【高校野球】村上桜ヶ丘と日本文理が決勝へ 秋季県大会・準決勝

第135回北信越高校野球・新潟県大会は19日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで準決勝2試合がおこなわれ、村上桜ヶ丘と日本文理が勝ち、決勝進出と北信越大会出場を決めた。村上桜ヶ丘と日本文理の決勝戦は去年秋に続き2年連続。敗れた上越と関根学園は北信越大会出場の最後の枠を懸けて第3代表決定戦を戦う。

準決勝①村上桜ヶ丘3-2上越
サヨナラ勝ちで決勝進出を決め、喜ぶ村上桜ヶ丘ナイン

◎19日の準決勝の試合結果◎
<ハードオフ>
①村上桜ヶ丘3-2上越(9回サヨナラ)
上越 000 000 002  =2 H5
村桜 001 001 001× =3 H7
→村上桜ヶ丘が決勝進出と北信越大会出場決定
(バッテリー)
上越:高波-二井
村桜:遠藤-久志田
(二塁打)
上越:大平(9回)
(三塁打)
村桜:橋本(4回)

◎戦評◎
村上桜ヶ丘が9回に追いつかれたもののサヨナラ勝ちで、粘る上越を振り切った。
村上桜ヶ丘は3回、2死から一番・増田が安打で出塁。二盗と悪送球の間に3塁まで進み、二番・五十嵐の中前適時打で先制。6回には2死2塁の好機で五番・橋本の中前適時打で2点目を挙げた。
村上桜ヶ丘の先発・遠藤の前に8回まで2安打に抑えられていた上越は9回、2死2、3塁の好機を作ると五番・瀧澤有の中前適時打で2者が還り、土壇場で同点に追いついた。
しかし村上桜ヶ丘は9回裏、上越の守備の乱れから1死2、3塁とし、七番・太田の内野ゴロの間に三塁走者が還りサヨナラ勝ち。2年連続で秋の決勝に進出した。

村上桜ヶ丘の先発①遠藤壮真投手(2年)


上越の先発①高波力也投手(2年)


3回裏、村上桜ヶ丘が二番・五十嵐樹希選手(2年)の中前適時打で先制


6回裏、村上桜ヶ丘が五番・橋本瞭選手(2年)の中前適時打で2点目


9回表、上越が2死2、3塁から五番・瀧澤有亮選手(1年)の中前2点適時打で同点に


9回2死から同点に追いつき喜ぶ上越ナイン


9回裏、村上桜ヶ丘は1死2、3塁から太田優希選手(2年)の内野ゴロでサヨナラ勝ち


②日本文理3-1関根学園
文理 100 100 100 =3
関根 010 000 000 =1
→日本文理が決勝進出と北信越大会出場決定
(バッテリー)
文理:西村、鈴木-川村
関根:荒井、水井、平野-藤澤
(三塁打)
文理:笠原(9回)
関根:荒井(9回)

◎戦評◎
日本文理が中盤に相手のミスから勝ち越し、終盤にも1点を加え、関根学園を突き放した。
日本文理は1回、四球で出た走者が二盗で好機を作ると四番・川村の右前適時打で先制。
関根学園は2回、1死3塁から九番・斉藤光の一ゴロ内野安打で同点に追いつく。
日本文理は4回、死球で出た走者が二盗、捕手からの送球がセンターへ転がり、センターが後逸する間に一気に生還。1点を勝ち越す。さらに日本文理は7回、代打宮澤の中前適時打で1点を追加した。
日本文理は8回から1年の鈴木がマウンドに上がり、最速148キロの直球とスライダーを武器に2回を被安打1、無失点で抑えて逃げ切った。

関根学園の先発①荒井颯太投手(2年)


1回表、日本文理が四番・川村啓真選手(2年)の右前適時打で先制


日本文理の先発⑩西村勇輝投手(2年)



2回裏、関根学園が1死3塁から九番・斉藤光祐選手(2年)の内野安打で同点に追いつく


4回表途中からリリーフした関根学園③水井健太投手(2年)


7回表、日本文理が代打・宮澤大貴選手(2年)の中前適時打で3点目を挙げる



8回からマウンドに上がった日本文理・鈴木裕太投手(1年)
8回裏には最速148キロを計測しスタンドを沸かせた


 ◎20日の試合予定◎
<ハードオフ>
[第3代表決定戦]
・上越(10:00)関根学園

[決勝戦]
・村上桜ヶ丘(12:30)日本文理

(取材・撮影・文/岡田浩人 取材/松井弘恵)

 


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