【高校野球】日本文理で壮行会 「最後まで諦めず頑張る」

第86回選抜高校野球大会(21日開幕)に出場する日本文理高校(新潟市西区)で12日、野球部の壮行会が開かれた。1、2年生約600人が大井道夫監督、ベンチ入り選手18人とマネージャーにエールを送った。日本文理の選手は13日に合宿先の徳島県阿南市に向けて出発する。

選抜旗を手した池田貴将主将を先頭に入場する日本文理の選手たち

壮行会には篠田昭新潟市長が出席し、「先輩が築き上げた日本文理の粘りの野球を春の甲子園でも発揮していただきたい」と激励した。大井道夫監督は「一般の生徒諸君も野球部員とともに一緒に戦いましょう。そして校歌を甲子園球場で歌いましょう」と甲子園での応援を呼び掛けた。池田貴将主将は「選抜大会ではこの冬にやってきたことをいかし、最後まで諦めず頑張って来ます。勝つためには全校生徒の応援が必要なので、甲子園に足を運んでください。応援よろしくお願いします」と挨拶した。

激励の言葉を述べる篠田昭新潟市長

挨拶する大井道夫監督

挨拶する池田貴将主将と選手、マネージャー

壮行会後、取材に応じた池田貴将主将は「力をもらった。全校生徒のために全国制覇してきたい。鹿児島遠征では守備の乱れで点数を取られたが今は徐々に良くなっている。遠征での課題を今後の練習試合で克服して大会に臨みたい」と話した。飯塚悟史投手は「チームの調子は良い。自分自身は(練習試合で)失点したが自分の中で目的を持ってしっかりやれた。しっかり調整して選抜を迎えたい」と意気込みを話した。
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日本文理の選手たちは13日から徳島県阿南市での合宿に出発し、現地で練習試合などをおこなう。14日の抽選会には池田主将が出席する。徳島合宿の後は大阪入りし、練習試合で最終調整をおこなう。選抜大会は21日に開幕する。

(取材・撮影・文/岡田浩人)