【BCL】新潟の野手コーチに前楽天・高須氏 内野手と兼任

BCリーグの新潟アルビレックスBCは9日、野手総合コーチに前楽天の内野手・高須洋介氏(37)が就任すると発表した。高須氏は佐賀県の出身。青山学院大卒業後の1997年にドラフト2位で近鉄に入団。2005年に新球団として誕生した楽天に移籍。内野手として活躍し選手会長も務めたが、ことし10月に戦力外となった。新潟では内野手との兼任コーチとなる。10日13時から就任記者会見がおこなわれる。会見の模様は下記のアドレスで、インターネットで生配信される。
http://www.ustream.tv/channel/albibc

(文/岡田浩人)


【NPB】加藤健、今井啓介の2選手とOBが少年野球教室

新潟県出身のNPBプロ野球選手の巨人・加藤健選手(31歳・新発田農高出身)、広島・今井啓介投手(26歳・中越高出身)の2人と、OBである本間忠さん(36歳・元ヤクルト)と横山龍之介さん(25歳・元阪神)による小学生野球教室「ベースボールクリニック2013」(主催・新潟野球ドットコム)が8日、新潟市中央区のハードオフ・エコスタジアムでおこなわれた。県内13チームの小学生約250人がプロの指導を受けた。

左から加藤健選手、今井啓介投手、本間忠さん、横山龍之介さんの講師4人

新潟県出身のプロ野球選手が球団の枠を超えて野球教室をおこなうのは去年に続き2度目。12月の新潟では珍しい晴天が広がったため、主に屋外グラウンドでおこなわれた。投手組と野手組に分かれて、投手は今井投手と横山さんが指導、野手は加藤選手と本間さんが指導をおこなった。およそ1時間半の教室ではキャッチボールの後、野手組はティー打撃、投手組は捕手を相手に投球をおこない、加藤選手や今井投手が子どもたちに声をかけるなどしてフォームの指導をおこなった。

巨人・加藤健選手がバッティングの実演をすると子どもたちから歓声が上がった

広島・今井啓介投手は1人1人に声をかけながら投球指導した

元阪神・横山龍之介さんも身振りを交えて指導した

加藤選手は「新潟の子どもたちの役に立てればと思っていたのでこういう機会は嬉しい」と話し、今井投手は「こういう野球教室から高校野球、甲子園、そしてプロに入る子どもが出てくれば最高です」と感想を話した。

昨年限りで現役を引退し現在は胎内市役所の臨時職員を務めている横山さんは「これくらいの規模でやる地元での野球教室は初めて。プロで教わった質の高い練習方法などを伝えていけたら」と今後も地元での野球指導に意欲を見せた。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【BCL】新潟アルビレックスBCが5選手をドラフト指名

BCリーグは6日、長岡市の悠久山球場でドラフト会議を開いた。新潟アルビレックスBCは新潟県出身の1人を含む5選手を指名した。

新潟アルビレックスBCが指名した選手は以下の通り
■地元枠指名 渡辺雄大(投手 22歳 中越高-青山学院大)
■通常指名① 沢田泰輔(捕手 22歳 大阪体育大)
■通常指名② 山岸大輝(投手 21歳 日大国際関係学部)
■通常指名③ 杉直道(内野手 22歳 三重中京大卒)

■通常指名④ 趙英学(内野手 21歳 鶴見大)


渡辺雄大投手

山岸大輝投手

杉直道選手

趙英学選手

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【BCL】6日にドラフト会議 指名待つ県出身・渡辺雄大投手

BCリーグは6日、6球団が参加してドラフト会議をおこなう。新潟県出身選手では中越高出身で青山学院大4年の渡辺雄大(ゆうた)投手が唯一、先月のトライアウトで最終テストまで残った。「地元球団が希望」と話す渡辺投手は、6日15時からのBCLドラフト会議での指名を待つ。

BCリーグのドラフト会議での指名を待つ渡辺雄大投手

◇「エリートに負けたくない」・・・NPBへの強い決意◇
185センチの長身が一度マウンドで沈む。右足を一塁方向へ踏み出す独特のクロスステップと、球の出所が見にくいサイドハンドから投じられるキレのあるボールに、各球団幹部が大きくうなづいた。先月9日と10日におこなわれたBCリーグのトライアウト関東会場で、渡辺雄大のフォームはひと際目を引いた。1回を投げ無失点でマウンドを降りた。球速は最速135キロだった。
「落ち着いていい投球ができました。久々の実戦形式のマウンドだったので」
トライアウト終了後、渡辺はほっとした表情を見せた。

