北越のエース①大塩悠太郎投手


清水一弥監督の指示を聞く巻の選手たち


3年ぶりとなる北信越大会出場を決めた北越ナイン

◇北越・小島清監督の話◇
「課題も多く、やらなきゃいけないことがあるので、次の公式戦があることを喜ばしく思う。打つことばかりで守備と投手がおろそかになっていた。(完投させた)大塩には背番号1を背負っている自覚を持ってもらいたかった。(北信越大会は)文理さんや明訓さん以外の学校でも北信越で勝てるんだというところを見せるのが役割だと思っている。どこが出ても新潟県は勝つというところを達成できなければ新潟県が強くなったことにはならないと思うので、新潟代表として臨むつもり」

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【コラム】分岐点の予感・・・秋季県大会決勝を前に

この原稿を書いている時点で日付が変わり、きょう28日に高校野球の秋の県大会が決勝戦を迎えます。中越vs日本文理。今夏の主力選手が多く残り、前評判通りに強打と安定した守りで順当に勝ち上がってきた中越。甲子園でベスト4に進出したことで新チームのスタートが遅れ、手探り状態ながらも接戦をものにし勝ち上がってきた日本文理。非常に興味深い一戦です。

決勝を前に両監督は対照的な言葉を発しています。中越の本田仁哉監督が「この秋は優勝して上の大会に行こうと目標にしてきた」とあくまで県1位という結果を求める姿勢を全面に出しているのに対し、日本文理の大井道夫監督は苦戦続きということもあり「北信越大会に出られるだけで十分。あすは中越の胸を借りたい」と半ば白旗をあげるかのようなコメントを残し、報道陣から苦笑が起きました。確かに準決勝を見た限りでは、投打で圧倒しコールド勝ちした中越と、終盤に辛くも逆転勝ちした日本文理では、チーム状態に差があるように見えます。またお互い北信越大会出場を決めた中で、ややもすると「勝っても負けても北信越大会には行ける」という「消化試合」的な空気がグラウンドやスタンドを覆うことがあるかもしれません。

しかし、僕はこう考えます。ひょっとするとこの決勝戦が、この先、5年から10年先までの新潟県の高校野球界の『覇権』や『流れ』を決める戦いになるかもしれない、と。

僕が高校野球を見始めた1980年代は間違いなく『中越の時代』でした(強力なライバルとして新発田農の存在がありました)。80年代の10年間で中越は4度甲子園に出場。特に85年と86年には夏2連覇を果たすなど新潟県の高校野球界を牽引してきました。

その後、1990年代に入ると新潟明訓や日本文理などの新潟市の私学が台頭。2000年代以降、特にここ最近の10年間の県勢の甲子園での躍進は間違いなく日本文理が牽引してきました。2006年春の選抜初勝利とベスト8、2009年夏の準優勝、そして今夏のベスト4と新潟県の高校野球史を塗り替えてきました。

その間、中越は2003年夏の出場を最後に甲子園から遠ざかっています。中越が日本文理に公式戦で勝利したのはこの2003年夏の新潟大会決勝(中越5-4日本文理・延長11回)が最後。それ以降、中越は日本文理の牙城の前にことごとく屈してきました。最近では昨夏の準々決勝、そして今夏の準々決勝でいずれも1点差で涙を飲んできました。

その中越がこの秋は久々に優勝候補の『本命』に挙げられ、その前評判通り勝ち進んできました。特にこの夏の日本文理への敗戦で、主力だった2年生たちは並々ならぬ決意で真夏の練習に取り組み、「復讐」の機会を待ちに待っていたと思います。

対する日本文理は「練習試合が2試合しかできなかった」(大井監督)と言う通り、新チーム作りが遅れました。大会序盤から選手たちが明らかに実戦(公式戦)慣れしていないと感じさせるプレーを見せてきました。ただし全県、あるいは県外からも有力な選手が集まるようになっている日本文理の試合を見ると、選手たちのポテンシャルはやはり他の高校と比べると一歩抜きんでたものがあります。

