【大学野球】東北福祉大1年・波多野陽介投手 オープン戦で登板重ねる

日本文理高校2年生の時に春夏連続甲子園出場を果たし、今春卒業した波多野陽介投手が東北福祉大学に進学。初の大学キャンプを経て、体が一回り大きくなった波多野投手は新1年生ながら中継ぎ、抑えとしてオープン戦での登板を重ねている。
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明治大学とのオープン戦に登板した波多野投手

波多野投手は高校2年春の選抜甲子園で140キロ台中盤の重い直球を投げ込み、注目を集めた。2年夏にも甲子園に出場し、初戦で優勝した日大三高に敗れたものの、序盤は日大三高打線を抑える力のこもった投球を見せた。同学年の田村勇磨投手(現・新潟アルビレックスBC)とともに、ダブルエースとして活躍したが、3年夏は県大会4回戦で敗退し、甲子園出場はならなかった。

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日本文理高時代の波多野投手

「高校3年生の時に甲子園に出れず悔しかった。大学では日本一なりたい」との決意で、今春、東北福祉大学に進学した波多野投手。新1年生ながらオープン戦で中継ぎや抑えとして抜擢され、既に10試合以上の登板を重ねている。3月29日には明治大学とのオープン戦で1対1の同点で迎えた9回裏に登板。明治大の3番打者・高山俊選手(日大三高出身)に右前ヒットを許し、四球などで満塁のピンチを招くと、最後は内野安打でサヨナラ負けを喫した。しかし山路哲生監督は「球に力がある。制球力などまだまだの部分はあるが、1年生のうちから経験を積ませたい」と期待を寄せる。

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ブルペンで投げ込む波多野投手

波多野投手は「大学野球はやはりレベルが高く、高校時代には打ち取れていた直球やスライダーも簡単に打ち返されてしまう。まだまだ勝負強さが足りない」と反省も、「しっかり練習して、将来的には先発完投型の投手を目指したい。目標はNPB入り」と前を見据えた。

(取材・文・撮影/岡田浩人)


【NPB】オリックス金子千尋投手 ぶっつけ本番の開幕先発も好投

オリックスの金子千尋投手(三条市出身)が3年ぶり3度目の開幕投手として29日のロッテ戦に先発。キャンプ中に右前腕部円回内筋の炎症で離脱し、紅白戦やオープン戦など実戦登板なし。ぶっつけ本番での大役だったが、8回を投げ被安打6、奪三振7、失点1の好投。1-1の同点で降板。勝敗はつかず。

(文/岡田浩人)


【中学硬式】新津五泉村松シニア、準々決勝で敗れる

中学硬式野球の第19回日本リトルシニア全国選抜大会の準々決勝が29日、大阪市でおこなわれ、NGM(新津・五泉・村松)シニアは0対9で関東代表・栃木下野シニアに敗れ、ベスト4進出はならなかった。次の全国大会は8月に東京でおこなわれる全国選手権大会で、6月から予選が始まる。

(文/岡田浩人)