【高校野球】ベスト4は日本文理、加茂暁星、中越、関根学園 春季県大会・準々決勝

第138回北信越高校野球・新潟県大会(春季県大会)は6日、長岡市悠久山球場と柏崎市佐藤池球場で準々決勝の4試合が行われ、ベスト4が決まった。日本文理、加茂暁星、中越、関根学園の4校が準決勝に進んだ。準決勝は12日(土)に悠久山球場で行われる。

悠久山②加茂暁星4-1新発田
8回裏、加茂暁星の目黒琉斗が満塁の走者一掃適時二塁打を放つ

◎6日の準々決勝の結果◎
<悠久山>
①日本文理10-0上越(6回コールド)
文理 203 401 =10
上越 000 000 =0
(バッテリー)
文理:鈴木、新谷-佐藤
上越:三浦、土井、清水、小俣、堀田-二井
(二塁打)
文理:鈴木(1回)、先川(3回)、長坂(4回)
(三塁打)
上越:滝澤(1回)、大竹(3回)
(本塁打)
文理:米山2(1回・ソロ、4回・2ラン)、山田(6回・ソロ)

日本文理の先発①鈴木裕太は初回、新潟県の高校生で初めて150キロをマーク


初回に続き、4回にも2本目の本塁打を放った日本文理・米山滉人


上越は5番手で登板の⑩堀田滉樹が好投した

◇日本文理・鈴木崇監督の話◇
「(3本塁打も)打ち上げ花火にはならないようにと話した。日替わりで打てなかった選手が次の日に打っている。(米山の2本塁打について)じゃんけんの都合もあるが、4試合目の先攻で『初回に点数を入れよう』と話し、一~三番で得点をしようと話していた。鈴木は2連投だったがしっかり調整してくれた。(150キロについては)おまえはお客さんのためにやってるのか、と話した。(その打席で三塁打を打たれ)直球を続けて打たれている。150キロが出たからこそ、料理の仕方を考えてほしい。出たことを喜ばず、出し続けることを目標にしてほしい。(ベスト4だが)鈴木がしっかり5回まで投げてくれて、その後新谷がしっかり抑えることができた。この形が確立してきた。準決勝、その次も変わらずにいきたい」

◇150キロを計測した日本文理・鈴木裕太投手の話◇
「試合前、球が走っていると感じた。(連投で)肩や肘にもいい感じの張りがあった。(捕手の佐藤と)直球がいい感じだから、どんどん押して行こうと話していた。スピードガンは見なかった。1回が終わった後、監督からスピードを意識し過ぎだと言われ、2回からは決めるところで力を入れるような投球に変えた。1点はいいとは言われていたが、自分自身で得点をあげたくなかった。(150キロについては)ずっと150キロ以上の球を投げると言って、冬の練習をやってきた。1年秋(148キロを計測して)から球速が伸びず、期待されている中でプレッシャーもあったが、きょう150という数字が出たのでほっとしている。ベンチに帰ってきて皆から150キロが出たと言われた。そこからはスピードではなく、勝てる投手というのを意識して投げた。まずは春で優勝して、北信越大会で日本航空石川にリベンジしたいと話してきた。去年秋はケガをしてしまい投げることができなかった。自分が投げて勝ちたいという思いがある」

◇2本塁打の日本文理・米山滉人選手の話◇
「(先頭打者本塁打は)真っすぐで打った瞬間はレフトオーバーくらいかなと思ったが歓声で気づいた。(上位で点数をと言われていて)秋から通して初回に出塁する回数が少なかったので、まずは出ようという意識だった。2本目も打席に入る前に、監督から『ヘッドが残っているからヒットが出る』と言われ、狙いはセカンドライナーだったが、内角高めに来たので思い切り振り抜いたら本塁打になった。凡退が1つあるので、それをなくせるようにしたい。(準決勝へ)1週間空くが気持ちを切らすことなく、まずは準決勝に勝って北信越を決め、決勝でも勝って、夏の第一シードを決められるよう、まずは土曜にしっかり勝ちたい」

②加茂暁星4-1新発田
新発田 000 100 000 =1
暁 星 000 100 03 × =4
(バッテリー)
新発田:新田、当摩-鈴木
暁 星:白勢-宮本
(二塁打)
暁 星:目黒(8回)
(三塁打)
暁 星:本間(9回)

新発田の先発⑪新田翔星(2年) 変化球の制球がよく4回を1失点の内容だった


4回表、新発田は当摩信之介の中前適時打で先制


加茂暁星の⑩白勢悠貴(2年) 中盤からチェンジアップが冴えた


5回から登板した新発田①当摩信之介 テンポよく好投も8回につかまった


8回裏、3点を勝ち越し、喜ぶ加茂暁星ナイン

◇加茂暁星・飯田雅司監督の話◇
「新発田さんとは練習試合でも互角で、白勢がピンチでも凌いでくれて、流れが来た。走者を出しても変化球で切り抜けるという投球をしてくれた。(8回裏は)相手投手のテンポが早かったが難しく考えるなと話した。甘い球が来るので、チャンスはあると伝えていた。(走者一掃打の目黒は)打順を下げて楽に打たせようと考えた。詰まっているように見えたが伸びてくれてよかった。(準決勝へ)去年秋はベスト8だった。この試合でベスト8の壁を破って、日本文理に自分たちがどれだけできるかを確かめるために勝とうと話していた。向こうは王者。食らいついて泥臭い野球でやるしかない」

