【女子野球】開志学園女子硬式野球部が初練習

新潟県内初の高校女子野球部となる開志学園女子硬式野球部が24日、新潟市江南区のグランドで初練習をおこなった。4月に入学する新1年生17人のうち、16人が初練習に参加し汗を流した。
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春の陽射し、やや肌寒い風が吹く中、県内初の女子硬式野球部がスタートした。練習開始前には冨岡雄太監督が「大きな声で挨拶、そして指示には大きな声で返事をすること。それができなければダメ」と練習に当たっての心構えを示すと選手たちは大きな声で「ハイッ」と返事。その後、「行くぞ!」の大きな掛け声でグランドに飛び出すと、ランニング、キャッチボール、トスバッティングで硬式球の感触を確かめた。
20130324開志初練習②
20130324開志初練習③

既に中学時代に硬式球を扱っていた選手もいる一方、軟式用グローブで練習に臨んだ選手もいたが、ボールの違いに戸惑う様子は見られなかった。内外野ノックでは冨岡監督の速い打球に何とかくらいつこうという姿勢を見せていた。1期生の部員は全部で17人で、そのうち県内出身者が5人、県外出身者が12人。初めて一緒にプレーする仲間と声を掛け合いながら約2時間の練習を終えた。新潟市北区出身の頓所葉月さん(15)は「軟式球と違って硬式球は飛ばないので筋力をつけなければと感じた。初めてだけどいいチームワークでできて楽しかった」と笑顔を見せた。
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冨岡雄太監督は「自主練習をしてきた選手もいて、最初にしてはみんな良い動きだった。礼儀や挨拶をしっかりして人間的に成長させたい。目標は全国大会での優勝」と話した。今後はグランドでの練習を中心にチームのレベルアップを図り、県外遠征での練習試合を経て、8月に予定される最初の公式戦での勝利を目指す。

(取材・撮影・文/岡田浩人)