【社会人野球】バイタルネットが2年連続V 日本選手権出場決める

10月におこなわれる社会人野球・日本選手権への出場をかけた北信越最終予選の代表決定戦が17日、ハードオフ・エコスタジアムでおこなわれ、バイタルネット(新潟市)が8-3で伏木海陸運送(富山・高岡市)をくだし、2年連続5度目の本大会出場を決めた。

<試合スコア>

バイタルネットは1回、四球と犠打で1死二塁とし、3番鈴木裕一の中前適時打で1点を先制。同点に追い付かれた直後の3回裏、満塁の好機で4番丸山裕介(金沢星稜大出身)が左越え満塁本塁打を放ち、試合を優位に進めた。

3回裏 バイタル・丸山満塁本塁打③
3回裏、バイタルネット4番・丸山裕介選手が左越え満塁本塁打を放つ
(背番号22 下写真は左が丸山選手)

バイタルネットの先発投手・曽根瑛二は3回に1失点したものの、6回を投げ被安打5で粘り強い投球を見せた。その後は宮内鉄也-河田貴之-江村知大とつなぎ、8回途中から抑えの田中大輔が締めた。1回表 バイタル・曽根②
先発したバイタルネット・曽根瑛二投手
8回途中から登板したバイタルネット・田中大輔投手

バイタルネットの三富一彦監督は「(ことし6月の)都市対抗の北信越予選で悔しい負け方をしたので、絶対に(日本選手権は)行かなきゃいけないと、チーム一体になれた。投手がしっかり投げてくれて、打撃にいい影響が出た。丸山の満塁本塁打で流れができて楽になった。(本大会では)出るからには2勝、3勝を目指したい。バッテリー中心の守りから入る勝ち方で勝利したい」と話した。

大会の最高殊勲選手賞に選ばれた丸山は「(3回の満塁の場面は)思い切っていこうと思った。落ちるボールが甘く入ってきた。絶対走者を還したかった。最高の形になった。(全国の舞台に出場でき)嬉しい。チームの勝ちにこだわりたい」と喜びを表した。

バイタルネットは10月28日から京セラドーム大阪でおこなわれる日本選手権に出場する。

三富一彦監督を胴上げするバイタルネットの選手たち
<試合動画 試合開始~5回終了まで>

<試合動画 6回表~試合終了まで>

<試合動画 三富監督胴上げ、三富監督と丸山選手インタビュー>

(取材・映像・文/岡田浩人)