【高校野球】村松×新井が引き分け再試合 3試合が順延 新潟大会1回戦

第96回全国高校野球選手権・新潟大会は11日、1回戦10試合が6球場でおこなわれた。当初は13試合が予定されていたが、雨で試合開始が遅れたため3試合が12日に順延となった。村松と新井の試合は延長15回、5-5で引き分け再試合となった。新潟県高野連によると、夏の選手権新潟大会での引き分け再試合は延長15回制になった2000年以降では初めて。それ以前の延長18回制では1976年2回戦の柏崎1ー1高田北辰(現関根学園)以来。春秋を入れると今年5月の春4回戦の新潟商4ー4三条以来。12日は5球場で1回戦12試合が予定されている。


鳥屋野① 8回表に高田北城の4番・小田将輝選手が大会第1号本塁打放つ

◆11日の1回戦の試合◆
<鳥屋野>
①高田北城10-2巻総合(8回コールド)
②長岡工5-2塩沢商工
③中条3ー0正徳館

<五十公野>
①東京学館新潟9-2高田農(7回コールド)

<五泉>
①長岡高専7-6新発田商
②柏崎工8ー0海洋(7回コールド)

<悠久山>
①新潟江南13-4新潟青陵(8回コールド)

<佐藤池>
①村松5ー5新井(延長15回引き分け再試合)

<三条パール金属>
①高田11ー0敬和学園(5回コールド)
②長岡5ー4小出(延長11回サヨナラ)

◇大会第1号本塁打の高田北城・小田将輝選手の話◇

「打ったのは真ん中のストレート。打った瞬間は行くかな、という感じだった。ヒットがなく『ここで1本出せ』と監督に言われていたので振り抜けた。自分が第1号でいいのかな、という気持ち。でも嬉しい。室内練習場がないので冬場はウエートトレーニングでベンチプレスなどに取り組んだ結果、2~3キロ体重が増えパワーがついた。チームで勝ち取った勝利で嬉しい」


悠久山① 新潟青陵打線を4点に抑えた新潟江南①藤井雅也投手

◇新潟青陵をコールドでくだした新潟江南・星野達之監督の話◇
「こんなに打てるとは思わなかった。相手投手がボール先行だったので、チャンスに1球1球絞って直球待ちでうまく打つことができた。(新潟青陵は)力が上だと思っていたが、試合が始まって点数を取られ『やっぱり強い』と思った。ただそこで序盤の3失点で藤井くんがこらえてくれたのが大きかった。(次戦の新潟商戦は)考えていないが、これから準備したい」

◇新潟江南・藤井雅也投手の話◇
「最初は緊張して高めに行ってしまったが、とちゅうから低めにボールを集めることができた。青陵打線は凄いと聞いていたので何とか少ない失点でと思っていた。(秋まで一緒に投手をやっていた選手が転校して)1人で投げなきゃいけない、自分が抑えなきゃ勝てないという意識になった。新潟商は投打にいいチーム。自分の投球をしたい」

◆12日の試合予定◆
1回戦
<鳥屋野>
①長岡商(10:00)新潟向陽
②柏崎(12:30)羽茂

<五十公野>
①新発田(9:00)阿賀黎明
②上越総合技術(11:30)相川
③松代(14:00)十日町

<悠久山>
①六日町(9:00)新潟北
②見附(11:30)長岡向陵
③新潟西(14:00)長岡農

<佐藤池>
①上越(10:00)新津工
②村松(12:30)新井
※12日に予定していた柏崎常盤×開志学園、新発田農×関根学園は13日へ。13日の佐藤池の試合を14日へ、14日の試合を15日へ順送りに。

<三条パール金属>
①十日町総合(10:00)久比岐
②川西(12:30)新発田中央

(取材・撮影・文/岡田浩人)