大会前、県内の野球関係者からこんな声が聞かれました。「この秋、日本文理が県大会を制することがあれば、この先も日本文理1強の時代が続く」・・・つまり新チームのスタート遅れから準備不足で大会を迎えながらも日本文理が優勝することがあれば、この先も日本文理が新潟県内で勝ち続けるだろう、という推測です。

昨春のシード順位決定戦から始まった日本文理の県内公式戦の連勝は、去年夏、秋、ことし春、夏、そしてこの秋のきのうの準決勝までで『30連勝』の大台に達しました。これは2005年秋から2007年春の準々決勝まで、日本文理のいわゆる「横山・栗山世代」が記録した27連勝を超え、県内の高校球界歴代2位の記録となりました。

そして、その県内公式戦の連勝1位の記録を持つのが、中越なのです。伝説の4番打者・治田仁さんを擁した1985年春、夏、そして新チームになった秋、翌86年春、夏といまだに破られていない県大会5連覇、そして34連勝という県内公式戦連勝記録を今から28年前に打ち立てています。

連勝街道を突っ走る日本文理と、かつて連勝街道を突っ走った中越の2校による決勝戦。奇しくも現在の中越のファーストを守る治田丈選手は治田仁さんの息子・・・新潟県高校野球界の何かしら因縁めいたものを感じてしまいます。その中越が決勝で日本文理の31連勝を阻止し、2009年秋以来の優勝を飾ることができるか。それとも日本文理が中越に並ぶ県大会5連覇を達成し、県内連勝記録をさらに伸ばすことになるのか。

そして記録以上に、この決勝の行方が昨年から続く日本文理1強時代がまだ当分続くのか、それとも中越を始めとした他の学校がその流れを押し戻す形を作るのか。「何とか流れを変える試合にしたい」と漏らした中越・本田監督。そして前述したようなコメントを残していますが人一倍負けず嫌いな日本文理・大井監督。あとから歴史を振り返った時に「あの試合が分岐点だった」というような試合になる予感がします。非常に楽しみな決勝戦です。

(文/岡田浩人)


【高校野球】県高野連が14年度優秀選手を表彰 今夏を熱くした14人に

新潟県高野連は2014年度の優秀選手14名を発表し、27日に新潟市のハードオフ・エコスタジアムでおこなわれた準決勝前に表彰をおこなった。優秀選手はいずれも3年生で、今夏の新潟大会で優勝し甲子園でベスト4に進出した日本文理から6名、準優勝の関根学園から2名、その他のベスト8進出校から1名ずつが選ばれ、賞状と記念品が贈られた。


優秀選手表彰に臨む14人


北越・山﨑嘉紀選手(投手)


新潟明訓・村山賢人選手(投手)


日本文理・飯塚悟史選手(投手)


日本文理・鎌倉航選手(捕手)


日本文理・小太刀緒飛選手(内野手)


日本文理・池田貴将選手(内野手)


日本文理・新井充選手(内野手)


日本文理・黒臺騎士選手(内野手)


中越・小川裕也選手(外野手)


帝京長岡・川﨑翔太選手(外野手)


新潟県央工・桑原涼選手(投手)


関根学園・市橋崇見選手(内野手)


関根学園・小山謙太郎選手(外野手)


糸魚川・永野嵩裕選手(投手)


◎新潟明訓・村山賢人選手の話◎
「(東京の大学進学希望で)この2か月はいろいろと考える時間があったので、大学に向けてどういうことを取り組んでいきたいか考える機会になった。きょうはほかの学校の選手と交流できてよかった。この選手たちと同じリーグで対戦できるのを楽しみに頑張っていきたい。レベルの高いところで優勝に貢献できるよう取り組んでいきたい。プロという目標を持って大学に行こうと考えているので、結果を出して少しでもプロに近づければいいと思っている」

◎関根学園・市橋崇見選手の話◎
「このメンバーと一緒に表彰されて嬉しい。(エコスタは)悔しい場所だが、改めて来て最高の場所だったと思う。やっぱり文理があれだけ甲子園で活躍して悔しい思いもあったが、自分たちの分まで頑張ってほしいという思いもあった。(ベスト4で)心の底からすごいと思った。そういう選手たちと渡り合えて自分たちもいいチームだと思った。大学で野球を続ける。1人の野球人として、大学野球に憧れがあったので、上を目指せる選手になりたい」