◇8回に走者一掃打の加茂暁星・目黒琉斗選手の話◇
「今までチャンスでも凡退が多く、結果が出せなかったが、今回は自信を持っていけた。強い気持ちで絶対に打とうと打席に入った。(チャンスは)おいしいぞと思った。(レフトの頭を越えて)うれしかった。この冬はどんな球でも対応できるようたくさん振り込んだ。(準決勝は)平常心で落ち着いていきたい」

◇1失点完投の加茂暁星・白勢悠貴投手の話◇
「(先発は)試合直前に言われた。緊張したが、周りに励まされた。直球も走っていて、チェンジアップで空振りを取ることができた。(ピンチでも)周りを信用して投げることができた。(5者連続三振は)チェンジアップがよかった。この冬に覚えた球。(準決勝へ)日本文理は強いが、しっかり対抗できるように1週間準備をしていい勝負をしたい」

<佐藤池>
①中越17-9長岡大手(7回コールド)
大手 202 031 1 =9
中越 080 405 × =17
(バッテリー)
大手:安達、渡邊、和田森-堀井
中越:渡辺、小林、山本雅、阿部、小林-小鷹
(二塁打)
大手:岡(1回)、菊地(2回)
中越:坂井2(2回、6回)、小鷹(4回)、山本雅(5回)
(三塁打)
大手:渡邊(3回)、石黒(5回)
中越:長岡(2回)
(本塁打)
中越:安達2(2回・2ラン、4回・2ラン)

4回表、中越・安達大和がこの試合2本目の2ランを放ち突き離す


6回表、長岡大手は先頭の三番・岡紘哉が左前安打 初回には適時二塁打を放った

◇中越・本田仁哉監督の話◇
「失点については自分のベンチワークも含めて、こういうことがないようにしたい。ただ試合がたくさん動く中でも集中して打ち続けることができたことは1つの収穫。特に主軸がしっかり打ち続けることができた。坂井、小鷹、そして安達は頼もしかった。(安達は)きょうの感触、自分の間を作って投手の球をしっかり呼び込んで振るという経験ができたのでは。自信にしてほしい。(打撃は)打つべきボールをふところに呼び込み、強いスイングをすることを徹底している。(ベンチワークは)複数の投手を使うタイミングが少しずれてしまった。(山本雅は)足がつったようなので無理をさせず降ろした。山本以外の投手もいい球を持っている。試合の中での使い方、技術を発揮する力を1週間あるので整理して臨ませたい」

◇2本塁打の中越・安達大和選手の話◇
「1本目は行くかどうかわからなかったが、(2本目は)打った瞬間に行ったと思った。練習でやってきたことを出せてよかった。打ったのは2本とも内角高めの直球。(練習では)ボールに対して最短で出す、強く叩く意識でやってきた。後ろにもいい打者がいるので繋ぐ意識だった。大会で結果が出ていなかったが、打ててよかった。本塁打は練習試合で2本しか打ったことがない。(自主練習では)高野海輝(背番号15)とずっと一緒に練習をしてきて、3回戦の後、打撃フォームで『タイミング取るのが遅い』と言われて修正できた。(準決勝へ)1試合1試合、全力でやっていきたい」

②関根学園5-1糸魚川
糸魚川 100 000 000 =1
関 根 130 000 01 × =5
(バッテリー)
糸魚川:伊倉、渡辺勝-伊藤想、小林
関 根:西本-玉木
(二塁打)
関 根:平塚2(1回、2回)
(三塁打)
関 根:小沼(2回)
(本塁打)
関 根:茅野(2回・2ラン)

2回裏、関根学園の二番・茅野仁英が2ランを放つ この回3点を勝ち越し


3回から登板した糸魚川⑩渡辺勝誠 6回を投げ失点1と安定


関根学園の先発①西本航紀は被安打4で1失点完投

◇関根学園・安川巧塁監督の話◇
「まだサインミスなどドタバタな形があり、反省点。(西本は)連投だったが、夏を見据えて連投をしておかなければと話していた中で、再三球速表示を気にしていたのがアカンぞと話していた。(昨秋から)球速が上がったが、抑えなさいとは言っていた。攻撃で12安打して5点というのはやりたい野球ではない。茅野が本塁打を打ち、みんなの気持ちがスタンドに行ってしまったのが反省点。守りは安定していたが攻撃は精彩を欠いた。(ベスト4は)抽選会から目標だった。秋に日本文理に負けているので、やりたいのは本音だが、まずは目の前の中越さんに勝つため一週間準備したい。なんとか食らいついていきたい」

◇1失点完投の関根学園・西本航紀投手の話◇
「連投で疲れもある中、きょうの課題は省エネ投球だったが、球数も少なく(97)投げることができたので、打たせて取ることを課題に投げることができてよかった。インコースを突き、打たせて取ることができた。去年は『打の関根』で自分が点を取られても取り返してくれた。今年は最後の学年で自分が引っ張る気持ちで、マウンドに立っている以上は1点も取らせないと思っている。(茅野の本塁打は)中学から6年間一緒にやってきて初めて見た(笑)。いい刺激を受けた。去年の3年生が北信越大会に行っているので、背中を追って自分たちも北信越へという目標がある。きょうは疲れもあり137キロだったが、まだまだ球速も出ると思う。来週の中越戦へ、頑張りたい」


◎12日(土)の準決勝の予定◎
<悠久山>
①日本文理(10:00)加茂暁星
②関根学園(12:30)中越

(取材・撮影・文/岡田浩人 取材・撮影/松井弘恵 写真提供/石澤朋子さん)


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