中越高の出身。2009年夏の新潟大会の準優勝投手。しかしあの夏の記憶は渡辺の中に苦い思い出となって刻まれている。
決勝の相手は日本文理。後に甲子園で新潟県勢初の決勝に進出した“あの”チームだった。先発した渡辺は、降りしきる雨の中制球が定まらず、初回1死から5連打を浴び降板。この回に中越は7失点し、試合は4-12で敗れた。
「今振り返ると練習や考え方も未熟でした。足りないところばかり。うまく調整もできずに決勝を迎えたことが一番悔しい。エースとしてチームを勝たせることができませんでした」
中越に勝って優勝した日本文理は甲子園で快進撃を続けた。新潟県勢初の準優勝を果たし、新潟県中がその活躍に沸き返った。
「あの夏は正直どこに行っても文理、文理で・・・文理が甲子園で勝てば勝つほど悔しさが増しました。春の決勝は渡り合うことができたのに(文理3-0中越)、自分がしっかり投げていればと、文理の試合を見るたびに悔しさが積み重なりました」

大学は東都の名門・青山学院大に進学した。同期は甲子園で活躍した選手ばかりだった。練習でも試行錯誤を繰り返したが、なかなか出番は巡ってこなかった。
「大学3年の時に試合に出ることもできず、監督やコーチに変わったと思われないとチャンスも来ない。思い切ってフォームをサイドスローにしました」
長い手足と独特のステップ。サイドからのボールは打者から見えづらい。左打者へのワンポイント対策として「自らの特徴」をいかしたフォームを完成させた。
しかし大学では「先発完投型」が重宝される。東都での公式戦登板の機会はなかった。

独立リーグの話を聞いたのはフォームを変えた頃だった。
「先輩から話を聞いて、教師になろうかとも考えていたのですが、NPBに行きたいと考えて、NPBに近いところで野球を続けたいと思いました」

BCリーグトライアウトでその投球を披露した渡辺。その姿を見た元NPB選手である監督やコーチからは「変則の左投げで面白い。NPBを狙える素材」と高い評価を得た。プロの世界では特徴のある左投手は中継ぎ、リリーフなどで重宝される。大学では活躍の場に恵まれなかった渡辺だが、「これで球速がアップすれば十分通用する」(ある球団の投手コーチ)との評価だった。

「今はドラフトが楽しみです」
ドラフト前日に落ち着いた声で話した渡辺。
先月30日には2009年同期の中越と日本文理のメンバーがハードオフ・エコスタジアムで4年ぶりの“試合”をおこなった。渡辺も「参加したかったがどうしても日程が合わなかった」と参加できなかったことを残念がった。
ただ、BCリーグ入りすれば故郷・新潟での5年ぶりの登板も見えてくる。
「神宮では成長した姿を見せることができませんでした。だから新潟で活躍してお世話になった人たちに4年間で成長した姿を見せたいんです」
そして、力を込めてこう続けた。
「甲子園で活躍して、大学でも活躍して、NPBや社会人に行く・・・自分はそんなエリートではありません。泥くさく野球をやって、エリートに負けたくない。目標はNPBに入ること。1年でも1日でも早く上に行けるよう、一日一日、一生懸命やりたいと思います」

※BCリーグのドラフト会議は6日(金)15:00からで、インターネットで生中継される予定。
http://www.ustream.tv/channel/bcleague?rmalang=ja_JP

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【イベント】『巨人・加藤健選手と新潟のファンとの集い』開催のお知らせ

このたび、ふるさと入りする巨人・加藤健選手と、新潟のファンとの集いを企画しましたのでご案内申し上げます。今年入団15年目を迎えた加藤健選手とファンとの皆さんをつなぐ楽しいイベントです。多数の皆様のご参加をお待ち申し上げています。

読売ジャイアンツ・加藤健選手

■巨人・加藤健選手と新潟のファンとの集い■
日 時:12月7日(土)19:00~20:30(受付18:30~)

場 所:新潟テルサ3階 大会議室[新潟市中央区鐘木(しゅもく)185-18]

出 演:読売ジャイアンツ・加藤健選手(新発田農業高出身)
     当日、長岡市出身の特別ゲストの登場も?

特別ゲストの登場も??

内 容:加藤健選手によるトーク
     質問コーナー、貴重なグッズが手に入る大抽選会、など
     今季、加藤選手と対戦したピッチャーが登場??トークで対戦??

参加費 :お1人様 1,500円(当日会場にて徴収させていただきます)

■主催、お申し込み、お問い合わせ先■
新潟野球ドットコム 岡田浩人
下記メールアドレスまで参加される方のお名前をお知らせください
info@niigatayakyu.com
(当日、会場での申し込みも可能ですが、会場の席数の都合もあり、あらかじめ申し込んでいただけると助かります)

急きょのご案内となり申し訳ありません。
多数の皆様のお申し込み、ご来場をお待ちしております!