表彰式後の記念撮影

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【高校野球】中越と日本文理が決勝進出 北越と巻は第3代表決定戦へ

第131回北信越高校野球・新潟県大会は27日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで準決勝2試合がおこなわれ、中越と日本文理が勝ち、28日の決勝戦への進出と来月石川県でおこなわれる北信越大会への出場を決めた。敗れた北越と巻は北信越大会出場の残り1枠をかけて28日の第3代表決定戦を戦う。

中越×北越 中越の6番・治田丈選手 1回の適時三塁打を含む3打数3安打2打点の活躍

◎27日の準決勝の結果◎
①中越8-1北越(8回コールド)
北越 100 000 00  =1
中越 300 101 21× =8
(バッテリー)
北越:大塩、江村(4回~)、小林(7回~)-月橋
中越:上村、高井(8回2死~)-波方

②日本文理3-2巻
巻高 011 000 000 =2
文理 010 000 02× =3
(バッテリー)
巻高:長谷川-長島(高)
文理:川合、八幡(3回1死~)-山本


◎中越8-1北越(8回コールド)◎
中越が1回表に失策から失点したものの、1回裏に6番治田の適時三塁打で逆転。打線がその後も小刻みに加点した。守っては先発したエース左腕の上村が北越打線を8回途中まで散発4安打に抑えた。北越は2回以降3人で攻撃を封じられた。コールド勝ちした中越が2季ぶり25回目の北信越大会出場を決めた。

中越の先発①上村将太投手 7回3分の2を投げ1失点の内容


北越の先発①大塩悠太郎投手


北越の2番手で登板した⑪江村伊吹投手


7回裏、中越の1番・入澤武弘選手が右線適時二塁打で1点を追加


8回表2死から二番手で登板した中越⑩高井涼投手


決勝に進出した中越ナイン 2季ぶりの北信越大会出場も決めた

◇中越・本田仁哉監督の話◇
「(初回に)先取点を取られた後、(逆転の)治田の三塁打が大きかった。斎藤も結果が出て、打つべき選手が打つとチームが盛り上がる。前回の試合からもう一度『小さく、鋭く、センターへ』ということを改めて意識させた。(先発の)上村は少しバラつきがあり、3ボールになる回数がいつもより多かったが、そこを粘って投げ持ち味を出せたのではないか。(北信越出場を決めて)きょうで選抜へつながる北信越の出場権を得られたのは嬉しく思う。ただ経験をさせてもらっている選手がいる中で、この秋は優勝して上の大会に行こうと目標にしてきたので、あすはきょう以上に厳しい戦いになると思うが、力を合わせて頑張りたい」

◇逆転三塁打など3安打 中越・治田丈選手◇
「(初回の三塁打は)インコースの真ん中のボール。ここで追加点を取れば序盤で楽になると思ったので、来た球を打とうという気持ちで振った。詰まらずセンターライン方向へ返せてよかった。(夏はベンチ外れたが)きょうの一打席目にようなここで打てば楽になるというところで以前は打てなかった。自分の私生活も見直して、準備や片づけも率先して『全てが野球につながっている』という気持ちでやってきた。気持ちの面で大きくなれた。夏休みもこういう場面で打つために練習してきたので結果が出て嬉しい。(決勝も)自分の一本でチームに勢いを持っていける打撃をしたい」


◎日本文理3-2巻◎
日本文理が終盤まで巻の先発・長谷川の低めのスライダーに手を焼いたが8回に連打で逆転、辛勝した。巻は日本文理の先発・川合から序盤に2点を奪い、優位に試合を進め、日本文理を上回る10安打を放ったが、好機であと一本が出なかった。日本文理は3季連続30回目の北信越大会出場を決めた。

日本文理の先発⑬川合哲平投手


2回表、巻が8番・小林佑選手の右前適時打で先制


2回表、巻の長島高樹選手が先制のホームを踏む


3回表、巻が3番・長島大輝選手の左前適時打で1点を追加


3回途中からマウンドに上がった日本文理①八幡竜投手


巻の先発⑪長谷川智也投手 低めを丁寧に突き日本文理打線を最後まで苦しめた


8回裏、日本文理の1年生5番・捧颯人選手が中前適時打を放ち同点に


8回裏、日本文理が7番・多賀駿選手の中前適時打で逆転


逆転勝ちで北信越大会出場を決めた日本文理ナイン


健闘したものの惜しくも敗れた巻ナイン

◇日本文理・大井道夫監督の話◇
「苦しいね。打てなかった。低めのボールは捨てろと言っていたが・・・。(8回に同点打を打った)捧もその前の打席で低めに手を出した。7回からウチのペースだと言っていた。(投手は)八幡が粘って放ってくれた。1番にふさわしい投球をしてくれればいい。(夏の甲子園後)2試合しか練習試合ができなかったので、まだ選手の力を監督の自分がわかっていない。試合で使いながら力を計っている部分がある。(昨春から県内公式戦30連勝だが)もう十分。北信越大会に出られるだけで十分で、北信越の強いチームに胸を借りたい。あすは中越の胸を借りたい」

◇日本文理・捧颯人選手の話◇
「(8回の同点打は)そこまで自分のミスがあったので、そこで取り戻したい、絶対に返すという気持ちで打席に入った。低めの変化球を全部捨てて、高めに浮くボールを狙っていた。(けん制も二盗に成功したが)あそこは止まったらアウトなのでしょうがないと思って走った。大会前は調子が悪かったが、2年生の海津さんが練習の後の自主練習に誘ってくれて、そのおかげで打てたと思う。(持ち味は)初球から振っていかないとその打席は負けだと思っているので、初球から行くこと。(決勝は)つなぐ意識を持って、文理打線はどこからでもヒットが出るのでつなぐ打撃をして優勝したい」


◎28日の試合予定@ハードオフ・エコスタジアム◎
<第3代表決定戦>
①北越(10:00)巻

<決勝戦>
②中越(12:30)日本文理

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【ルートインBCL】ギャオス内藤監督が退任 「期待に応えられず申し訳ない」とコメント

ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは26日、ギャオス内藤監督が契約満了に伴い今季限りで退任すると発表した。

内藤監督は球団を通し、「この度、契約満了をもちまして退団することとなりました。応援していただいた皆様のご期待に応えられず、申し訳なく思っています。2年間、新潟の皆様には大変お世話になりました。ご声援ありがとうございました」とコメントを発表した。記者会見などの予定はなく、10月下旬におこなわれる「サポーター感謝デー」でファンに直接挨拶を予定している。

球団は後任の監督について現時点で「白紙」としている。

(取材・文/岡田浩人)

 


【ルートインBCL】ギャオス内藤監督が退団へ

ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCのギャオス内藤監督が今季限りで退団することが、関係者の話でわかった。近く球団から正式に発表される。

内藤監督は独立リーグ日本一を成し遂げた高津臣吾前監督の後を引き継ぎ、昨季からチームの指揮を執った。13年はシーズン52勝のリーグ記録を打ち立て、前後期完全優勝を成し遂げた。しかしリーグチャンピオンシップでは石川に敗れた。

2年ぶりの日本一奪還を目指した今季は後期優勝を成し遂げたが、上信越地区チャンピオンシップで前期優勝の群馬に敗れ、4年ぶりに地区優勝を逃した。内藤監督は敗退が決まった24日の試合終了後、進退について「終わったばかりで何とも言えないが、2年契約なので今後考えていきたい」とコメントしていた。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【ルートインBCL】新潟が地区優勝逃す 群馬に逆転負け

ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは24日、新潟市のみどりと森の運動公園で上信越地区チャンピオンシップ第6戦を群馬ダイヤモンドペガサスと戦い、3-5で逆転負け。対戦成績2勝3敗1分で上信越地区優勝を逃した。新潟が地区優勝を逃すのは4年ぶり。新潟に勝った群馬と北陸地区を制した石川が26日からのBCリーグチャンピオンシップを戦う。


群馬に逆転負けを喫し、サポーターに挨拶する新潟アルビレックスBCの選手たち

◎上信越地区CS第6戦の試合結果◎
新潟3-5群馬
群馬 000 002 300 =5
新潟 200 001 000 =3
(バッテリー)
群馬:○ザラテ-広神
新潟:田村、●上野、佐々木、渡辺貴、渡辺雄-平野

◎戦評◎
2連敗から1分けを挟んで2連勝し、地区優勝に逆王手をかけた新潟。先制したものの群馬の強力打線に終盤逆転負けを喫し、4年連続の地区優勝はならなかった。
新潟は初回、相手投手の暴投で先制すると、6番・足立の中前適時打でさらに1点を加えた。
試合前に円陣を組む新潟アルビレックスBCの選手、スタッフ


1回裏、新潟が6番・足立尚也選手の中前適時打で2点目を挙げる

新潟の先発・田村(日本文理高出身)は5回まで1安打8奪三振と好投したが、6回に味方の失策と死球、暴投で無死2、3塁とピンチを招き、群馬の4番・井野口に中前2点適時打を浴び同点に追い付かれた。新潟の先発は2年目の田村勇磨投手(日本文理高出身)


6回表、群馬が無死2、3塁から4番・井野口祐介選手の中前適時打で2点入り同点に

同点とされた新潟は6回裏、四球と犠打で2死2塁のチャンスを作ると、8番・萩島が左前適時打を放ち、勝ち越した。
しかし群馬は7回表2死から4連打で3点を奪い逆転。新潟は群馬の先発・ザラテに7回以降無安打に抑えられ敗れた。6回裏、新潟が2死3塁から8番・萩島寿哉選手の左前適時打で再びリード


7回表、群馬打線に再び逆転されマウンド上に集まる内野陣とギャオス内藤監督


9回裏、打席に向かう青木智史選手 ライトフライに倒れ、これが現役最後の打席となった


4年ぶりの上信越地区優勝を決め喜ぶ群馬ダイヤモンドペガサスの選手たち

◆新潟・ギャオス内藤監督の話◆
「選手のおかげで第6戦までできて誇りに思う。群馬の発想力でちょっとしたスキを狙われた。田村はしっかり投げてくれたが、(群馬の)ザラテに最後まで投げ切られた。(田村は)中3日だったが内野陣のちょっとしたミスで力が入った。(6回は)同点で何とか切り抜けてくれた。(攻撃は)ザラテが尻上がりに調子が上がった。先制できたのは大きかったが・・・。土壇場でのスキをきっちり(群馬が)狙ってきた。新潟の投手陣は真っ向勝負をして投球ができた。(敗退は)悔しいが限られた選手の中でみんなががんばってくれた。(監督の進退は)きょう終わったばかりで何とも言えないが2年契約なので今後考えていきたい。悪天候の中、足を運んでくれたサポーターに感謝したい」

◆新潟・稲葉大樹主将の話◆
「本当に悔しい。最後まで応援してくださったサポーターの皆さんに感謝しかない。群馬の打線が凄かった。序盤の2点で勝てるとは思っていなかったので、さすがだなと思った。群馬の気持ちが勝ったのではないかと思う。キャプテンをやらせていただき感謝している。逆に若手に日本一を味わせてあげられなかったという悔しさがある。(自身のキャリアについては)白紙で今は何も考えていない」

◆今季での現役引退を表明している新潟・青木智史選手の話◆
「このシリーズで負けるつもりはなかったので、勝てる試合を落とし悔しい。日本一を必ず獲れるチームだと思っていたので、ここで去らなければいけないという現実が悔しい。(9回の打席は)ここで点が入らなければチームが終わってしまうので何とかチャンスを作りたいという気持ちだった。何とか塁に出ようと挑戦する気持ちで打席に立った。人間的にも野球人としても成長できた7年間だった。この環境や支えてくれた人、サポーター、全ての人に感謝の気持ちでいっぱい。悔いはない。今後は新潟県内の企業に就職して一社会人として新たなスタートを切る予定。違った形でみんなの活動をサポートできるように自分自身がんばっていきたい」

(取材・撮影・文/岡田浩人)